教育カウンセラーの独り言

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ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 日々の雑感、書評

2019年04月23日 12時19分08秒 | 国際・政治

落選した候補者の皆さんに読んでほしい本:マイケル・イグナティエフ著「火と灰」

統一地方選が終わりました。関係者の皆さま、たいへんお疲れ様でした。おそらく一番お疲れなのは、落選した候補者の皆さんだと思います。本当に本当にお疲れ様でした。

選挙には当選と落選がつきものです。マスコミも「無投票の選挙区が増えているのは良くない」という論調で報道します。無投票の選挙区でない限り、選挙では必ず勝者と敗者が生まれます。選択肢を有権者に示すためには、当選者と落選者の両方が必要です。

選挙が終わると当選者にスポットがあたります。しかし、落選者なくしては選挙戦が成り立たないことを考えれば、民主主義の基礎を成り立たせる条件は「落選した候補者がいること」になります。

政権与党で力のある自民党や強固な地盤のある公明党から立候補するよりも、野党から立候補する方が勇気が必要です。立憲民主党の公認候補として立候補して落選された皆さんに心からの感謝と敬意を表します。

私も選挙で落選したことがあります。衆議院議員3期目が終わり、4期目をめざした選挙で落選し、約3年間の浪人生活を送りました。次の選挙で当選できる保証はなく、肩書も収入もなくなり、先の見通しも立ちません。小さな子ども2人を抱えて、精神的にも経済的にも落選はつらかったです。つらかったけれど、いろんな人に支えられ、何とか3年の浪人生活を乗り切り、おかげ様で4期目の当選を果たすことができました。

落選した直後に政治学者の畏友から『火と灰:アマチュア政治家の成功と失敗』という本をいただきました。カナダの政治学者であり政治家だったマイケル・イグナティエフ氏の本ですが、イグナティエフ氏自身の成功と失敗(落選)に関して書かれた本です。

イグナティエフ氏はハーバード大学の著名な政治学者でしたが、乞われて母国カナダの連邦議員選挙に立候補し、当選して自由党の党首になりました。しかし、自由党の党首として臨んだ選挙で党は大敗し、本人も落選しました。その経験を踏まえて書かれたのが本書です。

この本は落選直後でどん底の状態にあった頃の私にとっては、心にしみ込む言葉に満ちあふれていました。感銘を受けて、二度、三度と読み直したものでした。同じように落選して失意のどん底にある人たちにぜひ読んでほしい本です。以下、イグナティエフ氏の言葉を抜粋します。

世界中のどこでも政治の内実は、権力を掌握し、社会を掌握している諸勢力を支配するために権力を行使する、政党間および政党内部での終わることのない闘争なのだ。政治家が成功することは稀なので、この闘争にはどこかしら哀愁がただよっている。しかし、この闘争には高貴さも存在する。この闘争で成功をおさめれば政治家は、他の誰よりも同胞市民の生活を改善することができるからである。

政治とは日本でもカナダでも高潔な企て(エンタープライズ)であろうが、それはまた粗暴な事業(ビジネス)でもある、政治は通常、冷酷非情な職業政治家の領分である。(中略)

職業政治家ほど、敗北が過酷で、みんなに知られ、絶対的である職業はない。

選挙は、勝った候補者にとっては「お祭り」的な通過儀礼ですが、負けた候補者にとっては冷酷非情な現実を思い知らされる過酷なイベントです。選挙に負けた後は、人に見られているような気がして、地元の街を歩くのも嫌になります。政治生命が終わる人も多いだろうし、次に向けて準備する人にとっても長くて厳しい試練が待っています。イグナティエフ氏はそれでも失敗にめげずに政治の世界にチャレンジしてほしいと読者に訴えます。

私が確信しているのは、ほとんどの人びとが政治の世界に参入するのは金持ちになるためではないということである。なぜなら金持ちになるためのもっと簡単な方法はいくらでもあるからだ。

まったく同感です。仮に金持ちにはなれなくても、自尊心を保ちつつ、家族を養える仕事は他にもたくさんあります。今になって思えば、かつて働いたJICAやNGOの仕事は、社会的にも敬意をもって扱われ、海外に出張したり赴任したりと知的好奇心や冒険心も満たされ、本当に良い仕事だったと思います。それでもやはり政治の仕事はチャレンジする価値があると思います。政治の世界を志すには、お金以外の何か別の理由が必要です。

もっともすぐれた政治家、人びとが記憶にとどめる政治家は、恐怖を知らない、なぜなら彼らはもはや敗北することを気にしないからだ。敗北したらもう一度挑戦するだけだ。彼らはけっしてあきらめない。これこそが、政治の世界に足を踏みいれる誰であれ、私が語りたいことである。あきらめることなかれ、失敗を恐れることなかれ。

失敗は怖いです。落選という手痛い失敗を経験した後はますます怖くなります。それでもリスクをとってチャレンジする人材なしには、政治の刷新はできません。選挙も成り立ちません。

近頃はデモクラシー諸国において、ほとんどの政治家が不評をかっている。この事態を改善するためになしうることはあまりないように思われる。政治は紛れもなく汚くて、情け容赦のない、好戦的な仕事であり、臆病者には向いていないのである。(中略)

わが国に必要なのは何よりもすぐれた政治家、人生について幻想を抱くことなく、理想主義すなわち自らが属する共同体を改善する功績を後世に残したいという願望を失うことのない男女なのだ。私たちが直面している諸問題—気候変動、不平等、残酷さ、不正義—は、このような政治家なしには解決されないだろう。

私自身は常々「プラグマティックな理想主義者」でありたいと思っています。右とか左とかイデオロギーにはとらわれず、「公正で寛容な社会、持続可能な社会を日本と世界で実現する」という大きな目的のために、情け容赦ない権力闘争に行き残りつつ、足元で何ができるかを考え続ける政治家でありたいと思っています。

イグナティエフ氏は政治学者らしく、政治学の教科書になっているような古典の多くは、政治的に失敗した人たちによって書かれたことを指摘します。キケロもマキャベリもマックス・ヴェーバーも現実の政治の世界では失敗しましたが、歴史的な名著を残しました。すぐれた理論家たちがなぜ失敗するのか。

なぜ理論的洞察力をもつ人びとが、これほどまでに政治的失敗にまみれたのだろうか。この問いは、政治的才能に特有のものとは何か、という問題に光を当てることになる。誠実さ、厳密さ、どこまでも思考につきしたがうこと、独創性を求めて透徹した探求を行うこと—これらはみな理論的追求においては美徳であるが、政治においてははっきりと不利になる。

