雑食性の音楽的嗜好をもつ僕takの音楽的ルーツを探求するこの企画、ついに第50回です。1アーティスト1枚で100回を目指すぞぉ。既にこのブログ自体があれやとれやで節操がないので、なかなか進まんが・・・。
さて久しぶりにプログレッシヴ・ロックを。今回ご紹介する僕のお気に入りアルバムは、マジェランの「Hour Of Restration(伝承)」。プログレを専門とするマグナカルタというレーベルから最初にリリースされたのが、このマジェランだった。キーボードを全面に出していながらシンフォニックすぎず、テクニカルな部分をひけらかすこともない。打ち込みドラムでキメのフレーズをビシバシ繰り出してくるアレンジは、大げさなことが大好きなキーボード弾きにはたまらない。イエスやラッシュの影響?とも思えるサウンドを持つバンドだ。
さて久しぶりにプログレッシヴ・ロックを。今回ご紹介する僕のお気に入りアルバムは、マジェランの「Hour Of Restration(伝承)」。プログレを専門とするマグナカルタというレーベルから最初にリリースされたのが、このマジェランだった。キーボードを全面に出していながらシンフォニックすぎず、テクニカルな部分をひけらかすこともない。打ち込みドラムでキメのフレーズをビシバシ繰り出してくるアレンジは、大げさなことが大好きなキーボード弾きにはたまらない。イエスやラッシュの影響?とも思えるサウンドを持つバンドだ。
このアルバムがリリースされた年、僕の職場にロック好きの後輩が入社してきた。帰りがやたらと遅い仕事だったけど、二人でCD店で物色したり、部屋に遊びに行ってあれこれ聴かせてもらったりしていた。ちょうどカラオケネタの仕入れに忙しく、洋楽離れが進行しつつあった頃。彼は僕を音楽的に引き戻してくれた。しかもよりマニアックな方向へ。でもクラシックロックへの興味を高めてくれたのは彼だったと思う。僕の節奏のない音楽の幅はこれでさらに広がることになる。彼が進めてくれたのがマジェランだった。
当時、僕はシーケンサーで音楽製作するDTMにハマっていた。バンドやりたくともメンバー集めもままならない。オリジナルを形にしようと、帰宅しては8小節だけ打ち込む。そんな日々だった。僕が取り組んでいたのは打ち込みでプログレッシブロック的なオリジナルを作ること。そこにマジェラン。影響を受けないはずがない。夜な夜なの打ち込み作業の結果できあがったのは7分を超える大作だった。僕はその曲で、地元FM局主催のコンピュータミュージックコンテストに応募した。結果はオリジナル部門3位。地方紙のテレビ欄の裏に小さく名前が載った。マジェランを聴くと、忙しくて仕方なかったけど懸命に音楽を聴いていたあの頃を思い出す。”日々に流されたくない。本当に好きなことだけは誰にも負けない自分でありたい。”そう思っていた20代がよみがえってくるのだ。