

写真上はキブシの花です。ところでこの木の名前はカタカナで書くと「キブシ」漢字で書くと「木五倍子」と書き漢字で書く方が文字が多い名前です。ウルシ科のヌルデの葉に出来るタンニンを多く含む虫こぶの付いた葉を乾燥したものを五倍子(フシ)といい、薬用、染料等に利用するとともに、女性が歯を黒く染めるのに使っていました。しかし、フシは簡単に入手できないので、キブシの果実(写真下)にもタンニンが多く含まれており、フシの代用品としてこの木の実が使われました。フシの代用品の木、「木五倍子」といわれるようになったのだそうです。山谷川のこの辺は木々が茂り、小さな森のようになっています。土手にはカワセミの巣穴があり毎年子育てをしていたと、恩田川で会った人に聞きましたが、巣穴は確かにありますが子育てはしていないようです。カワセミマニアが多すぎて落ち着いて子育てができないので巣を放棄してしまったようです。