お化けの安倍4選論<本澤二郎の「日本の風景」(3550)
2020/01/10 11:16
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お化けの安倍4選論<本澤二郎の「日本の風景」(3550)より、転載させて頂きました。
<秘密の極右団体・日本会議が正体現す>
今日は不思議な話をしようと思う。アベ・ゾンビ政治についてである。ネット情報を見ていて驚いたためだ。安倍4選の元凶は、秘密組織の日本会議だと判明した。死に体の晋三は、いま必死で元気な姿を見せつけようと、痛々しいほど懸命である。中東にも押しかける勢いを見せている。永田町では、植物の実のなる「桃栗3年柿8年。今年は柚子の9年を達成したい」と化石になったような、ボロボロの皮膚をさらけ出して、玉石混交の自民党議員を前で、笑いを誘って正月を迎えた。
そうした中で日本会議のYという責任者が、安倍4選論を唱えているのである。その理由が判明した。「安倍外交にある」というのである。多くの日本人は、安倍の外交的成果を見つけようと努力しても、見つからない。レバノンを含めて60兆円もの血税を、やたらとばらまいてきた7年間に成果はゼロだ。一体何が?
<中国と韓国に歴史の正当化を容認させるゾンビ外交>
数年前までは、ゾンビという言葉さえ知らなかった。西洋お化けのことだった。墓石に眠る骸骨が蘇って?剣を振るって暴走するゾンビのことである。
肉体は消滅したが、骨となって21世紀の日本を牛耳っているサマを、一部の識者らが、A級戦犯の孫の7年と、靖国参拝を押し切った小泉純一郎内閣など清和会政治を、ゾンビ政治と分析している。ゾンビの悲願は、言うまでもなく戦前の日本軍国主義復活・大日本帝国にするというのである。
ゾンビの故郷は、薩摩・鹿児島県の田布施と、もう一つが長州・山口県の田布施である。前者は小泉の、後者は安倍の故郷である。
この両田布施の裏方が、日本会議という不気味な、莫大な資金を有するカルト・原始宗教勢力である。
日本会議の正体を、まだ誰も極めていない。戦前の日本軍国主義と同じ侵略勢力である。つまりは財閥と国家神道の侵略連合軍だ。原始宗教の神社神道の天皇狂で、国民を精神的に隷属させて、戦場へと狩り出すという手口は、そもそも野望に満ちている。
したがって、彼らには当たり前の人間としての、反省・謝罪の観念が薄いか、ないのだ。その代表にA級戦犯の孫を生み出したもので、最後の最後まで利用し、最大の悲願である日本国憲法を破壊しようというのだ。改憲魔の安倍は、ゾンビ政治の選ばれた代表となる。
安倍4選論の根拠なのだ。2020年は「柚子9年」を達成させることになる。
絶対天皇制の復活もまた、日本会議の悲願である。そのための平成天皇の引退と、166億円血税を浪費しての、田布施流の、国家神道レベルの宗教儀式だった。安倍・田布施が誕生させた、令和天皇ということなのか。二人の関係は、目下、蜜月にある!
<香港・台湾・ウイグル・チベットに物申すシンゾウ4選論>
ゾンビは、語源からして西洋になびく習性がある。戦前は大英帝国、戦後はアメリカである。
やたらと人権を振りまく。国内では人権抑圧に熱心だが、こと米英の人権論の強力な支持者である。最近の香港・台湾・ウイグル・チベットなどに対して、米英の立場を中国の首脳にぶつけているようだ。
ここが「安倍外交」の本領だとして、4選論の根拠にしている。
最近まで気づかなかった4選論の理由であった。
<韓国に慰安婦・徴用工を蓋する安倍外交>
韓国に対しては、もっと容赦なく歴史の正当化を強行している。抵抗する韓国に対して、貿易戦争で韓国経済を追い込んで満足している。
日本会議が喝さいする場面なのだ。という事情を、全く知らなかった。政治分析の過ちを猛省するばかりである。
あえて振り返る必要はないだろう。従軍慰安婦問題や徴用工問題をたたき起こした犯人は、安倍の国会答弁である。自ら火に油を注いで、隣国を叩きのめしているのである。
こうした手口は、戦前の日本を彷彿とさせる。第二の韓国併合路線なのか?これに財閥・電通配下の新聞テレビまでが、狂喜して韓国をたたいている。
<改憲による戦前回帰に文句を言わせないゾンビ外交>
早ければ、ことしに改憲を実現、施行する計画を立てた日本会議だった。悲願の軍国主義の完結でもあったのだが、ところが相次いで安倍にまつわる事件が発覚、世論の雲行きが変わってしまった。平和を愛する日本国民に軍配を上げたのだ。
仕切り直しである。2019年暮れに維新の橋下、松井らと作戦会議を開いて、2020年計画を立てた。しかしながら、安倍事件は1月20日からの通常国会で、カジノ汚職から「桜事件」「強姦魔事件」と、野党攻勢が開始する。
これら大事件をチャラにするための冒頭解散にこだわりを見せるシンゾウは、ここへきて相次いで選挙対策本部長を呼びつけている。野党が分断している今が好機というのである。「選挙は仕掛けたほうが勝つ」のである。
目くらましが、中東訪問であるが、肝心のイラン・イラクには行かない。不思議な外交日程である。
<薩摩の田布施は靖国参拝、長州田布施は改憲魔>
思えば小泉は、繰り返し靖国神社を参拝して、侵略戦争で亡くなった哀れな死者を祀る場所に出向いた。薩摩の田布施は、徹底して戦争神社に参拝した。
このころは、北京で床屋にも行けないほど反日ムードが強かったものだ。最近でも、友人は知らない中国人に対して「この人は韓国人」とか「モンゴル人」と紹介している。気を使ってくれているのである。中国人の人気の旅行先の一つが韓国・済州島である。
長州の田布施は2013年12月、靖国神社を参拝すると、その後は参拝に相当する、真榊の奉納を繰り返している。その後は伊勢神宮である。ここで先進国首脳会議まで開催していたが、実は天皇の皇位継承向けの露払いを兼ねていたのである。
戦前の国家神道が蘇った安倍7年の成果に、日本会議は浮かれているのだろう。いま辞めてほしくないのだ。多くの日本人が知らないゾンビ政治、その日本会議に操られる日本社会なのだ。
ゾンビの日本会議の正体は、しかし、まだ不透明である!ゴーン逃亡事件で司法制度は、国際社会にさらけ出された。日本会議はいつになるのか?野党とジャーナリストの双肩にかかっている。
2020年1月10日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)