7月に予定される参院選挙だが、それぞれの選挙区で立候補予定者が出そろい始めてきた。
国会も今は参院予算委員会の中継がテレビとラジオで行われ、白熱した?議論が行われているだろうと思い、午後からテレビにスイッチオン、2時間ほど見入っていた。
午後の前半は民主党選出議員が質問に立ち、閣僚などに質問を浴びせていたが、どうも迫力がない。これが国会議員の委員会質問なのだろうかと、途中で眠くなってしまっていた。
やはり、なまぬるすぎる。
議員は国政調査権を持っていて、それなりに自由に国政に関して調査しているはずなのに、どきどきするような話が一向に出てこない。パターンを使って質問を分かりやすくしようという意図は見えるが、それが新聞の記事であったりして、まるで新聞記事をきっかけにしている程度で議員自身が足で調べた疑問を投げかけるようなことがなくなっているのは寂しい。
これでは巨額の予算はすんなり通過しても仕方がない。
今回期待して見ていたのはTPP交渉に日本が7月に合流することが決定したが、その内容など詳しく追及するだろうと思っていたのだが、あまりにも表面的で具体的に我々の生活や企業、生産者にどのように影響が出るのだろうかなどが、現出されなかった。
反対だ!反対だ!と騒いでみても、それを裏付ける詳細が明らかにならないと、議論が成り立たない。完全に質問側の負けだった。もう少し、勉強をしてから閣僚に対して迫力ある質問を投げかけ、理事者側をドキドキさせるようにしないと、国民はそっぽを向いてしまいますよっ!
きょうの中継を見る限り、民主党の奮起をお願いしたいと思ったのである。