カイツブリは、日本でカイツブリ科の中では最も小さなカイツブリ目の鳥です。全長は約26cmで、頭と翼は暗褐色、首筋は赤褐色になります。嘴は黒くて尖っており、虹彩は淡黄色です。水面の穏やかな湖沼や河川に生息し、魚やエビなどの水生動物を食べます。水中に巧みに潜り、15秒以上も潜っていることもあります。繁殖期には水草や杭などに浮いた巣を作り、雛を背中に乗せて泳ぎます。カイツブリの名前の由来は、「掻いて潜る」という意味や、「櫂(かい)と瓢(つぶる)」という体の形に見立てたという説などがあります。
カイツブリ