◆私のブログ読者から、TBS番組「朝ズバ」のキャスター「みのもんた」に「さん」づけとは何事か、不要だ、癇に障るという抗議の声が、私の下に送られてきた。以前にも同様のクレームがいくつかあった。私も実は同感である。すなわち、書きながら「胸クソが悪くなっていた」ので、以後、「みのもんた」と敬称を略すことにする。
そう心に固く決めて、6月14日の「朝ズバ」を視聴していたら、やはりムカついてきた。毎日新聞朝刊の.「<民主党>小沢元代表ら8人に党員資格停止3カ月」という見出しの記事をザッと読んだ後、「甘い」と力説して、「民主党は、(小沢一郎元代表を除いて)同じような人たちの党にならないとね」と相変わらず「脱小沢」をわめき散らしていた。これにコメンテイターの杉尾秀哉TBSテレビ報道局解説室長が、「前からずっと続いてきたことですからね」と同調していた。つまり、民主党執行部が、小沢一郎元代表を「除籍処分」にしなかったのが、よほど悔しいらしい。もっと言えば、「みのもんた」は、どうも民主党を分裂せたいのである。だが、2010年9月の民主党代表選挙で所属国旗会議員票が「菅直人206対小沢一郎200」とほぼ拮抗していたことを考えれば、小沢一郎元代表が除籍されれば、民主党は、パカッと2つに割れて、左右に泣き別れとなるのは、だれの目にも明らかであるからだ。だから「みのもんた」は、期待していた分裂が起きなかったので、地団駄踏んで悔しかったということを意味していると受け取らざるを得ないのである。毎日新聞の記事を以下、引用しておこう。
「民主党は13日の役員会で、2日の衆院本会議で行われた内閣不信任決議案の採決を欠席した党所属衆院議員15人のうち、小沢一郎元代表を含む8人を党員資格停止3カ月間の処分とする方針を決めた。このほか、当選1回の5人は厳重注意にとどめ、欠席理由として医師の診断書を提出した2人は不問とした。小沢元代表は政治資金規正法違反事件で強制起訴されたことを理由に、裁判の判決確定まで党員資格停止処分を受けており、事実上新たな処分を見送る。党員資格停止となるのは小沢元代表のほか、田中真紀子元外相ら当選2回以上の5人と、当選1回で11年度予算の衆院採決を欠席し、既に厳重注意を受けていた3人。14日の常任幹事会で正式決定する。民主党執行部は採決直後の役員会で、15人全員を党員資格停止12カ月とすることを提案。しかし「党内融和のため、重い処分をすべきでない」との党内の意見に配慮し、軽減した。【野口武則】◇欠席者15人の処分(敬称略)<党員資格停止3カ月>小沢一郎、田中真紀子、内山晃、岡島一正、太田和美、笠原多見子、川島智太郎、三輪信昭<厳重注意>石原洋三郎、金子健一、木内孝胤、黒田雄、瑞慶覧長敏 <処分なし>古賀敬章、三宅雪子」
◆しかし、冷静に考えるまでもなく、「みのもんた」と「杉尾秀哉TBSテレビ報道局解説室長」の報道姿勢は、あまりにも主観的、感情的で、偏向していて、かなりおかしい。小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長、連合の古賀伸明会長らは、「党を割らんでいこうや」と合意していたので、ギリギリのところで、過激な行動を抑制してきた。「寸止め」である。だから、そもそも分裂というシナリオはなかった。それでも、外形的には「反菅直人首相」「反党的行動」だったため、一応、軽くながらも処分せざるを得なかったということである。
にもかかわらず、「みのもんた」と「杉尾秀哉TBSテレビ報道局解説室長」は、厳しい処分による民主党分裂を期待していたということだ。期待が裏切られてもなおかつ、「脱小沢」にしがみつこうとしているとも言える。
◆ところが、政局の場面がガラリと変わって、政治回り舞台のテーマは、「菅直人首相の退陣」がドラマ(ジレンマ=矛盾)になっている。つまり、菅直人首相がいつ退陣するかが、マスメディアの最大の関心事になっている。
この局面変化に、「みのもんた」と「杉尾秀哉TBSテレビ報道局解説室長」は、相当混乱しているらしい。いまや政局の重要テーマは、「脱小沢」から「さよなら菅」である。いわば「脱菅」、ついでに「脱トロイカ+1」に変化している。これは、言い換えれば、「脱トロイカ+1」を図ろうしている仙谷由人官房副長官の「陰謀用語」である。ネガティブなレッテルを政敵に貼り付けて、打倒しようとする小ざかしくも、いかがわしい計略が仕込まれている。流れに押し流されるのが、マスメディアの習性であるならば、「みのもんた」と「杉尾秀哉TBSテレビ報道局解説室長」は、「菅直人首相」を政権の座から引き摺り下ろす尖兵になるしかないであろう。
ちなみに、「みのもんた」は、「小沢さんは、朝ズバに出てくれない」と不満そうに恨み節を垂れていた。「反小沢姿勢」は、その意趣返しなのか。だが、いまのままの姑息な姿勢を続けている限り、小沢一郎元代表は、「朝ズバ」には出ない。おさらく、「私の小沢」と思い込んでいる「小沢一郎ファン」は、許さないに違いない。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表が、中国北京政府・人民解放軍が尖閣諸島にある米軍弾薬庫に触手を伸ばしていることに不快感と不信感を強めている ◆[特別情報①〕
小沢一郎元代表が、このところ、「中国1党独裁北京政府」に不快感と不信感を強めている。それは、中国人民解放軍が、尖閣諸島にある米軍の弾薬庫に触手を伸ばしているとの情報を聞いたからである。
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板垣英憲の過去著書より連載しております↓
『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊 1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
―小沢一郎対自・社連合、利権の構図―
ゼネコン利権をはるかにうわまわる巨大利権と小沢一郎
運輸利権関連では、平成四年八月に発覚した東京佐川急便から金丸信(元自民党副総裁)への五億円のヤミ献金について、小沢一郎、渡辺元社長の弁護士、福島交通の小針暦二会長(故人)、生原正久・元金丸信秘書の四人が都内のホテルで対策を話し合った。いわゆる「金丸五億円四者会合」といわれているものだ。この会合について、小沢一郎は、「金丸会長の指示で行っただけ、会合の目的も内容もわからなかった。金丸会長についての対策ではなかった」と述べている。
だが、真相は、依然として藪の中である。
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前回からの続き
尚英國のモーニングポスト在露通信員であつたヴイクトル・マースデン著「露西亜に於ける猶太人半血猶太人、改宗猶太人」にも、
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