27Jul
2016
日本は神の国であることを教えてくれた週刊朝日の記事
天皇陛下の「生前退位」を議論し始めれば、憲法改正にまで行き着く。
だからこそ、この問題は大問題なのだ。
だからこそ、安倍官邸は慌てふためき、「生前退位」を歓迎するどころか、これを封印したいと思っているのだ。
憲法9条改正などしている余裕はなくなる。
いや、憲法9条の改正を行おうとすれば、1条から8条まである天皇制に手をつけないわけにはいかない。
そして天皇制に手をつけることは憲法9条の改正以上に深刻な国民的議論を呼び起こす。
その事を、発売中の週刊朝日(8月5日号)の一つの記事が見事に教えてくれている。
永井貴子という記者が書いた「三種の神器に贈与税?」という記事がそれだ。
その記事の要旨はこうだ。
現行法では天皇は相続税を納めることになっている。
そして昭和天皇から今上天皇に代わった時にも、たしかに相続税は支払われた。
しかし生前退位となると贈与になる。
そして贈与税に関する規定は現行法では存在しない。
三種の神器に贈与税はかかるのか?という記事だ。
しかし、永井記者が投げかけた問いは、彼女が知ってか知らずか、この国の存在の根幹にかかわる大問題を浮かび上がらせた。
それはズバリ日本は神の国ではないのか、ということだ。
「三種の神器」がそうだ。
しかし、もっとはっきり書かれているくだりがある。
それは生前退位が行わると新たな天皇になる皇太子一家が7月21日に神武天皇陵を訪れたことについて書かれた次のくだりだ。
「・・・神武天皇と言えば、神話上の人物で、古事記や日本書紀に書かれた初代の天皇。今年は神武天皇が亡くなってから2600年とされる節目の年・・・」
これを要するに、この国は「神の国」という事ではないのか。
神の国発言で散々叩かれた森元首相はいま何を考えているのだろう。
「生前退位」が投げかけた一番重要な問題はこのことだと私は思う(了)
2016
日本は神の国であることを教えてくれた週刊朝日の記事
天皇陛下の「生前退位」を議論し始めれば、憲法改正にまで行き着く。
だからこそ、この問題は大問題なのだ。
だからこそ、安倍官邸は慌てふためき、「生前退位」を歓迎するどころか、これを封印したいと思っているのだ。
憲法9条改正などしている余裕はなくなる。
いや、憲法9条の改正を行おうとすれば、1条から8条まである天皇制に手をつけないわけにはいかない。
そして天皇制に手をつけることは憲法9条の改正以上に深刻な国民的議論を呼び起こす。
その事を、発売中の週刊朝日(8月5日号)の一つの記事が見事に教えてくれている。
永井貴子という記者が書いた「三種の神器に贈与税?」という記事がそれだ。
その記事の要旨はこうだ。
現行法では天皇は相続税を納めることになっている。
そして昭和天皇から今上天皇に代わった時にも、たしかに相続税は支払われた。
しかし生前退位となると贈与になる。
そして贈与税に関する規定は現行法では存在しない。
三種の神器に贈与税はかかるのか?という記事だ。
しかし、永井記者が投げかけた問いは、彼女が知ってか知らずか、この国の存在の根幹にかかわる大問題を浮かび上がらせた。
それはズバリ日本は神の国ではないのか、ということだ。
「三種の神器」がそうだ。
しかし、もっとはっきり書かれているくだりがある。
それは生前退位が行わると新たな天皇になる皇太子一家が7月21日に神武天皇陵を訪れたことについて書かれた次のくだりだ。
「・・・神武天皇と言えば、神話上の人物で、古事記や日本書紀に書かれた初代の天皇。今年は神武天皇が亡くなってから2600年とされる節目の年・・・」
これを要するに、この国は「神の国」という事ではないのか。
神の国発言で散々叩かれた森元首相はいま何を考えているのだろう。
「生前退位」が投げかけた一番重要な問題はこのことだと私は思う(了)