所謂ぶら下がりインタビューで『精査』という言葉を続発し、きょう(13日)どのような"言い訳"をするのだろうかと会見を注目していたが、ぼんやりとした状況は見えてきたものの、明解な答えではなかった。
家族と宿泊した部屋で事務所関係者らと会議をした。誤解を招いたため約37万円を返金する。・・・誤解を招いたので返金するというのは、考えたものだ。所謂"狡い"言い訳だ。
自宅と別荘近くでの飲食代の中に政治活動に利用したことが確認できないものがあり、約8万4000円を返金する。
表面上は、都合45万4000円の返金だが、『精査』が精査になっていないようで、納得いかないのは私だけではないだろう。
説明責任を果たしたとは言えず、全てが中途半端な説明に終わった。
これまでの週刊誌報道は舛添都知事のカネに対する考え方を厳しく追求してきているが、きょうの記者会見では舛添さんの、カネに対する"都合"の良い解釈で納得させられたようだ。
政治資金や税金の公正な支出は厳守されるべきだ。支払者名のない領収書を集めておいて、なんでもかんでも後から政治資金にしてしまい、結果的に私的流用につながるようなことは厳に慎むべきだ。
どうもこの方、お金に少しみみっちい考え方なのだろうか?だったら、『精査』などといわずに自分自身でしっかり手帳に書き込み、会計管理をするぐらいであってほしい。
これまで、いろいろな問題が発生してきたが、都議会で野党議員がどのように追及するのか?そして、知事はそれに答えるのだろうか?
"まぁ、まぁ"で済まされる問題ではないはずだ。今回の会見、マスコミの追及は少々甘かった!