理論面の頭の良さや創造力、誠実さは、政治的成功には必ずしも関係なさそうです。残念ですが、同感です。では何が必要なのか。

自分の物語をしっかりともたなくてはならない。あなたが語る物語は、あなたがどのようなコミュニティと国を作り上げたいと思っているかについての物語でなくてはならない。自分の運命と彼らの運命とを結び合わせ、自分の人生と彼らの人生とを結び合わせ、自分の大義と彼らの大義を結び合わせる、そんな物語を語らなければならないのだ。あなたは政策と自分の個人的物語を説得力のある語り口に収めなければならない。語られるべき物語は、いかにして共通の生活を強化するか、絶えず私たちの社会を分裂させている不平等、妬み、障壁、憎悪の力に一緒に立ち向かうのか、そしてあらゆる進歩的政治の永遠のテーマを擁護するのかについてである。

政治家には大義や理想が必要です。単に「議員になりたい」というだけの人には再挑戦を勧めません。しかし、より良い社会をつくりたいと本気で思っている人にはぜひ再挑戦をしてほしいと思います。最後にあまりにも有名なマックス・ヴェーバーの「職業としての政治」の言葉を引用します。

政治とは情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である。不可能事を目指して粘り強くアタックしないと成功は覚束ない。自分の理想に比べて現実の世の中が—自分の立場から見て—どんなに愚かであり卑俗であっても、断じてくじけない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への天職を持つ。

落選された皆さんが、選挙でもその他の活動でも、再び立ち上がって、より良い社会をつくるためにチャレンジされることを心から祈っております。

*マイケル・イグナティエフ 『火と灰:アマチュア政治家の成功と失敗』 2015年 風行社

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が判明しているなか、補欠選挙2連敗の責任に頬かむりして「卒業旅行」、フランスでは、跳んで火に入る夏の虫に

2019年04月23日 11時41分47秒 | 国際・政治
 
 

「政権末期」の安倍晋三首相は、ノートルダム寺院炎上の放火犯人が判明しているなか、補欠選挙2連敗の責任に頬かむりして「卒業旅行」、フランスでは、跳んで火に入る夏の虫に

2019年04月23日 08時19分16秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「政権末期」の安倍晋三首相は、ノートルダム寺院炎上の放火犯人が判明しているなか、補欠選挙2連敗の責任に頬かむりして「卒業旅行」、フランスでは、跳んで火に入る夏の虫に

◆〔特別情報1〕
 フランスの首都パリの世界文化遺産ノートルダム寺院大聖堂炎上の放火犯人が、ようやく判明してきた。放火は、驚くべき超大物が命じたといわれており、この情報をキャッチしているのか、していないのかは定かではないけれど、「政権末期」の安倍晋三首相は、夏の参議院選挙の前哨戦と位置づけられていた衆議院大阪12区と沖縄3区の補欠選挙(21日投開票)で、2連敗した責任を頬かむりして、4月22日、一新したばかりの政府専用機の旅をまるで満喫するかのように「卒業旅行」(欧米歴訪22日~29日)のため、羽田空港を飛び立った。23日には、パリで「黒い貴族」の一味マクロン大統領と会談し、ノートルダム寺院の大火災を見舞い、修復支援の意思を伝えるというけれど、果たして、フランス国民の世論を無視して、安易に修復支援を行えるのか。おまけに、日産自動車株を43.4%保有しているルノーが、俄かに牙を剥き出し、日産に経営統合を提案したことが22日、判明している。ルノーのジャンドミニク・スナール会長の意向として、日産の西川(さいかわ)広人社長兼CEO(最高経営責任者)に伝えていたといい、安倍晋三首相は、跳んで火に入る夏の虫になりかねない。天皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は、すでに命運尽きている安倍晋三首相の「誤った外交」に警鐘を鳴らしている。

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第12回『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との怖ろしい関係―「身分」刀で物を両分する意味から、さらに身分・名分などを意味する

2019年04月23日 11時32分04秒 | 国際・政治


板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

~ニュースにブログ~

 
 

第12回『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との怖ろしい関係―「身分」刀で物を両分する意味から、さらに身分・名分などを意味する

2019年04月22日 00時00分51秒 | 「権力を知り」と「政治を考える」~『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との...
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
第12回『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との怖ろしい関係―「身分」刀で物を両分する意味から、さらに身分・名分などを意味する

身分

 身分の「身」は、みごもっている人の側身形を示し、孕妊をいい、孕は腹中に子のある人の側身形を表しています。分は〈八と刀〉を組み合わせた文字です。八は、両分する形を表しており、刀で物を両分する意味から、さらに身分・名分などを意味するようになりました。

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HOME 天木直人のブログ 国策捜査に対する批判だけが残って終わるゴーン逮捕...

2019年04月23日 11時14分35秒 | 国際・政治

国策捜査に対する批判だけが残って終わるゴーン逮捕劇

2019-04-23 
 
昨年11月の電撃的な逮捕で幕を開けたゴーン事件だが、日産からのゴーン追放という第一幕が終わり、ゴーン有罪という第二幕に入ることになる。

 そして、その第二幕がたとえゴーン有罪で終わったとしても、どうやら安倍政権と日産・検察にとって最悪の結果になりそうだ。

 なぜか。

 それは当初の目的が達成されず、国際批判だけが残ることになりそうだからだ。

 そもそも今回のゴーン事件とは何だったのか。

 それは、ひとことでいえば、誰が見てもやり過ぎだったゴーンの銭ゲバぶりを暴露し、ゴーンを叩き、追放することによって日産をルノー支配から取り戻そうとした、日産と、それを裏から支援した愛国・右翼の安倍政権(検察)の仕組まれた事件だったという事である。

 そして、安倍政権に忖度するメディアがそのシナリオに全面的に協力して大騒ぎした。

 しかし、シナリオは思うようには進まなかった。

 それどころか、逆に日産・検察は追い込まれる事になった。

 なにしろ最大の目的であった日産をルノーから取り戻す事が失敗に終わりそうなのだ。

 きょうの各紙が報じている。

 ルノーが日産に経営統合を提案していた事が関係者の話で分かったと。

 日産はこれを拒否し対等を主張していると。

 このままでは連携強化の遅れが懸念されると。

 当然である。

 ルノーの大株主である仏政府が日産を手放すはずがないからだ。

 このままでは、最大の目的が達成されないまま、ゴーン逮捕の後始末だけが残る事になる。

 日産・検察にとってはこれからが大変だ。

 何としてでもゴーンを有罪に持ち込まなければいけない。

 仮に無罪になるようなら日産・検察は計り知れない打撃を受ける。

 しかし、これからは長い法廷闘争になる。

 世論の関心は薄れ、地味な法廷闘争だけが続く。

 そして、たとえゴーンを有罪に出来たとしても、すでにゴーンは社会的に抹殺されてしまった以上、日産にとって何の得にもならない。

 勝っても得にならず、負けたら大損する。

 こんな勝負ほど馬鹿らしいものはない。

 そして、長い法廷闘争の過程で、今回のゴーン事件に見せた日本の司法の非民主性、人権軽視ぶりについて国際批判だけが残る事になる。

 これを要するに、今回のゴーン事件は、安倍政権と日産・検察にとって、ゴーンの追放だけは成功したが、それ以外は何の成果もなく、国際批判だけが残る最悪の展開になったということである。

