本日、の予報。
ここ2日間、長野県松代町にある里山再生事業部 杏っ子の里ハーモアグリに通っております。
というのは、去年から本腰を入れて果樹栽培を学び始めました。
昔、師匠がみかんを自然農法で育てていたこともあり、ちょっとは果樹栽培を見学したことはありましたが、
農薬・肥料を使わず、果樹栽培の方法が一般的に確立していないこともあり、本やちょっと見学した程度では、正直わからないことだらけで迷走しておりました。
今回、友人から紹介を受け、あこがれの道法正徳さんの5日間の果樹の剪定講習会に参加しております。
彼は、雑誌「現代農業」(農文協)でもペンネーム川田 建次さんでも有名ですが、『高糖度・連産のミカンつくり―切り上げせん定とナギナタガヤ草生栽培』(農文協)で、
ミカンにおける切り上げせん定の確立にとどまらず、現在では自然栽培(無肥料栽培)の指導者としても全国講習会を開いている今ときめく果樹栽培における第一人者です。
このブログでは、その5日間の講習会の様子をざっくりとレポート紹介させていただければと思います。
実際には、まだ私も未熟ですし、初体験なので、拙いですが、世の中は広いもので、
常識の全く逆の果樹栽培をご紹介することで、同じ植物としての野菜栽培にも生かしていただければと思います。
個人的には、久々の師匠(マスター)クラスの出会いでした。
講座も至極の一言の連続で目から鱗。経験からの鋭い洞察と理に適った指導方法。なによりも器が大きく、ユニークな話し方に度肝を抜かれっぱなしで、果樹の師匠を得た喜びと感動でこの2日間睡眠時間が2~3時間というありさまです。
ミカンが教えてくれた理は、果樹全般だけでなく、野菜など植物全体に普遍的な真理で、しかも実践的な秀逸な指導に、みなさまに少しでも分かち合いたく(寝れないので(笑))ブログにてご紹介させていただきます。
里山再生事業部 杏っ子の里ハーモアグリさんは、地域の里山再生の一環として、地域のやりきれなくなった果樹を引き受け、再生する方法として、
道法先生のご指導のもと、今回のせん定講習会が行われております。
例えば、リンゴの樹ですが、数年前まで、農薬・化学肥料で慣行栽培されていたリンゴも、
昨日は、実際に、「切り上げ剪定」というやり方で、リンゴの樹そのものの力を最大限に引き出すやり方を見学させていただき、
通常真っ先に切ってしまう徒長枝(とちょうし)というまっすぐに伸びる枝を活かした整枝せん定を残しながら、3年後には元気に若返らせる道筋を学びました。
要点をまとめたプリントも、かつてないほど明確で、
全く初めての方でもわかりやすく、果樹をやっている方は全く慣行の逆なので、かえって混乱する実技でした。
今朝は、苗木の剪定も全く同じだけど、幼い樹には土台をつくる配慮を惜しげもなく教えてくださいました。
成木でも、基本は同じなのですが、去年伸ばした徒長枝を如何に整枝していくか
チェーンソーで荒せん定を実践的に行った後、整枝すべく枝を間引き、徒長枝が実をつけ枝がその実の重さで垂れ下がってくるようにするのかせん定バサミとせん定のこぎりでやっていく過程を見学しました。
ビフォアー
アフターです。
徒長枝は切るものだと教わっている従来の方法からすると驚きの姿ですが、樹が一番元気な枝として徒長枝をまっすぐ天に向かって伸ばすのには、ホルモンなど理に適った本来の姿であり、それを支える整枝せん定を行うことで、着きすぎる花を減らし、樹を充実させ、根を活発にし、若返らせる方法は、
苗木~老木まで基本的に同じ方法で、それらの時期に合ったお世話(整枝剪定)で、美味しい実をつけてくれるので本来の道だと納得できました。
従来の切り口は、枯れ込みやすいのですが、
このような切り口になると、数日でピンク色に癒着しはじめ、枯れ込まずにしかも美味しい実をつけるきっかけになるという目から鱗の剪定に会場では、皆が一生懸命学ぶ姿勢と、
道法先生の熟練のトークに、笑いもあり、ゆったりと集中した素晴らしい講習会でした。
今日の午後は、実際に一人1本の樹を任され、指導実習で、みんな真剣に樹と向き合いながら、時に先輩、先生を交え技術の習得に勤しみました。
自然農法を志して20年。家庭菜園教室をはじめて10年目にして、
ようやく果樹を本格的に学ぶ素晴らしい師匠とその場を得た喜びは、日頃指導者として教えている立場だけに、感無量で、本日の城山公民館講座ではテンションの高いまま3時間も話し続けてしまったほどです(笑)
果樹を修めるのに10年はかかると思っていた独学の日々でしたが、この分だと3~5年に短縮されそうな感じです。
