Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

きんつばじへい

2006-06-06 | うちの子に御用?
きんつばじへいきんつばじへい
大川 悦生 赤羽 末吉


ポプラ社 1969-01
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 うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が図書館で借りた本シリーズ。学校では年間100冊読みなさい、と指導されている。ルークが寝た頃に僕が帰宅するので、一緒に読む時間はない。でもお互い本の話題で話したい。ルークがこう言った。
ルーク「ちち(注・”ちち”と呼ばれている)、ちちがおうちに帰って、ごはん食べた後で、ぼくが借りてきた本読んどいて。」
なるほど。ちゃんと毎日チェックしなきゃな。

 今回借りてきたのは、長崎を舞台にした隠れキリシタンの物語「きんつばじへい」。長崎を舞台に、幕府のキリスト教弾圧の様子とそれに立ち向かう主人公じへいの活躍を描いた本だ。ルークはおそらく英雄物語が読みたくてこれを選んだのではないかと思われる。なかなか歴史の重みを感ずる内容だ。

 実はルークが通う学校はカトリック。だからキリスト教弾圧と戦う話は、かなり印象が強いことだろう。僕はその背景について話してあげた。
アナキンtak「あのね、江戸時代って時代は、お侍がいたのさ。そして殿さまがこの世で一番えらい人でなくちゃならなかったのさ。」
ルーク「ふうん。」
アナキン「だから”かみさま”を信じる人は、殿さまには都合が悪かったんだ。」
ルーク「そっか。かみさまが殿さまよりも偉いからか。」
アナキン「そうだね。」
ルークは主人公の元にマリア様が現れて、人々を救うために町へゆけ、という場面が気に入っているようだ。このような隠れキリシタンの昔話は各地に伝えられている、とあとがきにあった。ちちも勉強になりました。
コメント
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