 大失敗である(了)

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HOME 天木直人のブログ スリランカテロ事件の深刻さ

2019年04月23日 10時12分56秒 | 国際・政治


スリランカテロ事件の深刻
 
2019-04-23 4月21日にスリランカで起きた連続爆破テロ事件は深刻だ。

 この深刻さはいくら強調しても強調し過ぎる事は無い。

 どこがそれほど深刻なのか。

 もちろん、その被害の大きさがある。

 こんな同時多発テロが今でも起きるという深刻さだ。

 より深刻なのは、いまだ犯行声明もなく犯人が特定されていないが、ISの関与が疑われているところだ。

 もしそうなら、ISの脅威がなくなったと言うのは大ウソだったということだ。

 そして、もしISでなければ、もっと深刻だ。

 ISでなくとも、これだけの規模の自爆テロを起こせるのだ。

 これは恐ろしいことである。

 そしてはっきりしていることは、ISであろうがなかろうが、イスラム過激組織の犯行であるとみなされているところだ。

 おりからイスラエル・米国は、イランやパレスチナに対する圧力を強化しようとしている。

 中東情勢が一気に悪化する危険性が高まりつつある。

 今度中東情勢が悪化すれば、その時の中東情勢の悪化はかつてないほどの悪化になる。

 そうなればイスラム過激組織による自爆テロは世界中で起きだろう。

 このまま日本がイスラエル・米国に同調する外交を進めて行けば、日本が標的にされるおそれがいよいよ高まる。

 日本でスリランカ級のテロが起きればその打撃ははかりしれない。

 いまこそ、米国のイラク攻撃に賛成した小泉政権の是非についてあらためて検証しなければいけない。

 なぜなら、あのイラク攻撃こそ自爆テロを常態化し、ISを産み落とした攻撃だったからだ。

 今度のスリランカで起きた連続爆破事件を、日本とは無関係のテロ事件だと、このまま見過ごしてはいけないのである(了)

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修学旅行中に校長利き酒 福岡の公立中 昼間、教諭と

2019年04月23日 09時37分33秒 | 受験・学校・学問

 

 福岡県内の公立中の50代の男性校長と男性主幹教諭が1月、修学旅行先の京都市で、生徒が自主研修していた昼間に飲酒していたことが分かった。取材に対し、校長は「教諭へのねぎらいや慰労のつもりだった。認識が甘く、軽率で反省しかない」と陳謝。県教育委員会は「望ましい行為とは言えず、事実関係を確認する」としている。

 校長らによると、修学旅行は1月中旬、2泊3日の日程で京都市内などを巡った。2日目の日中、生徒はグループごとに名所を回り、大半の教諭はホテルで待機したり、市内で生徒の行動を見守ったりした。

 校長と主幹教諭は「生徒の急病や問題行動の報告がなかった」(校長)ため、古寺などを見学後、京都の酒蔵を紹介する店を訪問。利き酒セットを注文し、十数種類の日本酒を飲んだ。初日と2日目の夕食時もビールなどを飲んだ後に、職員とのミーティングに参加したという。

 修学旅行中の飲酒を巡っては緊急対応や安全管理に支障を招く恐れがあるとして、全国の学校で教諭が処分されている。熊本県教委は2009年、昼食時に飲酒した男性教諭を戒告の懲戒処分にした。

=2019/04/23付 西日本新聞朝刊=


修学旅行(しゅうがくりょこう)は、日本において小学校中学校高等学校教育学校行事の一環として、教職員の引率により児童生徒が団体行動で宿泊を伴う見学研修のための旅行です。修学旅行中校長と一緒にお酒好きでも、利き酒するのは職務怠慢で不適切です。

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岡村孝子が急性白血病を公表「必ず元気な姿で戻って参ります」 デイリースポーツ2019年04月22日10時26分

2019年04月22日 14時53分49秒 | 芸能ネタ

 

デイリースポーツ2019年04月22日10時26分

岡村孝子が急性白血病を公表「必ず元気な姿で戻って参ります」

 シンガーソングライターの岡村孝子(57)が22日、公式HPで急性白血病であると公表した。これに伴い、現在発表されているコンサートツアー4公演が中止となる。デイリースポーツの取材に対し、岡村の関係者は17日に診断を受け、現在は入院中としている。

 公式HPによると、岡村は「先日行った検査の際に『急性白血病』と診断され、急きょ、長期の療養に入ることになりました」と報告。「6年ぶりとなるオリジナル・アルバムのリリース、コンサートの開催を目前に控える中、アルバム、コンサートを楽しみにお待ち頂いている皆様、また関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をお掛け致しまして誠に申し訳ございません」と記されている。

 「岡村孝子はまた皆様の前に必ず元気な姿で戻って参りますので、どうか温かく見守って頂けますようお願い申し上げます」と、必ずの復帰を約束している。

 岡村は加藤晴子とのデュオ「あみん」として82年にデビュー。「待つわ」が大ヒットし同年の紅白にも出場した。83年にあみんの活動を休止し、85年にソロアルバムを発表し、ソロデビュー。87年には「夢をあきらめないで」などを発表し大ヒット。その後も発表するアルバムが6作連続アルバムチャート1位を獲得するなど、「OLの教祖」と呼ばれ、多くの女性から圧倒的な支持を得た。

 来月5月22日には、6年ぶり、18作目となるオリジナルアルバム「fierte」が発売予定。それに伴い、コンサートツアーも行う予定だったが、6月15日、22日、30日、7月14日のツアーは公演中止となる。』

 

全快をお祈り申し上げます。

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HOME 天木直人のブログ 新党憲法9条を掲げた市会議員が誕生しました

2019年04月22日 11時01分07秒 | 国際・政治


新党憲法9条を掲げた市会議員が誕生しました

2019-04-22

 応援していただいた皆様にうれしい報告をさせていただきます。

 4月21日投開票日の栃木県矢板市の市議会選挙で、新党憲法9条の旗を掲げて市会議員選挙を戦った小林勇治候補が当選しました。

 憲法9条の大切さを訴えて地方選挙に勝てるはずがない、という批判にもめげず、堂々とその事を訴えた小林さんこそ私の同志第一号になりました。

 天皇陛下が退位される直前に何とか間に合いました。

 憲法9条を国是とすることを公約に掲げた新党憲法9条が実現したのです。

 これで私の役割は終わったと思えるほどうれしい日でした。

 みなさんの遠くからの応援が厳しい戦いを勝ちきった貴重な一票になったと確信しています。

 ありがとうございました(了)

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HOME 天木直人のブログ 沖縄は辺野古阻止の最強の政治家を得た

2019年04月22日 10時39分47秒 | 国際・政治


沖縄は辺野古阻止の最強の政治家を得た!

