それは、防波堤などの釣りといえる。
昨夜、きょうの天気を見ると『快晴、波穏やか・・・』 釣り好きの心が騒ぐ。。。
だが、私がよく行く休日の釣り場は、ファミリーの『安・近・短レジャー』の好適地。・・・多分混雑するだろう・・・などと考えて、今朝は場所取りのため、午前6時過ぎに早めに出動。
早朝だとまだまだ人は少ない。一安心だ。さっそく竿を出すのだが、自分にも周辺の馴染みにも魚信はなく、いつもと違ってどんどん時間が過ぎて行く。。。当たりがあったと思うと小物が一匹・・・納得のいかない釣りが続いていた。。。
やがて、時刻は9時過ぎ。ファミリーの一組目がやってきた。男の子二人と父親。私の後ろを通り過ぎ近くの別の場所へ。
隣で竿を出していた顔なじみのベテランの人と顔を見合わせ、お互いにホッとした。
続いてのグループは若い夫婦。挨拶もなく竿を出し始めた。顔なじみのベテランが「この間は無理だろう・・・・」私も、「ここは潮流が速いからそれを頭に入れて釣ってねっ・・・」二人はやや憮然とした表情で「はい」と一言言った後、やや遠慮気味に夫婦で別々に竿を出し釣りを始めた。
さらに私の右側には高齢の夫婦が道具を置いたので、私がひとこと。「“投”げは無理ですからねっ」おばぁさん・・・「投げはせんからねっ」と言って睨んできた。年をとると、どうも我儘が強くなるのだろうか・・・?旦那は愛想よくいろいろ話しかけてくるが、奥様は相変らずマイペース。夕食のおかず釣りに徹している。こんなに男と女は生活感が違うのだろうか・・・・?
昼前になった。近くで賑やかなグループの歓声が聞こえてきた。シートを敷いて海岸近くでおじいさんから若夫婦、孫たちが集まって昼食を賑やかに始めたのだ。これも連休中ならではの光景だ。子供(3~5歳)の嬉しそうな声が響く。
さて、その人たちの釣果の方は全くと言ってよいほど“ゼロ”に近い状況がほとんど。かくいう私もそうだったのだが、この日のファミリーは釣果より家族のふれあい、夫婦のコミュニケーションなどなど・・・を深めていた。
なんとも明るく楽しい和やかなGW前半最終日、海岸での表情だった。