良い師匠との出会いがあると、習得時間が短くなるだけでなく、指導者としても大切なことを教われます。
「果樹も野菜も一緒」が口癖な道法先生のお蔭で、野菜も深く学べそうです。
今年は、いろいろな意味で、幸先がよく、良い節目の年になりそうです。
ただ、事務処理能力と整理整頓能力が全くない(苦笑)ので、2017年の自然菜園講座にお申し込み方の受付業務(メール)を一日でも早く行わなければと焦る毎に、遅れていく現実もあり、申し訳なく思っている次第です。
今年もいろいろありそうですが、全く新しい年になったと感じております。
皆様と、2月の講演会、公民館夜間講座、3月からの自然菜園スクール、自給自足Lifeスクールでの出会いも楽しみにしております。
2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。
FBイベントページのアドレスは以下の通りです。
公開に設定してありますので、FBに登録していない方でもご覧にいただけます。
https://www.facebook.com/events/1643843115916646/
今年で自然農法を始めて20年。菜園教室を初めて10年目の節目に当たります。
20年間の学びを8年間お世話になった関東、東京でお礼奉公させていただきたいと思います。
2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
自然菜園スクールも10年目。10年練ってきた甲斐が合った内容に仕上がり、来年は過去最良の教室になればといろいろバージョンアップしました。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月は、いつもの第1水曜日にもどり、
2/1(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
2/1(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/1(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する
ここ2日間、長野県松代町にある里山再生事業部 杏っ子の里ハーモアグリに通っております。
というのは、去年から本腰を入れて果樹栽培を学び始めました。
昔、師匠がみかんを自然農法で育てていたこともあり、ちょっとは果樹栽培を見学したことはありましたが、
農薬・肥料を使わず、果樹栽培の方法が一般的に確立していないこともあり、本やちょっと見学した程度では、正直わからないことだらけで迷走しておりました。
今回、友人から紹介を受け、あこがれの道法正徳さんの5日間の果樹の剪定講習会に参加しております。
彼は、雑誌「現代農業」(農文協)でもペンネーム川田 建次さんでも有名ですが、『高糖度・連産のミカンつくり―切り上げせん定とナギナタガヤ草生栽培』(農文協)で、
ミカンにおける切り上げせん定の確立にとどまらず、現在では自然栽培(無肥料栽培)の指導者としても全国講習会を開いている今ときめく果樹栽培における第一人者です。
このブログでは、その5日間の講習会の様子をざっくりとレポート紹介させていただければと思います。
実際には、まだ私も未熟ですし、初体験なので、拙いですが、世の中は広いもので、
常識の全く逆の果樹栽培をご紹介することで、同じ植物としての野菜栽培にも生かしていただければと思います。
個人的には、久々の師匠(マスター)クラスの出会いでした。
講座も至極の一言の連続で目から鱗。経験からの鋭い洞察と理に適った指導方法。なによりも器が大きく、ユニークな話し方に度肝を抜かれっぱなしで、果樹の師匠を得た喜びと感動でこの2日間睡眠時間が2~3時間というありさまです。
ミカンが教えてくれた理は、果樹全般だけでなく、野菜など植物全体に普遍的な真理で、しかも実践的な秀逸な指導に、みなさまに少しでも分かち合いたく(寝れないので(笑))ブログにてご紹介させていただきます。
里山再生事業部 杏っ子の里ハーモアグリさんは、地域の里山再生の一環として、地域のやりきれなくなった果樹を引き受け、再生する方法として、
道法先生のご指導のもと、今回のせん定講習会が行われております。
例えば、リンゴの樹ですが、数年前まで、農薬・化学肥料で慣行栽培されていたリンゴも、
昨日は、実際に、「切り上げ剪定」というやり方で、リンゴの樹そのものの力を最大限に引き出すやり方を見学させていただき、