2019-04-22

 沖縄補選は辺野古阻止のために屋良朝博という最強の政治家を得た。

 どこが最強か。

 ジャーナリストとしての経験から辺野古移設のまやかしのすべてを熟知しているからだ。

 何よりも辺野古移設を阻止する覚悟が、これまでのどの政治家よりも群を抜いて強いからだ。

 玉城知事と屋良議員のコンビで辺野古移設は間違いなく実現できる。

 勝利の喜びは一日で済ませ、今すぐ行動を起こすのだ。

 その為に周到な戦略を練るのだ。

 まず玉城知事と屋良議員には役割分担をはっきりさせることだ。

 玉城議員は安倍・菅政権との交渉に専念する。

 そして屋良議員は米国や米軍との交渉に専念する。

 どちらが重要か。

 もちろん米国との交渉だ。

 屋良議員の下に、辺野古阻止を訴えるすべての外交・安保問題の専門家が結集するのだ。

 その叡智を集めて世界の見ている前で米国と米軍に迫る。

 その交渉を横目に見ながら、玉城知事は節目、節目で安倍・菅政権に迫るのだ。

 辺野古移設は無理だ。

 政府として過ちを改めるに憚る事なかれだと。

 本気で迫れば間違いなく米国はあきらめる。

 米国の頭では屋良氏の主張に反論できないからだ。

 何よりも、いまのトランプ大統領は辺野古移設問題など念頭にない。

 沖縄や日本国民の反対の強さにはじめて気づき、そんなもの止めてしまえ、と言い出すこと間違いない。

 もしトランプ大統領がそう言い出せば、それですべてが決まる。

 そして辺野古移設が中止されれば、辺野古移設が唯一の選択肢だと言い続けた安倍政権は内閣総辞職するしかなくなる。

 玉城知事と屋良議員を動かすのは小沢一郎だ。

 もはや小沢一郎は野党共闘を待つまでもない。

 みずから辺野古阻止の陣頭指揮をとって、辺野古阻止を実現する事によって安倍・菅政権を倒すのだ。

 安倍晋三や菅偉義とは政治家としての経歴も器量も違うというところを見せるのだ。

 辺野古阻止が「令和」時代の最初の政治決着の問題となる。

 そうすればおのずから「令和」時代が日本にとって明るい時代になる。

 「令和」名づけた安倍首相も、国民から恨まれずに済む。

 すべてがハピーになる。

 平成の最後にふさわしい沖縄の補欠選挙だったということである(了)

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育児中に公園で…若いママの“公然飲酒”が目立ち始めたワケ

2019年04月22日 04時53分09秒 | 健康・病気

育児中に公園で…若いママの“公然飲酒”が目立ち始めたワケ

子連れの集会所では?

(日刊ゲンダイDIGITAL)

 酒は「百薬の長」「人間関係の潤滑油」とも言われるが、育児中のママの大っぴらな飲酒はどこまで許されるのだろう?

 東京都に住む45歳の主婦Tさんは、10歳と4歳と、少し歳の離れた2児のママ。下の子は幼稚園に通っている。

「上の子の時と比べ、今のママ友はお酒が好きな人が多い。学期の終わりに親子でお茶やお菓子を持ちより、集会所で懇親会を開くのが恒例なのですが、今のクラスのママはお茶じゃなくて缶チューハイやビール。それも500ml缶の6パックとか、かなりの量。私も家では飲みますが、さすがに子連れの集会所では……って感じです」

 昼下がりの公園で、缶チューハイ片手に3歳くらいの子どもと遊ぶママを目撃したのは、埼玉県在住の元会社員Hさん(62)だ。

「泥酔しているわけでもなく、子どもの面倒はちゃんと見てたから、目くじら立てることもないのかもしれないけど、何かあった時にちゃんと対応できるのか、何でわざわざ公園で飲む必要があるのか、他人の目が気にならないのか、いろいろ不思議に思いましたね」

 妊娠中や授乳中でなければ、別に飲んでも構わない気はする。しかし、主婦Tさんや元会社員Hさんが言う通り、「育児中のママの飲酒はタブー」という風潮が長く続いてきた。しかし、近ごろの若いママは、あまり気にしていない様子なのである。

「若い女性の飲酒が増えているのは確かです」というのは、久里浜医療センターで女性病棟を担当する精神科医の岩原千絵氏だ。

 厚生労働省科学研究の年代別飲酒率の調査によると、2003年はどの世代でも男性が女性を大きく上回っているが、13年は20〜24歳の男女の割合がほぼ一緒。08年には20〜24歳の女性が男性を上回るなど、若い女性の飲酒率は年々高まっている。

「原因は大きく2つあると思います。1つは、女性の社会進出が進み、お酒に接する機会が増えたこと。2つ目は酒類メーカーが女性をマーケティングの対象とし、メディアも“女子飲み”などと取り上げたことで、飲酒に肯定的な雰囲気が醸成されていることです」

 つまり飲酒に対する抵抗感が若い女性の間では薄れており、同じことが若いママにも起こっていると考えられる。

 繰り返しになるが、妊娠中や授乳中を除き、かつ子どもの安全などに配慮した上でなら、大っぴらに飲もうが、家で飲もうが基本的には本人の自由だろう。

 しかし「飲酒は月経周期を乱し、生殖能力に悪影響を与えることが分かっています」(岩原氏)というから、授乳期を過ぎていても次の子が欲しい時はやめたほうがベターだ。

 また、女性は男性に比べてアルコールの代謝能力が低く、大量飲酒による肝疾患やアルコール依存症の進行も早い。酒量が増えると乳がんのリスクも高まるとか。

 育児中に限らず、女性は「適量」が鉄則──それは男性も同じ、か。』

 

育児のストレス解消にしている面も有ると思います。

糖分の入ったアルコール飲料は、糖尿病になりやすいのでは有りませんか。

お酒は、休肝を作り、健康を維持と子供の為にも飲み過ぎないようにして下さい。

 

