◆菅直人首相が6月2日午後の衆院本会議前に、国会内で開かれた代議士会の冒頭あいさつで、「辞意」を表明した。時期については「復興基本法の成立と福島第1原発収束の一定のメドがついたとき」という。
これは、鳩山由紀夫前首相がこの日午前10時ごろ、首相官邸を訪れ、約20分間、菅直人首相と会談した際に、菅直人首相が「退陣の意向」を示し、これを代議士会で表明した。岡田克也幹事長が同席していた。いつ辞めるのかを明示していないとはいえ、一旦、「辞意」を口にした総理大臣は、「求心力」を維持できなくなり、パワーは急速に低下し始める。元々、言うことを聞かないでいる官僚たちからも、ますます見下げられることになる。菅直人首相は、「死に体」になっているどころか、「白骨化」しつつあるのだ。
Jijicomは6月2日午後1時59分、「『確認事項』を文書化=菅首相と鳩山氏」という見出しをつけて、こう報じた。
「菅直人首相と鳩山由紀夫前首相は2日午前の会談の「確認事項」を文書にまとめ、公表した。内容は次の通り。
1、民主党を壊さない。
1、自民党政権に逆戻りさせない。
1、東日本大震災の復興ならびに被災者の救済に責任を持つ((1)復興基本法案の成立(2)2011年度第2次補正予算案の早期編成のめどを付ける)」
◆この状況は、リクルート疑獄事件に見舞われたうえに、消費税3%導入により国民の不評を買って退陣に追い込まれた竹下登首相の置かれた有様とよく似ている。リクルート事件は1988年に発覚し、竹下登首相は政治不信が高まり、竹下登首相自身の疑惑も追及されて、国会が空転した。ついに、1989年4月25日、政治不信の責任を取り、辞意を表明した。その直後、金庫番の青木伊平秘書が4月26日に自殺している。消費税3%は1989年4月1日、スタートしている。
しかし、辞意を表明したとはいえ、竹下登は、直ぐに退陣したわけではなかった。「ポスト竹下」として宇野宗佑内閣が誕生したのは、6月2日のことだった。この間、38日を要している。
◆しかし、岡田幹事長は、「確認事項」の文書に書かれた内容の解釈をめぐり、菅直人首相の退陣の時期について「明示されていない」と述べた。これに対して、鳩山由紀夫前首相は「ウソだ」と批判しており、早くも認識の違いを露わにしている。
mns産経ニュースは6月2日午後3時54分、菅直人首相の退陣の時期について、「鳩山氏『そう遠くない時期に辞任』という見出しをつけて、以下のように配信している。
「民主党の鳩山由紀夫前首相は2日、自発的辞任を表明した菅直人首相の退陣の時期に関し、『首相とは復興基本法案、平成23年度第2次補正予算案の編成のめどがついたときに辞めるということで折り合いが付いた。そう遠くない時期だと思う。夏では長すぎる』と述べた。国会内で記者団に答えた」
鳩山由紀夫前首相は、民主党結党直後、私に「菅さんは信用できない」とはっきり言っていた。その後、何度も「菅さんに騙された」とボヤいていた。今度もまた、菅直人首相に騙されるのであろうか。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」小沢一郎元代表が、鳩山由紀夫元首相のスタンドプレーに激怒、前原誠司前相は「複雑な気持ちだ」と想定外の展開に面食う ◆〔特別情報①〕
菅直人内閣に対する不信任決議案は、「賛成150票対293票」で否決した。これは、小沢一郎元代表、前原誠司前外相、亀井静香国民新党代表が、「民主党を割らんでいこうや」と手打ちしていた筋書き通りの結果であったのだが、似て非なる形になり、どこかで、狂ったようだ。
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板垣英憲の過去著書より新連載始めました↓
『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊 
1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
小沢一郎対自・社連合、利権の構図
新生党に芽生えた、新しい族議員たち
小沢一郎は、田中角栄の弟子として同じ釜の飯を食ってきた小渕恵三(自民党副総裁)、橋本龍太郎(通産相)、梶山静六(元自治相)らのライバルたちやそれに同調するグループに全面包囲され、手も足もでない状態に追い込まれた末に、干されかかった。
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→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.113第七章 シオン長老會議
前回からの続き
之より更に進んで議定書が本物であることに就てユダヤ人の告白する所を発表してユダヤ人の宣偉によりプロトコール研究の勲をさまさない事が必要である。
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