通常真っ先に切ってしまう徒長枝(とちょうし)というまっすぐに伸びる枝を活かした整枝せん定を残しながら、3年後には元気に若返らせる道筋を学びました。
要点をまとめたプリントも、かつてないほど明確で、
全く初めての方でもわかりやすく、果樹をやっている方は全く慣行の逆なので、かえって混乱する実技でした。
今朝は、苗木の剪定も全く同じだけど、幼い樹には土台をつくる配慮を惜しげもなく教えてくださいました。
成木でも、基本は同じなのですが、去年伸ばした徒長枝を如何に整枝していくか
チェーンソーで荒せん定を実践的に行った後、整枝すべく枝を間引き、徒長枝が実をつけ枝がその実の重さで垂れ下がってくるようにするのかせん定バサミとせん定のこぎりでやっていく過程を見学しました。
ビフォアー
アフターです。
徒長枝は切るものだと教わっている従来の方法からすると驚きの姿ですが、樹が一番元気な枝として徒長枝をまっすぐ天に向かって伸ばすのには、ホルモンなど理に適った本来の姿であり、それを支える整枝せん定を行うことで、着きすぎる花を減らし、樹を充実させ、根を活発にし、若返らせる方法は、
苗木~老木まで基本的に同じ方法で、それらの時期に合ったお世話(整枝剪定)で、美味しい実をつけてくれるので本来の道だと納得できました。
従来の切り口は、枯れ込みやすいのですが、
このような切り口になると、数日でピンク色に癒着しはじめ、枯れ込まずにしかも美味しい実をつけるきっかけになるという目から鱗の剪定に会場では、皆が一生懸命学ぶ姿勢と、
道法先生の熟練のトークに、笑いもあり、ゆったりと集中した素晴らしい講習会でした。
今日の午後は、実際に一人1本の樹を任され、指導実習で、みんな真剣に樹と向き合いながら、時に先輩、先生を交え技術の習得に勤しみました。
自然農法を志して20年。家庭菜園教室をはじめて10年目にして、
ようやく果樹を本格的に学ぶ素晴らしい師匠とその場を得た喜びは、日頃指導者として教えている立場だけに、感無量で、本日の城山公民館講座ではテンションの高いまま3時間も話し続けてしまったほどです(笑)
果樹を修めるのに10年はかかると思っていた独学の日々でしたが、この分だと3~5年に短縮されそうな感じです。
良い師匠との出会いがあると、習得時間が短くなるだけでなく、指導者としても大切なことを教われます。
「果樹も野菜も一緒」が口癖な道法先生のお蔭で、野菜も深く学べそうです。
今年は、いろいろな意味で、幸先がよく、良い節目の年になりそうです。
ただ、事務処理能力と整理整頓能力が全くない(苦笑)ので、2017年の自然菜園講座にお申し込み方の受付業務(メール)を一日でも早く行わなければと焦る毎に、遅れていく現実もあり、申し訳なく思っている次第です。
今年もいろいろありそうですが、全く新しい年になったと感じております。
皆様と、2月の講演会、公民館夜間講座、3月からの自然菜園スクール、自給自足Lifeスクールでの出会いも楽しみにしております。
2/25(土)26(日)に神奈川、東京で「自然菜園で自給自足」をテーマに講演会をさせていただくことになりました。
FBイベントページのアドレスは以下の通りです。
公開に設定してありますので、FBに登録していない方でもご覧にいただけます。
https://www.facebook.com/events/1643843115916646/
今年で自然農法を始めて20年。菜園教室を初めて10年目の節目に当たります。
20年間の学びを8年間お世話になった関東、東京でお礼奉公させていただきたいと思います。
2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
自然菜園スクールも10年目。10年練ってきた甲斐が合った内容に仕上がり、来年は過去最良の教室になればといろいろバージョンアップしました。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
ちなみに、2月からの城山公民館講座も2回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月は、いつもの第1水曜日にもどり、
2/1(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
2/1(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/1(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する