『 新型インフルエンザにかかる人が一向に減らない。ワクチン接種による予防法が進みつつあるが、日ごろの備えも欠かせない。今回は食べて予防になる可能性のあるいくつかの研究をリポートする。◇抽出物が免疫細胞を活性化 ■キノコの作用に着目 新型インフルエンザの治療薬ではタミフルやリレンザが知られているが、最近はタミフルが効かない耐性ウイルスも現れた。耐性ウイルスが人から人に感染する事態までは至っていないが、今後どう対処すべきかは大きな課題だ。 そんな中、どのウイルスにも予防効果が期待できるかもしれないと言われる食材がある。キノコの一種、マイタケだ。 研究しているのは落合宏・富山大学医学部名誉教授(微生物学)と小尾信子さん(医学博士)らの研究チーム。キノコや生薬が、がん細胞の増殖を抑えたり免疫を強めたりする作用があることから、インフルエンザウイルスの増殖にも抑制効果があるのではと着目した。 まずはマイタケから温水で抽出した多糖を主成分とするエキス(煮汁を凍結乾燥させた粉末)が、ウイルスの増殖を抑えるかどうかを実験。ウイルスにはA香港型を使った。 ウイルスは生物の細胞(宿主細胞)に取りついて初めて増殖する。落合さんらはイヌの腎臓由来の細胞にウイルスを感染させ、その細胞が生きている培養液にマイタケ抽出物を加え、増殖を抑えることができるかを調べた。結果は予想を裏切り、ウイルスの増殖を抑えることはできなかった。■病原微生物を撃退 そこで、次に目をつけたのが白血球の一種であるマクロファージという免疫細胞。サイトカインといわれる生理活性物質を出し、病原微生物などを撃退する働きをする。 実験はマクロファージを添加した培地にマイタケ抽出物(濃度1ミリリットルあたり300マイクログラム)を加え、ウイルス増殖にどう影響するかを見た。すると、マクロファージとマイタケ抽出物の接触時間が長いほどウイルスが減り、12時間で3分の1~4分の1まで抑えることができた。 落合さんは「マイタケ抽出物自体がウイルスを直接攻撃するのではなく、免疫細胞を活性化させることで間接的にウイルスを減らせた」と説明する。 ■生理活性物質が抑制 では、どんな物質がウイルスの増殖を抑えたのか。 マイタケ抽出物の刺激時間が長くなるとともに、TNF―αが増えていることが分かった。TNF―αはマクロファージなどが分泌するもので、腫瘍(しゅよう)細胞を壊死(えし)させる生理活性物質として以前から知られるたんぱく質だ。 こうした実験結果を昨年、米国の医学雑誌「米国漢方ジャーナル」に発表した落合さんは「ウイルスの増殖を抑制した有効物質はTNF―αではないか」とみる。TNF―αがエイズウイルス(HIV)などを抑えることは以前から知られていたが、今回のように自然界にある食品(マイタケ抽出物)がマクロファージを刺激することで生成されるTNF―αがウイルスの増殖を抑えるという事実は、新しい研究結果だという。 同様の作用はショウガでも得られた。漢方薬の麻黄や桂皮(けいひ)にも抗ウイルス作用があるという。 ■マクロファージ刺激では、どれくらい摂取すれば有効なのか。
今回の実験から推定すると、100ミリリットルの水に15~30グラムの生マイタケを入れて鍋で煮て、その汁をすべて飲む量に相当するという。落合さんは「マイタケを食べると腸管粘膜で顔を出すマクロファージを刺激するのではないか」と推測。ただ、今回の実験は培養細胞を用いたものなので、人や動物に直接与えて効果を確かめたものではない。効果の判定にはさらに厳密な追跡試験が求められる。 ■センダン、牛初乳も 新型インフルエンザウイルスの予防法としては、南西諸島や九州などに自生するセンダンの葉も注目され、ウイルス研究で知られる根路銘国昭氏(沖縄県)が抽出成分を生かしたスプレーを開発。桑の葉にある成分の抗ウイルス作用に着目した研究も進んでいる。 また、牛の初乳(出産後6、7日目の乳)を含む市販の初乳サプリメント(栄養補助食品)が子供や大人の風邪やインフルエンザを予防したり、症状を軽くする効果が学会で発表され、保育園などで効果を確かめるモニター試験も行われている。』10月24日毎日jp
