GW前から、国道沿いを歩くお遍路さんの姿をよく見かける。
白装束に金剛杖、菅笠のお遍路さん、ある時はリュック姿の男性、ある時は旅行用のカートに荷物を詰め、ご主人とみられる男の人と一緒の夫婦遍路、白衣を着て自転車で次の札所へ向かう若者・・・人それぞれに発心し、歩き、自転車、バイク、自家用車などなど思い思いに88か所を巡礼している。
言うまでもないが88か所は1番の徳島霊山寺をスタート、徳島県内(阿波)が発心の道場、高知県内(土佐)が修行の道場、愛媛県内(伊予)は菩提の道場、香川県内(讃岐)は涅槃の道場とされ、1番から順に回るもよし讃岐から逆に打つ(巡礼する)もよし、全行程約1400kmの同行二人の旅を続ける。
ここ数年のブームで幅広い層が巡拝をしているが、春先には外国人の歩き遍路姿を1週間に1回は見かけた。
私の友人は、自転車(ママチャリではない)をこのために購入し、会社を卒業してから何年かかけて巡拝、後は高野山を残すのみとなっている。
四国は今、30万人以上のお遍路さんが訪れ、遍路文化が大いに盛り上がっている。
この人たちにゆっくりと泊まってもらおうと、このほど"お遍路ハウス"が讃岐街道沿いに誕生(新居浜市北内町)した。
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お遍路ハウスは会員制で、利用料は一泊素泊まり2800円、四国遍路とスペイン巡礼を歩いたという管理人も常駐しているとのこと。