車を運転していた男性の死因が「大動脈解離」という突発性心疾患が原因だったというNHKニュースを聞いたとき、どうしようもない悲しい辛い思いが身体を走った。
男性は働き盛りの51歳、まさかこんなことになるとは生前、想定もしていなかったことだろう。
心臓の近くの太い血管が裂ける突然死、大動脈解離で年間9000人が死亡しているとのこと。
もし、私が運転中、こんなことになったらと心配するとともに、人間の体はいつ突発的に変調を来し、重大インシデントを発生させてしまう事に際し、車の怖さを改めて考えさせられた。
受け売りだが、大動脈解離は、心臓から全身に血液を送り出す最も太い血管の「大動脈」で、内側にある膜が破れ、血管に沿って裂け目が広がるもの。血液が流れにくくなり、心停止状態に陥ったり、脳に血液が回らず、失神したりするという。裂け目が外側の膜まで広がって、大動脈そのものが破れると、多くの場合、大量出血で死亡する。長年、高血圧の人がなりやすいと言われ、突然の胸の痛みなどが出た段階で医療機関を受診できれば治療も可能だが、事前に気付くのは難しいのが実態だ・・・と言っていた(NHK ニュースWEBから抜粋引用)
スクランブル交差点内に車が突っ込むという事態は、歩行者側には想像しがたい。
自動車が“走る凶器”とならないためにも、“安全停止装置=自動ブレーキ”の取り付け普及が望まれる。