自然界に自生する植物やきのこ類の食材に新型インフルエンザウイルスを殺すのではなく、人間の免疫機能や免疫力を上げて、ウイルスを抑える効果を持つものがあるものが発見されたということです。西洋医学のウイルスに対抗するのではなく、人間の持つ自然治癒力を高めウイルスの増殖を抑える働きで元の健康を取り戻せると言う薬効効果ではないでしょうか。その分平素から日常生活の中に食材として取り入れる必要が有ると思います。人間ならどれくらいマイタケを取れば有効なのか実験と研究を重ねて頂きたいと思います。抗生物質や抗ウイルス剤は、耐性ウイルスが現れるのは常識で、又新しい抗生物質や抗ウイルス剤の開発が必要になり、人間への副作用がいつも問題になります。自然の中に自生している草根木皮や植物やきのこ類から抽出されたエキスは、人間の体にも順応性があり、体にも優しく、副作用も少なくエコ時代の薬なるのではないでしょうか。ウイルスを殺菌、死滅させる効力の強い薬は、人体への影響も必ず出ますし、薬害訴訟問題を引き起こすだけです。沖縄県に自生しているセンダンの葉も注目され、ウイルス研究で知られる根路銘国昭氏が抽出成分を生かしたセンダンの葉スプレーも既に販売されていますし、市販の初乳サプリメント、栄養補助食品で子供や大人の風邪やインフルエンザを予防したり症状を軽くする効果の研究も是非進めて頂きたいと思います。人間の母乳にも赤ちゃんの免疫力を上げる成分が入っていて、お母さんの母乳で育つ赤ちゃんは病気に強い子供に育つと日本では昔から言われて来ましたが。この新型インフルエンザの感染が拡大している今身近な問題として見直しても良いのではないでしょうか。東洋医学やその地方に伝わる民間医学屋伝承医学の中から、今感染が拡大している新型インフルエンザに抗ウイルス作用があり、インフルエンザを予防する自然界に天然の植物やきのこ類やお茶の成分から発見されるのではないでしょうか。
※メニエール病(メニエールびょう)
『メニエール病(メニエールびょう)は、一般的にめまいと相まって、耳の聞こえにくい状態と耳鳴りが重なる症状のものを言う。フランスの医師プロスペル・メニエール(Prosper Ménière)が1861年に初めて報告したのでこの名前がついている。「メニエル病」「メヌエル病」「メニエル氏病」とも厚生労働省の特定疾患に指定されている難病である。原因には諸説あるが、解明されていない。
『東京都は26日、食パンに含ませた花粉エキスを口の粘膜から吸収する舌下減感作療法を花粉症患者142人に実施した結果、約7割で症状が消えたり、軽減したりし、重い副作用は1例もなかったと発表した。減感作療法はアレルゲンと呼ばれる原因物質を体内に取り込み、症状緩和を期待する治療法。都は「これほどの規模で舌下減感作療法の有効性が確認されたのは初めて。実用化を期待したい」という。』2009年10月26日(月)18:26共同通信
花粉症の特効薬は、なかなか出て来ません。点鼻薬も毎年使う薬のを変えないと慣れが生じ効きませんし、抗ヒスタミン剤は、眠たくなりますが。最近は眠たくならない物も耳鼻咽喉科で処方して貰えますが。くしゃみとはくしょんで、鼻水が止まらず、頭も痛くなり、テイシュぺーパを一箱使い、鼻をかみ過ぎて鼻から血が出て来たり、鼻が紙でこすれて赤い鼻になってしまいます。涙目になり困ります。漢方の小青龍湯エキスが良く効きますが。鼻水が止まった分喉が渇き胃が重たくなるのかことが有ります。後二年で花粉症の薬が、治療に実用化されると耳鼻咽喉科の先生が言われていましたが。ベテランの薬剤師さんでも半ば諦めている人も多く、治らずに仕方が無いと言われています。「食パンに含ませた花粉エキスを口の粘膜から吸収する舌下減感作療法を花粉症患者142人に実施した結果、約7割で症状が消えたり、軽減したりし、重い副作用は1例もなかったと発表した。」しましたが、食パンに含ませた花粉エキスを口の粘膜から吸収する舌下減感作療法で後アレルギー症状が出なかったのでしょうか。アレルゲンを調べる検査でどの花粉が、花粉症のアレルギー症状を起こしているか検査してからなのでしょうね。重い副作用が一例も無かったのですから、素晴らしい舌下減感作療法と思います。今の日本で花粉症で困っている人が、子供から大人までほとんど花粉症の患者ですから本当に朗報になると思います。
