大型連休の後半が始まった途端、多くの人が行き交うJR神戸・三ノ宮駅前で乗用車が暴走、5人に重軽傷を負わせるという事故が発生した。
繁華街で車が暴走する事故は大阪梅田、京都祇園、東京池袋などで相次いで発生し、今回の事故をニュースで知った時、"なぜ?、またっ"と背筋が凍るショックを受けた。よく遊びに行く場所での事故だけに強いショックだった。
今後の警察の捜査で事故原因が明らかになるだろうが、これまでのところ警察によると、運転していた63歳の男は「よく覚えていない」と供述しているということ(NHKニュース)で、意識が朦朧としていたのに運転を継続していた可能性はあると推測できる。
客待ちしていたタクシーのカメラの映像がテレビニュースで何回も放送されるのを見ていて、助手席にいた22歳の息子が何も出来なかったのだろうか?と思ったりもする。
その後のマスコミ取材で、弟がインタビューで、『車は運転するな!』と忠告していたということも明らかになった。ドライブレコーダーの解析でブレーキを踏んだ形跡がないことも映像から判る。
車は走る凶器といわれ、事故防止の対策がいろいろ講じられてきたが、このような事故が発生すると歩道でも安心して歩けない。大都会で安心して歩けるのは地下道だけということになる。
今回の事故に遭われた方は命に別条がないという報道を聞いてホッとしたが、しっかり事故原因を究明し、二度と同じような事故が起きないよう対策を練って欲しいものだ。
車好きだった私より一回り上の先輩は、年賀状で愛車を手放し、免許証を返上したという一筆があった。
高齢になると運転能力が格段に悪くなるといわれている。まさかの事故を起こさないためにも、体調が悪いときの運転は絶対にしないことが大切だ。
"車は便利で安全な乗り物"といわれるためにも・・・。