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ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 福岡3区、地域活動 初当選したばかりの新人議員の皆さまへ【後編】

2019年04月21日 10時44分58秒 | 国際・政治

初当選したばかりの新人議員の皆さまへ【後編】

初当選したばかりの新人議員の皆さまへ【後編】

僭越ですが、前回に引き続き、統一地方選で当選したばかりの新人議員の皆さんへ贈る言葉です。

 
5.政治の世界は「十年多角決済」

誰から聞いた言葉なのか、どこかで読んで知った言葉なのか、忘れましたが、「政治の世界は十年多角決済」という言葉を聞き、妙に納得しました。目先の短期的な利益で動いてはいけない。陰徳を積むことが、あとあと自分の役に立つ、という意味です。逆に不必要な敵を作ってしまうと、何年後かに思わぬところで逆襲されることもある、という意味でもあります。

政治の世界で出世する人は、細かいところをよく見ています。目立たないところで地道に仕事をしていたり、組織のために尽くしていたら、意外と上司は見てくれているものです。

私も地味な国会対策畑を10年以上務めてきましたが、地道にやっていても上司は意外と見てくれているものだと思います。逆に表面的に目立つかっこいい仕事ばかりやりたがる政治家は、本人が思っているよりも周囲は評価していないことも多いです。好みの問題かもしれませんが、「人知らずしてうらみず、また君子ならずや」という心がまえが大切だと思います。

 
6.敬意をもって接する

誰に対しても敬意をもって接するというのは、当たり前のことですが、意外と実践するのがむずかしいことです。議員になると役所の人はとても丁寧に接してくれます。周囲の人が「〇〇先生」と呼ぶようになるでしょう。ここで調子に乗らずに、平常心を保ち、誰に対しても傲慢にならず、卑屈にならないことは難しいことです。

私自身もどこまで実践できているか自信がありません。自分では傲慢でないつもりでも、「あいつは当選したら急に態度が大きくなった」などといわれるものです。なるべく腰を低くしようと心がけていると、「もっと堂々としろ」とか、「貫禄がない」とか、「政治家オーラがまったくない」などといわれます。背筋をはって堂々としようと心がけていると、横柄だと思われることもあるかもしれません。バランスが難しいですが、意識することは大切です。

議員の中には、役所の人が下手に出るので、役人をどなりつけたり、些細なことで激高したりする人もいます。実際に自分の目で何人も見てきました。目の前の担当者の責任ではなく、トップの政治家の責任なのに、目の前の担当者をどなりつけたり非難したりする政治家もいます。

政治家と行政官の関係は、本来は上下関係ではなく、協働関係です。それを勘違いして、「政治主導だから政治家のいうことを役人は何でもきけ」みたいな態度をとる政治家もいます。そういう政治家にはならない方がよいと思います。政治家と行政官は「公益に奉仕するプロフェッショナル」としてお互いに敬意と尊敬の念をもって接するべきだと思います。立場は異なっても、公共の利益のために働いているという点は一緒です。

 
7.「御用聞き」に終わらず、「政策起業家」をめざす。

お世話になった政治学者の先生の受け売りです。地方議員は「御用聞き」で終わりがちですが、細かい陳情を「政策」に昇華・抽象化していくことができる政治家が求められます。

たとえば、地元の人に「家の前の道路に穴ぼこができたから補修してくれ」といわれ、穴ぼこを埋めるだけで終わったら、単なる「御用聞き」政治家です。本来は行政がやるべきことを議員が代わりにやっただけなので、やはり「御用聞き」レベルです。

しかし、穴ぼこを埋めた上で、「この道路に穴があいたということは、同じようなことが市内各所で起きているんじゃないだろうか?」「道路補修の予算が足りていないじゃないか?」「道路補修の体制はどうなっているのか?」「市道の場合、県道の場合、国道の場合と、どのように調整して補修しているんだろうか?」などと、小さな問題を抽象化して、大きな解決策を考えることができれば、立派な「政治家」です。さらに「穴があいてから補修する」よりも「穴があく前に更新してメンテナンスする」ための予防策を提案・実現できれば、「政策起業家」といってもよいでしょう。

本来は「道路の穴ぼこをなおすために市役所の窓口に申し入れる」というのは、議員じゃなくてもできる仕事です。自治会や役所の窓口に相談しても解決できるケースが多いでしょう。議員でなければできないことは、より大きな問題へと想像力を働かせ、問題発生を未然に防ぐ施策を考えることだと思います。

 
8.永田町の箴言「一年生議員の仕事は二年生になること」

永田町でよくいわれる言葉に「一年生議員の仕事は二年生になること」というのがあります。次の選挙に負けないように、日頃から地元活動に力を入れろ、という意味です。

運や風で1度当選する人は多いですが、2度、3度と連続して当選するのは難しいものです。今回の統一地方選では立憲民主党に少し風がふいていたと思います。正直いって「立憲民主党の公認だけで当選した」という新人議員はたくさんいると思います。

4年後の選挙は今回より厳しいという前提に立ち、次の選挙に向け、議会活動を行い、議会報告をポスティングしたり、議会報告会を定期的に開いたり、地元行事に出たりと、地道な活動を心がける必要があります。政策の勉強や議会活動と地元活動のバランスは難しいですが、すべてに力を入れなくてはいけません。

知事や市長といった地方自治体のトップであれば、1期の4年間でかなりの実績を上げることも不可能ではありません。しかし、議員というのは、唯一無二の存在ではありません。何十人もいる議員の中の一人が、1期4年間で華々しい実績をあげるというのは不可能に近いと思います。

議員は2,3期と続けて経験を積むことで知識を深めより良い仕事ができるようになると思います。永田町では衆議院1~3期までは「若手」と呼び、衆議院4期目から「中堅」と呼びます。衆議院議員の場合でいえば約10年たってやっと中堅です。

私はいま4期目でまだまだ未熟なところも多いですが、ある程度は仕事のやり方も覚えて、1期目や2期目の頃よりも影響力のある仕事ができている実感があります。そしてまだまだやりたいことがあります。議員の仕事を1期で終わるのは本当にもったいないと思います。連続当選して経験を積むことが、より良く社会に貢献する道だと思います。そのためにも「一年生議員の仕事は二年生になること」ということを肝に銘じておくことをお薦めします。

僭越ですが、前回に引き続き、統一地方選で当選したばかりの新人議員の皆さんへ贈る言葉です。

 
5.政治の世界は「十年多角決済」

誰から聞いた言葉なのか、どこかで読んで知った言葉なのか、忘れましたが、「政治の世界は十年多角決済」という言葉を聞き、妙に納得しました。目先の短期的な利益で動いてはいけない。陰徳を積むことが、あとあと自分の役に立つ、という意味です。逆に不必要な敵を作ってしまうと、何年後かに思わぬところで逆襲されることもある、という意味でもあります。

