『兵庫県神河(かみかわ)町コメの一部は町内の17校園で約1400人の園児や児童らが米飯として食べて小中学校や幼稚園などの給食用に納品されたコメから、農林水産省が食用の流通を規制している基準を超える濃度の有害重金属カドミウムが検出されたと、兵庫県の外郭団体「県体育協会」が12日、発表した。コメの一部は町内の17校園で約1400人の園児や児童らが米飯として食べていたが、食品衛生法の基準値は下回っており、健康被害の報告はないという。 県体育協会によると、カドミウムが検出されたコメは2009年度の神河町産。同協会が所管する県学校給食総合センターが2月分の給食用として1月21日にJA全農兵庫(神戸市)から玄米47袋(計1410キロ)を購入した。 同センターは1月28日、財団法人「日本穀物検定協会」に定期検査を依頼。47袋のうち1袋から抽出した玄米からカドミウム0.79ppm(1キロ中に0.79ミリグラム)が検出されたことが2月8日に報告されたという。 しかし、同センターでは2月4、5日の給食用として町内の2カ所の給食施設にコメを供給。施設で調理されたコメ計2894食分(約203キロ)が町内の小中学校、保育所、幼稚園の計17校園で消費された。このほかのコメはすべて回収したという。 コメのカドミウム含有濃度については、国が食品衛生法で1.0ppm未満と定め、これ以上の濃度のコメは焼却処分されている。また0.4~1.0ppmのコメについても、農林水産省所管法人が国の補助金で買い上げ、工業用などの非食用として売却してきたが、08年の「事故米」事件を機に、同年からは焼却処分されることになった。 濃度の高いカドミウムが含まれた原因について、県農業改良課の金川良夫課長は「土壌に含まれるカドミウムが吸収されないようにする、水田の管理が徹底されていなかったのではないか」と説明。検査結果が消費後になったことについて、県体育協会の大西剛専務理事は「これまでの検査結果から、大丈夫だろうと思っていた」と釈明した。 県によると、神河町に隣接する朝来市には73年まで採掘が続いた生野鉱山があり、鉱石の製錬過程などで流出したカドミウムが川に流れ込むなどして、当時、水田で栽培されたコメから食品衛生法の基準値を超えるカドミウムが検出された。このため、72~96年にかけて町内の水田101.71ヘクタールが農用地土壌汚染防止法で「汚染田」に指定され、土壌改良などで01年までに全水田で指定が解除された。 』2010年2月13日16時53分アサヒコム
兵庫県の学校給食が、地元産の食材を取り入れて「地産地消」を目指しても学校給食の「食の安全性」が確保されないと何にもなら無いと思います。カドミウム汚染米の問題は最近聞かなつたと思いましたが。有害重金属カドミウムが検出されたお米の一部は神河町内の17校園で約1400人の園児や児童らが米飯としてすでに食べてしまった後の報告です。健康の被害の報告はないと言っていますが。医学的な追跡検査も必要では有りませんか。アレルギー体質やアトピーの子供達もいることを忘れないで下さい。安心して子供達が、汚染米事件以降学校給食を食べられないようでは困ります。学校給食に携わる行政の責任者は、何事も後の祭りにならないようにして欲しいと思います。食品衛生法の基準値は下回っており、健康被害の報告はないと言っていますが本当に心配は無いのでしょうか。農林水産省が食用の流通を規制している基準を超える濃度の有害重金属カドミウムが検出されたと、兵庫県の外郭団体「県体育協会」が2月12日、発表したと書かれていますが。農林水産省が食用の流通を規制している基準を超える濃度の有害重金属カドミウムが含まれて玄米が、学校給食用に他の市に納品されていないか再調査し、再検査する必要が有るのではないでしょうか。学校給食の食の安全管理と子供達の健康を守ると言う兵庫県体育協会が所管する兵庫県学校給食総合センターには、責任が有ると思います。子供達の口にする学校給食の食材の安全確保の為今後このような事が起きない様に対処すべきだと思います。兵庫県農業改良課の金川良夫課長は「土壌に含まれるカドミウムが吸収されないようにする、水田の管理が徹底されていなかったのではないか」と説明していますが、兵庫県農業改良課による朝来市の土壌や水田のカドミウム調査もすべきではないでしょうか。住民皆さん暮らしと健康を守る為に兵庫県の健康実態調査も実施すべきでは有りませんか。