『秋に生まれた女の子は、春生まれなどに比べて朝型の傾向が強いことが、原田哲夫・高知大准教授(環境生理学)らの調査でわかった。 生後間もなく夜明けの遅い時期がやってくるので、早朝の光への感受性が高まることが原因と考えられる。 男子ではこうした傾向はなく、女子でも成長とともに消えていた。大阪市で開かれている日本時間生物学会で27日、発表する。 原田准教授らは、高知市内の保育園と幼稚園、小中高校、大学、専門学校の約1万人を対象に、「毎朝6時に起きるのは簡単か」などをアンケート調査。点数化して朝型と夜型を分けた。 保育園・幼稚園と小学校の女子では、9~11月生まれに朝型の傾向が強かった。中でも11月生まれが最も朝型で、3~5月生まれに比べ、起床時間にして30分近く朝型だった。また、秋生まれの女子は気分の落ち込みも少ない傾向にあった。 こうした傾向は、男子では見られず、女子も中学校以降では消えた。カナダの研究では、同様の傾向が成人男女にもあることが報告されている。原田准教授は「高知はカナダに比べ緯度が低く、日の長さの変化が少ないため影響が限定的なのだろう」と分析している。』2009年10月26日(月)18:14
春生まれの子供達は、木の芽時と言われ気分が落ち着かず、眠気を催すので季節の季節の影響を受けやすいのでしょうか。秋生まれの子供達は、日本の秋の時候も良さと気温も程良い体への影響も有ると思います。夜明けの遅い時期がやってくるので、早朝の光への感受性が高まることが原因と考えられるそうですが。秋生まれの女の子に羽、気分の落ち込みが少ないと言うことは、鬱状態になりにくいといえるのがなぜでしょうか。秋生まれの男の子には見られずに中学校意向ではなぜ消えたのか、今後も調査し研究して頂きたいと思います。自然に恵まれた高知県の風土や気候の特性、秋の気温、天候、気象条件も有るのではないでしょうか。夜更かしの生活習慣が、子供達に増えている今日の家庭日本の家庭環境で早寝、早起きの習慣を子供達に取り戻す為に役立つアンケート調査と思います。睡眠時間による朝型と夜型を解く鍵になり、ごともたちの睡眠不足解消と睡眠による免疫力の向上に繋がれば良いと思います。
拡大写真 |
(写真:産経新聞提供) |
◆重症化の危険も
「RSウイルス感染症は、2歳までにほとんどの乳児が感染する。感染すると多くの場合、発熱や鼻水、せき程度で済む。ただ、早産で生まれたり、呼吸器や心臓に持病がある乳児は重症化すると、気管支炎や肺炎を起こす危険性もある」。こう話すのは、福島県立医科大学の細矢光亮教授(小児感染症学)。 早産児は早く生まれてきた分、母親から受け取る抗体が少ない。また、呼吸器の機能や免疫機能が未発達でもある。そのため、RSウイルスを発症すると、重症化する可能性が高いという。 国立感染症研究所のまとめによると、RSウイルス感染症の報告件数は、10月第2週で500件以上に上り、増加傾向。例年4月ごろまで流行し、ピークは12~1月と予測される。 現在、実用化されたワクチンや抗ウイルス薬はない。治療は点滴での水分補給や気管支拡張剤の投与などにとどまるという。 ウイルスは体外に出ても6時間程度、感染力が持続する。大人が風邪をひいて、はなをかんだ後、無意識に手で触れた物などを介して、乳児が感染する。家族全員の注意が必要だ。 対策として、細矢教授は▽帰宅時および食前によく手を洗い、うがいをする▽家族が風邪をひいたら、マスクの着用▽乳児の周りの物はアルコールなどでこまめに殺菌する▽冬の時期は人込みに連れ出さない-と呼びかける。
◆3割しか知らない
そもそも、RSウイルスを知らない人が多い。
東京女子医科大学の楠田聡教授(周産期医学)は、2歳未満の子供を持つ母親約1万人にネット上でアンケートを実施。それによると、RSウイルスを「知っている」と答えた人は全体の3割にとどまった。 楠田教授は「まずは多くの母親たちが病名を知って、予防対策に積極的に取り組んでいくことが大切。早産児の出生率が上昇している中で、認知を高めていくことが急がれる」と話している。』10月27日7時56分配信、 産経新聞