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警備員さん頑張る年度末

2016年02月02日 | Weblog

ウォーキング中、足を停めることがある。

遠くに美しい景色が見えたとき、道沿いに美しい季節の花が咲いているとき、工事中の道路で規制をしている警備員に工事場所を聞くとき・・・・いろいろあるが、きょうは交通量の少ない道路で警備員と話しをしてきた。

通行する車が5~6分に1台ぐらいの道路。電話線付け替え工事のクレーン車注意を呼びかける警備員さんだ。

年齢は60歳代、顔はヘルメットやマスクでほとんど隠れていたが元気で優しそうな目をした高齢者だった。

道端には光ケーブルらしき細いコードが3本電柱の方へ延びていた。先方からにこやかに私を向いて会釈をしてくれた。

分かっていたがあえて、「何の工事しているのですか?」 「ようわからんのですが、電話のライン張り替えのようです」 「昔は電話線が太いものだったが今は本当に細く軽くなった・・・」その後警備員は、前方後方に目配りしながら、定年後だが自宅にすっといると奥さんが機嫌が悪いので、小遣い稼ぎに本社がある県都から朝5時に出てこの場所で1日中仕事をしているなど積極的に話しかけてきた。

年度末が近くなると道路工事や電話工事が増え繁忙期には、やる気でやれば結構収入は多いのだが、1か月10万円を限度にしていて、仕事が閑散期を迎えると奥さんと食事をしたり1泊の温泉旅行を楽しんだりしているとのことだった。

太陽が出て日中は比較的暖かだったが、寒くなったり穏やかな天気だったりの日が続く。激務だ。

サンデー毎日、マイペースで自然の移り変わりを楽しみながら歩き続ける私と比べると、仕事を楽しみながら自分のお小遣いにしている彼には“生きがい”があるように思えた。目標もある。

アベノミクス効果で、この時期はいろいろな工事が増え、警備員さんは大活躍だ。

毎日をのほほんと過ごしている私には、“労働の楽しみ”について、ちょっぴり刺激を与えることになった昼前の時間だった。