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何歳になっても『好奇心』

2021年10月07日 | ニュース・時事ネタ
 ノーベル物理学賞受賞が決まった真鍋淑郎さんの記者会見をテレビで見ていて、研究者だけでなく我々も生きていく上で、"好奇心が原動力"ということを改めて感じた。
 真鍋さんは愛媛県出身、徳島、高知県境に近い四国中央市の山の中で生まれ、旧制三島中学(現三島高校)を卒業後東大へと進み、1967年、考案した大気モデルを使って二酸化炭素濃度が2倍になると気温が2.3度上がると予測する論文をまとめた。また69年には海洋の影響と組み合わせた大気海洋結合モデルを発表し、現在の地球温暖化につながる研究を続けた。

 記者会見で真鍋さんのスピーチを見たり聞いたりしていて、とにかく明るく朗らかな人で、好奇心あふれる方だな~というのが印象だった。そして何よりも90歳という年齢を感じさせない。

 考え出すと集中力で車の運転を誤る恐れがあり、代わりに運転してくれている妻信子さんに対し、大いに感謝していると微笑みながらスピーチしている真鍋さんからは、高齢化社会で夫婦の役割分担をそれぞれが果たしていることも窺え、大いに感動を覚えた。

 生きていく上で何事にも好奇心がないと、日常生活にハリが出ない。好奇心と覇気を捨てないよう元気で頑張らなくてはと、記者会見の中継で大いに感じた。アメリカ国籍を持っているとはいえ、2014年に青色発光ダイオードの研究開発で同じ賞を受賞した中村修二氏も愛媛県出身だ。
 同郷の人がノーベル賞を受賞するということは大変うれしい限りだ。
人生終焉まで『好奇心』を忘れずに生きていきたい!

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