政治の世界で出世する人は、細かいところをよく見ています。目立たないところで地道に仕事をしていたり、組織のために尽くしていたら、意外と上司は見てくれているものです。

私も地味な国会対策畑を10年以上務めてきましたが、地道にやっていても上司は意外と見てくれているものだと思います。逆に表面的に目立つかっこいい仕事ばかりやりたがる政治家は、本人が思っているよりも周囲は評価していないことも多いです。好みの問題かもしれませんが、「人知らずしてうらみず、また君子ならずや」という心がまえが大切だと思います。

 
6.敬意をもって接する

誰に対しても敬意をもって接するというのは、当たり前のことですが、意外と実践するのがむずかしいことです。議員になると役所の人はとても丁寧に接してくれます。周囲の人が「〇〇先生」と呼ぶようになるでしょう。ここで調子に乗らずに、平常心を保ち、誰に対しても傲慢にならず、卑屈にならないことは難しいことです。

私自身もどこまで実践できているか自信がありません。自分では傲慢でないつもりでも、「あいつは当選したら急に態度が大きくなった」などといわれるものです。なるべく腰を低くしようと心がけていると、「もっと堂々としろ」とか、「貫禄がない」とか、「政治家オーラがまったくない」などといわれます。背筋をはって堂々としようと心がけていると、横柄だと思われることもあるかもしれません。バランスが難しいですが、意識することは大切です。

議員の中には、役所の人が下手に出るので、役人をどなりつけたり、些細なことで激高したりする人もいます。実際に自分の目で何人も見てきました。目の前の担当者の責任ではなく、トップの政治家の責任なのに、目の前の担当者をどなりつけたり非難したりする政治家もいます。

政治家と行政官の関係は、本来は上下関係ではなく、協働関係です。それを勘違いして、「政治主導だから政治家のいうことを役人は何でもきけ」みたいな態度をとる政治家もいます。そういう政治家にはならない方がよいと思います。政治家と行政官は「公益に奉仕するプロフェッショナル」としてお互いに敬意と尊敬の念をもって接するべきだと思います。立場は異なっても、公共の利益のために働いているという点は一緒です。

 
7.「御用聞き」に終わらず、「政策起業家」をめざす。

お世話になった政治学者の先生の受け売りです。地方議員は「御用聞き」で終わりがちですが、細かい陳情を「政策」に昇華・抽象化していくことができる政治家が求められます。

たとえば、地元の人に「家の前の道路に穴ぼこができたから補修してくれ」といわれ、穴ぼこを埋めるだけで終わったら、単なる「御用聞き」政治家です。本来は行政がやるべきことを議員が代わりにやっただけなので、やはり「御用聞き」レベルです。

しかし、穴ぼこを埋めた上で、「この道路に穴があいたということは、同じようなことが市内各所で起きているんじゃないだろうか?」「道路補修の予算が足りていないじゃないか?」「道路補修の体制はどうなっているのか?」「市道の場合、県道の場合、国道の場合と、どのように調整して補修しているんだろうか?」などと、小さな問題を抽象化して、大きな解決策を考えることができれば、立派な「政治家」です。さらに「穴があいてから補修する」よりも「穴があく前に更新してメンテナンスする」ための予防策を提案・実現できれば、「政策起業家」といってもよいでしょう。

本来は「道路の穴ぼこをなおすために市役所の窓口に申し入れる」というのは、議員じゃなくてもできる仕事です。自治会や役所の窓口に相談しても解決できるケースが多いでしょう。議員でなければできないことは、より大きな問題へと想像力を働かせ、問題発生を未然に防ぐ施策を考えることだと思います。

 
8.永田町の箴言「一年生議員の仕事は二年生になること」

永田町でよくいわれる言葉に「一年生議員の仕事は二年生になること」というのがあります。次の選挙に負けないように、日頃から地元活動に力を入れろ、という意味です。

運や風で1度当選する人は多いですが、2度、3度と連続して当選するのは難しいものです。今回の統一地方選では立憲民主党に少し風がふいていたと思います。正直いって「立憲民主党の公認だけで当選した」という新人議員はたくさんいると思います。

4年後の選挙は今回より厳しいという前提に立ち、次の選挙に向け、議会活動を行い、議会報告をポスティングしたり、議会報告会を定期的に開いたり、地元行事に出たりと、地道な活動を心がける必要があります。政策の勉強や議会活動と地元活動のバランスは難しいですが、すべてに力を入れなくてはいけません。

知事や市長といった地方自治体のトップであれば、1期の4年間でかなりの実績を上げることも不可能ではありません。しかし、議員というのは、唯一無二の存在ではありません。何十人もいる議員の中の一人が、1期4年間で華々しい実績をあげるというのは不可能に近いと思います。

議員は2,3期と続けて経験を積むことで知識を深めより良い仕事ができるようになると思います。永田町では衆議院1~3期までは「若手」と呼び、衆議院4期目から「中堅」と呼びます。衆議院議員の場合でいえば約10年たってやっと中堅です。

私はいま4期目でまだまだ未熟なところも多いですが、ある程度は仕事のやり方も覚えて、1期目や2期目の頃よりも影響力のある仕事ができている実感があります。そしてまだまだやりたいことがあります。議員の仕事を1期で終わるのは本当にもったいないと思います。連続当選して経験を積むことが、より良く社会に貢献する道だと思います。そのためにも「一年生議員の仕事は二年生になること」ということを肝に銘じておくことをお薦めします。

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ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 【前編】当選したばかりの新人議員の皆さまへ【前編】

2019年04月21日 10時40分06秒 | 国際・政治

当選したばかりの新人議員の皆さまへ【前編】

初当選したばかりの立憲民主党公認候補者の皆さま、おめでとうございます。

先日「立憲民主党公認の新人候補の皆さんへ」というブログを書いたところ、そこそこ好評でした。そこで調子に乗って、今度は当選した新人議員の皆さんへ向けてメッセージを書かせていただきます。

選挙運動は大変だったと思いますが、当選というのは単に「入場券をもらった」というだけのことです。いまスタートラインにやっと立ったという状態で、これからが本番です。

選挙に強くなく落選経験もある私が、新人議員の皆さんにえらそうに説教できる立場にはありません。しかし、党の新人研修を何度か担当させていただいた経験もあるので、恥を忍んで、あえて初当選の新人議員の皆さまに「お薦めしたいこと」を箇条書きさせていただきます。多少なりともご参考になればさいわいです。

 

