ノイバラ(野茨、学名: Rosa multiflora)は、バラ科の落葉性のつる性低木で、日本の北海道から九州まで分布しており、国外では朝鮮半島にも自生しています。山地の林縁や原野、野原、草原、道端、河岸などに自生し、日当たりのよい山野のヤブや河川敷などにも見られます。ノイバラは各種バラの品種改良に使われ、園芸用バラ類の接ぎ木の台木にも重要です。花は芳香があり、香水の原料や花材としても利用されます。赤く完熟した果実は甘味があって食べることができ、薬用にもなります。特に利尿作用があるとされています。
ノイバラ