先日 瀬戸大橋を眺めながら 食事をしていると
小学校のころ フェリーで四国に渡って 金毘羅さんへ
修学旅行に行ったことを 思いだしました。
映画 二十四の瞳で 子供たちが小豆島から修学旅行に行ったのも
金毘羅さんでした。

実は 1987年 映画「二十四の瞳」が 主演 田中裕子さんで撮影されました。
瀬戸大橋ができたのと同じ時期のことです。
岬の分校は 小豆島で撮影されましたが 子供たちが高学年になってから
通うようになった本校は 私の子供たちが通う小学校で
撮影されたのです。
監督が 木造校舎が残っているところを 色々見て回って
この小学校が規模や周りの環境などから 一番イメージに近いと
気にいったそうです。
地元エキストラで 先生 生徒 保護者も 100人くらい 参加しました。

卒業式のシーンです。
エキストラで 白髪の燕尾服の校長先生役は うちの 長女と長男
過去には 私の姉も担任してくださったK先生です。
その左隣の 青いスーツが 夫です(笑)

前列一番左の 縞の着物の男の子が 長男。
さらに 真ん中の赤い帯の女の子で小さいほうが長女。
背が高いほうが 近所の同級生の子で その隣の子も仲良しでした。
まだ 二女は小学校へあがっていなかったので 出られませんでした。
体育館で 松竹から大量の衣装が運びこまれて 体格や顔立ちにあわせて
衣装を着せられました。
3月の終わりなのに ときどき雪がちらつく寒い日に
子供たちは 薄くて丈の短い着物で 裸足にワラ草履。
夫など 自分の眼鏡ではなく 小道具の丸眼鏡をかけさせられているので
よく見えなかったそうですが
残念ながら 映画には ぜんぜん写っていませんでした。(笑)
クレーン車で 雨を降らせています。


簑や番傘で登校するシーンを撮影しています。
裕子さん 美しい。

学校が春休み中で 日・月曜の 2日間 撮影されたのですが
私は 仕事が休めず 日曜しか 見られませんでした。
この撮影のあと この古い校舎は 鉄筋の校舎に建て替えのため
倒されました。
だから かなり校舎の表あたりは 映画のために昔らしく直されたり
ないはずの二宮金次郎の銅像も 置かれました。
さらに その鉄筋校舎も 約30年後には 過疎化が進んで
別の所に統合された学校が 移転新築されて 空き家状態です。
鷲羽山に行ったおかげで 古い写真が出てきました~