1.市民の感覚と政治家としての専門性

おそらく新人候補者の皆さんは「政治の世界のアウトサイダーである自分が、古い政治を変えます。市民の皆さんの目線で政治を変革します」という趣旨の演説をされたことと思います。経験のない新人候補は、そこを売るのが常道です。

まちがいなく「市民の目線」は大切です。納税者・生活者・消費者としての市民的視点は、政治において不可欠です。スーパーでお買い物するときの庶民感覚、確定申告するときや源泉徴収票を見るときの納税者感覚も大切です。

他方、税金でお給料をいただいて仕事をする以上、議員は「政治のプロ」でなければならないと思います。代議制民主主義は、日々の暮らしや仕事に忙しい一般市民に代わって、議員が政策を勉強し、行政を監視することで成り立ちます。

日々の暮らしに忙しい市民の皆さんと、議員が同じレベルの政策知識では困ります。市民の皆さんの代わりに行政をチェックし発言するためには、政策や行政の仕組みについて高度な知識を持ち、「フルタイムの政治のプロ」になる必要があります。専門家にふさわしい実力を身につけるためには努力が必要です。「シロウト」を売りにできるのは、最初の選挙のときだけです。

 

2.いずれかの政策の専門家をめざす

いずれかの政策分野の専門家をめざすことをお薦めします。どんな分野でも真剣に10年間取り組めば、専門家あるいは少なくとも「セミプロ」になれます。

教育でも、障がい者福祉でも、財政政策でも、環境保全でも、都市計画でも、社会的ニーズのある政策課題なら何でもよいと思います。問題意識をもって本や報告書を読み、専門家や行政官の話を聞き、専門性を磨いてください。

まずは中公新書、岩波新書、講談社現代新書などで勉強をスタートするとよいと思います。これらの信頼できる新書では、学者やジャーナリストがわかりやすくコンパクトに最先端の知見をまとめています。それが11000円以内で手に入るのは奇跡です。日本の「新書文化」は世界に誇れます。

新書で基礎的な知識を得たら、その本の参考文献リストに載っている専門書や学術書を読んだり、役所の担当部署から話を聞いたりして勉強し、議会での質問に活かすとよいと思います。耳学問だけではなく、信頼できる本や報告書で学ぶことが大切です。

 

3.政治家は政治学を学ぶべき

医者は医学を学び、エコノミストは経済学を学びます。同様に、政治家は政治学を学ぶべきです。しかし、意外と政治学の基礎すら勉強していない政治家が非常に多いです。

政治学の入門書や事例研究の本を読めば、過去のさまざまな失敗例や成功例を知ることができます。過去の事例を知ることは「間接経験」です。ひとりの人間が「直接経験」できる範囲は狭く、試行錯誤だけに頼っていたら、きわめて非効率です。ビスマルクの言葉とされる「愚者は自分の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ」を実践すべきです。

市民生活に関わることでは、なるべく「失敗から学ぶ」ケースは少ない方が良いと思います。むずかしい課題にチャレンジすれば失敗はつきものなので、失敗を恐れる必要はありませんが、失敗は少ないに越したことはありません。自分でさまざまな失敗をする時間的余裕はないので、可能な限り他人の失敗から学びましょう。他人の失敗から教訓を得ることが、政治学の事例研究(ケーススタディ)を学ぶ意義です。

 

4.行政の知識は必須

政治と行政は表裏一体です。行政を動かす上では政治判断が重要であり、行政の監視が議会の使命です。政策判断は政治の仕事、政策実施は行政の仕事といえます。市役所や県庁などで行政畑の仕事をしていた人は、わりとスムーズに議員の仕事になじめます。しかし、民間出身の人は慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれません。

行政用語を覚えたり、役所のどんな役職の人がどんな役割を担っているかを知ることが大切です。私が新卒で就職したJICA(国際協力機構)は、監督官庁の外務省と接点が多く、当時の経済協力局技術協力課の外務事務官と頻繁にやり取りがありました。そのころ「なんで“外務事務官”よりも“外務事務次官”の方がえらいんだろう?」という素朴な疑問を持ちました。

こういう素朴な疑問は新卒の23歳のころは許されても、3040歳代では許されません。たとえば、外務省の職位のヒエラルキーは、外務事務官<課長補佐<首席事務官(他省庁では筆頭課長補佐)<課長<局審議官<局長<外務審議官<事務次官<駐米大使の順です。こういう知識も国会議員には必要です。市議会議員にとっては市役所の職員の職位と所掌くらいは理解しておく必要があります。

行政用語や行政学の知識、行政評価などの知識もある方がよいでしょう。大学の学部生向けの行政学の入門書くらいは読むことをお薦めします。

*長くなったので「後編」に続く。

 

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ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 社会と市民活動、NPO ドイツの政党系財団との意見交換

2019年04月21日 10時36分48秒 | 国際・政治

ドイツの政党系財団との意見交換

ドイツの主要政党は、必ず政党系財団(政治財団・シンクタンク)をもっています。政党系財団には、連邦政府から多額の補助金が入り、調査研究、政策提言、政策対話、国際交流、国際協力、国内外の留学生への支援など、多様な活動を行っています。

そのひとつに自由民主党(FDP)系列のフリードリヒ・ナウマン財団があります。1958年に自由主義者のフリードリヒ・ナウマンの「市民の学校」の理念を継承し、民主主義を学ぶ場として創設されました。2018年度予算は約88億円ですが、そのうち約76億円が連邦政府の補助金です。

ドイツではキリスト教民主同盟と社会民主党という2つの大政党があり、自由民主党は3番手か4番手の中規模の政党です。その自由民主党の系列財団への補助金が76億円というのには驚きます。政党本体への補助金ではなく、政党財団への補助金がその金額です。立憲民主党が受け取っている政党助成金の2倍以上です。

政党系財団は機能的に「政党シンクタンク」といってもよいと思います。政党シンクタンクにそれだけの多額の税金を投入するドイツの連邦政府と納税者は立派だと思います。立憲民主党のシンクタンクをつくるのが私の夢なのでうらやましいです。

フリードリヒ・ナウマン財団は世界35か所に在外事務所を開設しています。韓国のソウルにも事務所があり、北朝鮮と韓国を所掌しているそうです。同財団は日本には事務所を置いていないので、韓国の事務所が日本をカバーしているようです。そのフリードリヒ・ナウマン財団のソウル事務所の方から、立憲民主党の政策や日本の政治経済の状況について聞きたいとの申し出がありました。

立憲民主党には国際局という部署があり、外国の政党や各国大使館との窓口になっています。私は国際局とは関係ないのですが、たまたま国際局長が所用でスケジュールの都合が合わなかったので、私が代理で同財団の方とお会いすることになりました。お会いしたのは、歴史学の博士号を持っているような知的な方でした。

