無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

せたがや自然農実践倶楽部で、自然農学習会4月:後半「陸稲の種降ろし」

2013-05-01 19:21:24 | 出張菜園教室
本日、時々


せた農の公開講座では、午前中会員さん向けにも同様の講座を行い陸稲の栽培も行いました。

陸稲(おかぼ)とは、通常田んぼで田植えする水稲(すいとう)に対して、畑で、育つ稲です。

陸稲の種子は、前もって水に浸し、




浮いた種子は除き、実の詰まった種子だけザルなどで乾かして準備しておきます。


陸稲には育て方が2通りあります。

直接種まきする直播きでは、播く溝を掘るために、生えている草を条(すじ)に刈っていきます。


表土を左右に寄せてから、溝を掘った後、足で平らにしておきます。


平らなところに、種子を蒔いていきます。


種を降ろしてから、土をかけ、再度土を踏んで鎮圧します。

そのあと、刈った草を戻し、

スギナだらけの畑なので、米ぬかと油粕を半々に混ぜたものを、敷いた草の植え方の上から補い、鎌の背で叩いて落ち着かせます。

直播きの陸稲の区画では、6月になったら、陸稲と陸稲の間に大豆を播いていきます。



2つ目の育て方は、苗代で育苗してから、畑に移植(田植え)する方法です。


苗代に蒔いた種が等間隔に播かれているように、手で調整します。


綺麗に蒔けました。


陸稲の種まきは、覆土も気をつけます。
畑の夏草の多くはイネ科なので、種子が発芽準備できていない深い土をもってきて覆土に使います。

そして、鎮圧も忘れずに行います。


切ったワラを覆い、


長いままのワラを重ねていき


発芽するまで、ワラが飛ばないように竹で重しをして土が乾かないようにします。

陸稲が発芽してくるまで、




陸稲を移植する予定の場所に、1.5m間隔でマクワウリの種播きもしました。

陸稲は、連作障害が出安いので、混植や輪作が有効です。

今回直播きの区画では大豆と間作し、移植する区画では、マクワウリと混植します。

今では、陸稲が少なくなりましたが、水田ができない場所では、お米を自給できる貴重な稲です。

せた農では、自然農を通じて、持続可能で自給できる菜園を伝えられたらいいなーと思っております。

次回9月29日(日)にも秋の種降ろし公開講座ございます。


来月の菜園スクールは、
5/18(土)&19(日)シャロムヒュッテであずみの自然農塾

5/26(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする