無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大麦の収穫を終えて(1)

2010-07-05 22:29:34 | 日々の自然菜園
本日、時々、

今日、大麦の後作に蒔いた小豆が無事発芽しておりました。
そのことをブログに書こうと思いましたが、大麦のこと書きそびれました。

そこで、今日から大麦→小豆への道のりをシリーズでお届けいたします。

左が小麦で、右が大麦です。


これは、うちで育てている南部系の小麦です。
麦には、大きく分けて、小麦と大麦があります。

小麦は、粉にして、パンやうどんなどにしていただきます。


こちらは、大麦。珍しいモチ種の「セツゲンオオムギ」です。
大麦は、大きく分けて皮麦と裸麦に分けられています。

セツゲンオオムギは、皮の被った皮麦で、ノゲ(ツンツンした毛)が6条あるので、六条大麦の一種です。

皮麦は、特殊な機械で丸麦や押し麦にしないとすぐには食べることができません。
うちでは、以前は小諸まで精麦しにいっていましたが、遠いので断念して今は麦茶していただいております。

この大麦は、麦茶以外には2つの目的で蒔きました。
1)小豆の前作として
2)鶏の自給用の餌として


実は、麦はとても土作りに最高の作物です。
麦の後作は、どんな作物もよく育つようになります。
それは、
1)余分な肥料を吸収してくれ、
2)麦の根が土を深く耕してくれ、
3)麦わらや朽ちた根は微生物やミミズなどによって分解され土を豊かにしてくれます。



最近は軟派になり、部分的に機械も使うようになりました。
以前は、10~20kgくらいしか麦をやっていなかったので、全て手刈り&足踏み脱穀機で手作業でやっていました。

最近は、小麦が200kgを超えさすがに種子用に個別に脱穀する時以外、機械を使わせていただいています。

この機械は、バインダーといって麦を刈って、麻ひもで縛るところまでやってくれる優れものです。


どんどん刈っていっています。


機械がここまでやってくれます。


これは足踏み脱穀機です。
電気も石油も要らずに、足踏みミシンのように非電化機械です。


足踏み脱穀機で脱穀していると、友人がハ―ベスター(自動脱穀機)で手伝ってくれました。

ハ―ベスターもバインダーも今では使う人がいなくなった機械です。
今では、機械に乗ったまま刈り取り、脱穀もできるコンバインが主流です。

次回は、大麦を刈った後作に小豆を蒔いたところをご紹介します。
コメント (12)
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