新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。
本日、のち。
昨日は、自然菜園スクールの自然菜園ベーシックプラス【応用・実践】コースの開催日でした。
このコースでは、数年継続して菜園区画を使い、菜園プラン、土づくり、不耕起栽培を実践的に学んでいきます。
個人的には、不耕起栽培を軌道に乗せるには、初年度(畝立て)から3年間が勝負で、オセロゲームのような感じです。
つまり、自然の動きは、白(菜園がどんどん良くなる動き)と黒(野菜が育ちにくく草原に戻っていく動き)のせめぎ合いで、常に変化しながら、どんどん良くなる白の動きに囲まれると、野菜が育ちにくい動き病虫害の拡大、ネズミモグラの被害、草負けが減っていきます。
逆に言うと、放任して行くと、黒い動き(草の台頭、ネズミの被害、野菜の不健康)が大きくなってから手を入れると大変ですし、どんどん悪くなっていくので、
里山的にいうと、手入れをしなくなった松林や竹林のように、収拾がつかなくなって荒れていきます。
自然≠放任ですし、自然≠依存で、
ほどよい手入れ(お世話)ができているとどんどん野菜が育ち、草はおとなしくなっていき、病虫害がほぼなくなっていき、楽で、美味しい野菜がたくさん収穫できます。
いかにタイミングよく、自分と野菜のペースで、菜園がどんどん良くなる白い動きをサポートできるようにお世話するか、野良仕事するかにかかっております。
このコースでは、自然菜園ベーシック【基礎】コースで、野菜の性格、相性、お手入れのポイントを学んだ上で、
いかに自分らしく、自然に野菜と草と付き合うのか、師匠たちから教わった自然観察と野良仕事を通じて伝授して行くコースです。
そのため、雑誌や書籍ではなかなか伝えきれない話や技術の背景を実践の中で、お伝えできたらと思います。
夏野菜の自然苗と2年目の菜園(不耕起1年目)の区画
自然菜園2年目の菜園区画との5月の付き合い方を行いました。
ちょっとわかりにくいですが、
通路80㎝の両脇に腰位まで伸びた緑肥mix2年目(多年草)が伸び、中央黄色は、枯れ始めたハコベで、赤いのは、去年の緑肥の草マルチからこぼれ種から発芽したクリムソンクローバーです。
まずは、ざっと全体(森)を俯瞰して、今日の作業時間内で、野菜と草の声(悲鳴、ヘルプコール、収穫のサイン)などを受けて、最低限のお手入れポイントから、
来年再来年の菜園が良くなるために、強化ポイントを見極め、部分(木)のお世話=野良仕事をしていきます。
伸びた緑肥mixを草マルチの材料=有機肥料とだけ考えていると、どうしてもうまく行きません。
今、草の野菜の根のせめぎ合いの結果、形勢は白なのか黒なのか、そしてどこに白の動きをサポートすると、オセロでいう角を取ることができるのか、読み解きながら草を刈り敷いていきます。
自然菜園の最大の土づくりは、夏野菜のお世話にあります。
そのため、菜園プランと、夏野菜への草マルチの連動が来年の菜園を一気に白い動きを加速拡大することになります。
夏野菜がいかによく育つかが、運命を分けるといっても過言ではないので、夏野菜が良く育つように支柱さしや定植準備は、かなり重要ですが、
一般的な家庭菜園では、支柱も定植準備も定植そのものもかなり貧弱になり、黒い動きを加速しがちです。
写真がわかりにくいですが、調理用トマト「サンマルツアーノ」の定植です。
どれくらい草を刈り、深さ、ネギの配置、支柱との距離感がちょうどいい場所を模索し、迷わず植えて行きます。
日本カボチャ「バターナッツ」とズッキーニの定植の仕方の違いを学び、
今年初公開の最新技術「ズッキーニ」の支柱仕立てをご紹介しました。
自身でも4~6割毎年冒険していろいろな技術を模索検証、お試ししている中で、3年位比較しながら行って確信を得たものを、自然菜園に向いているものをまず自然菜園スクールで公開して、
みんなで2~5年検証してみて、改良を加え⇒雑誌で紹介し⇒書籍化する流れがあり、
書籍に載っているものは、最低5年以上実践の中で複数の方にご指導させていただく中で残ったものといえます。
目指すべき技術は「技術無き技術」で、いずれは福岡正信氏のいうような、「無為自然」に野良仕事できたら最高ですね。
サツマイモはセシウムの吸収しやすい野菜トップ3なので、サツマイモはいろいろ気を使います。
サツマイモが自然に枝を伸ばして、根を張ってツルを伸ばしながら規模拡大するかのように、植え方を伝えて行きます。
野菜そのものが持っている力を引き出す方法です。
トウモロコシの苗の植え方、草の敷き方、米ヌカの補い方、質疑応答を重ねながら、自然目線で、野菜と草の間に立てるようにお伝えしてきます。
教わったことよりも、野菜と草の綱引きはどうなっているのか?野菜が強くなるようにお世話できているのか、米ヌカはあげすぎなのか、足りないのか、肥料としてではなく、補いとして使えているのか、野良仕事を通じて伝えてきます。
自然菜園ベーシックプラスは1DAYランチつきなので、菜園ランチと手作りスイーツも楽しみの一つです。
午後は、各個人菜園区画のご指導で回っていき、各自の性格、状況、菜園プランに合わせて、生徒さんと野菜の橋渡しを行います。
次回は、6/16(土)開催予定です。
3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
次回は、「 6/14(木)草と虫の種類別の付き合い方」です。
場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ
●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)
2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定です。
今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
4/4(水)― 春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)、「ジャガイモとネギ」
5/2(水)― 夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、「トマトとキュウリ」
6/6(水)― マメ科で土づくり、「ナスとトウモロコシ」
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)
お楽しみに~
現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。