ドイツはもともと東西ドイツに分かれた分断国家だったので、南北朝鮮の分断への関心が強く、フリードリヒ・ナウマン財団も北朝鮮との交流に力を入れているそうでした。ドイツ人が南北朝鮮分断に関心を持っているというのは、新鮮な驚きでした。旧西ドイツと東ドイツのように比較的問題の少ない統合が実現できれば、朝鮮半島の人たちにとっても日本にとっても良いことです。

その他、中国の影響力の増大、日本とドイツの関係、日本経済の行方、日本の政局など、いろんな意見交換をして会談を終えました。久しぶりに通訳なしの意見交換でけっこうしんどかったですが、相手も英語のネイティブスピーカーではなかったので、それだけが唯一の救いでした。ドイツ語なまりの英語でホッとしました。

国際援助業界や教育関係の専門用語であればそれなりに対応できるのですが、政治に関する英語の専門用語には自信がなく、「小選挙区制って、英語で何て言うんだっけ?」みたいな微妙な間ができてしまい、ときどき気まずい沈黙が流れました。あらためて英語の勉強をしなくては、という危機感を覚えた会談でした。

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天皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は「平成から令和」へ改元を前に、「MSA資金」運用益のシェアについて「この任に預かってから、あらゆる秩序を壊してきた」という

2019年04月21日 10時28分52秒 | 国際・政治

 

 

板垣英憲(いたがきえいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

~ニュースにブログ~

 
 

天皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は「平成から令和」へ改元を前に、「MSA資金」運用益のシェアについて「この任に預かってから、あらゆる秩序を壊してきた」という

2019年04月21日 07時22分42秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
天皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は「平成から令和」へ改元を前に、「MSA資金」運用益のシェアについて「この任に預かってから、あらゆる秩序を壊してきた」という

◆〔特別情報1〕
 天皇陛下を戴く世界支配層「ゴールドマン・ファミリーズ・グループ」は、天皇陛下と小沢一郎代表に委ねられている「MSA資金」運用益のシェアについて、「平成から令和」への改元を前にして体制を一新した。このために、天皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は、「この任に預かってから、あらゆる秩序を壊してきた」という。「あらゆる秩序」とは、いわゆる「黒い貴族」(金融マフィア、麻薬マフィア、武器シンジケート)が、闇の世界で蠢き、巨万の富を独占している「悪の秩序」である。この破壊過程で、キッシンジャー博士とプーチン大統領が、2016年2月3日、ロシアの首都モスクワで会い、「世界恒久の平和と繁栄」を築くための新しい秩序づくり「新機軸」(第3次世界大戦の回避、世界の原発443基廃炉、地球環境改善、AIの産業化)を新潮流とすることに合意した。現在、「新機軸派」と言われているのは、天皇陛下、小沢一郎代表、キッシンジャー博士、プーチン大統領、トランプ大統領、習近平国家主席の6人である。安倍晋三首相は、「黒い貴族」の一員であった岸信介元首相の孫であり、「退治の対象」に指定されている。吉田茂元首相の孫・麻生太郎副総理兼財務相も同様である。吉備太秦は、「黒い貴族」による「悪の秩序破壊」の経緯について、以下のように振り返っている。

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南北首脳会談から米朝会談を経て南北統一へ、そして中国の民主化のシナリオが書かれています。このときから始まっていました。必読です。


日本の覚悟 イルミナティ解体 「新機軸」発動 人類補完計画 この一大事に世界を救う盟主となる
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中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら)
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オフレコ懇談会
2019年4月21日(日)13時~17時
元毎日新聞記者・政治経済評論家歴45年!
板垣英憲が伝授する「必勝!」のための情報キャッチ術・情勢判断学~情報4重層「表・裏・陰・闇」とジレンマ情勢予測秘術
会 場 
埼玉会館 6D
参加費 5,000円




第90回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
2019年5月11日 (土)
13時30分~16時45分
「政権基盤を揺るがす参院選挙
『5G』米中から日米貿易戦争に突入」

会 場 
埼玉会館 4 B
参加費 2,000円


【『一由倶楽部 鉄板会』】
平成31年5月14日 (火)14時30分~17時

会 場 ホテルグランドヒル市谷 東館2階「琴」
参加費 5,000円


ヒカルランドセミナー
『日本の覚悟』出版記念プレミアム講演会 板垣英憲 6/22
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HOME天木直人のブログ沖縄補選の敗北を見越して手を打った2プラス2会合

2019年04月21日 10時10分57秒 | 国際・政治


沖縄補選の敗北を見越して手を打った2プラス2会合

2019-04-21



 きょう4月21日で地方統一選は全て終わり、政局は参院選に向かって走り出す。

 私の最大の関心はもちろん沖縄の補欠選である。

 知事選や住民投票の結果を見れば、どう考えても辺野古反対の野党候補が勝つ。

 そして再び辺野古反対の沖縄県民の意思が確認される。

 安倍首相にとっては、今度こそ補選で勝利して、辺野古阻止の勢いをくい止めなければいけないだろう。

 しかし、まるで安倍自公政権からは焦燥感が伝わってこない。

 負けることを覚悟しているかのようだ。

 そう思っていた私は、4月19日(日本時間20日未明)に発表された日米外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の合意内容を見てピンときた。

 そこには、「日米の外務・防衛4閣僚は辺野古移設が普天間固定化を避ける唯一の方法であるとして推進することを確認した」、となっている。

 まさしくこれが答えだ。

 21日に県民の意思が判明する前に2プラス2を開き、そこで日米の意思を確認・表明することによって、いくら反対しても無駄だと言って見せたのだ。

 揺ぎない日米同盟の前には、それに逆らうあらゆる抵抗は無駄であると言って見せたのだ。

 ここまであからさまな日米両政府だ。

 もはや辺野古移設反対は、安倍政権ひとりを相手に戦っても無意味だ。

 これからは、本気になって米軍とトランプ政権に迫るしかない。

 このままでは沖縄県民や日本国民の反米感情が高まり、日米同盟が危うくなると脅かすしかない。

 そしてそれは政治が主導しなければいけない。

 政治の場で野党が野党共闘しなければいけない最大のテーマなのだ。

 今度の沖縄補欠選挙における野党候補の勝利を、単に参院選への弾みだと喜んで政局の道具に留めてはいけない。

 野党は直ちに米国政府に辺野古移設を撤回せよと一致協力して野党外交を始めなければいけない。

 それを始めるのは平成が終る前でなければいけない。

 令和の時代の宿題にしてはいけないのである。(了)

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