無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大地の再生&自然菜園講座 vol.2(農道整備と夏野菜の定植)

2018-05-16 07:05:55 | 出張菜園教室

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、の予報。
最高気温予報30℃、まだ5月中旬にもかかわらずです。


先週末、山梨県上野原市にある大地の再生の本部に、大地の再生&自然菜園講座 vol.2(農道整備と夏野菜の定植)に行ってきました。

開始前の時間、矢野さんと圃場状態の見回り(下調べ)をしました。
この圃場は、お茶畑で、ここで作った紅茶がとても美味しかったです。






田んぼの苗代では稲たちが発芽し、去年よりも田んぼの草に切り替わっている点など、大地の再生視点での田んぼは新鮮でした。



山梨に軽トラで持ってきた苗たちは、山梨の太陽と水で、深呼吸させました。




初日は、矢野さんによる大地の再生講座です。スライドを使って、基本から現在の施工中の現場写真などで基本を学びます。










大地の再生講座の駐車場の水道整備メンテナンスを教わりました。

移植ゴテ一つと周囲の有機物と石と土で、車の重みに耐える水道のメンテナンス。
大地の再生の基本はここに詰まっていると思いました。




何気ない、脇水の支流を観ると、直線上に落ち葉が堆積していました。

自然界には直線はなく、落ち葉が溜まる理由があり、その理由を理解しながら落葉をちょっとずつ動かすと、詰まっていた流れが自然になりました。

こんな些細な点にこそ、大地の再生の水脈の基本が学べました。

大地の再生は、自然が本来持っている循環、浄化、生命の営みを支える人の役割を再認識させられます。

直接今の生活には関係なさそうな点こそが、今の生活の原点そのものなので、この原点こそ、日頃の生活の営みの中で大切にしたいと思います。







田んぼに行くまでの農道整備です。

これから田んぼが始まり、梅雨になり、水があふれたりする前にこそ、メンテナンスするのが大切だと思いましたし、
些細な点を早めに見つけ、メンテナンスしておけば、大事にはいただないことも教わりました。




風の草刈りものこぎり鎌が基本になります。


草の折れ曲がる第1のコシ、第2のコシ、第3のコシを確認しながら刈っていきます。


草払い機も使って、風の草刈りを教わりました。


2日目



宿泊先のお世話人のしんしん宅での出来事。

長年防草シートを張ってあった場所に緑肥mixを蒔いたのですが、発芽してきたのは、水脈を切ったところだけ。

水脈上に如何に植物が生え、育つのかすごく学べるところでした。


2日目は、自然菜園講座。

大地の再生を学び、その学びを活かして、菜園と向き合う。

野菜は、草木に比べるとずいぶん作物だけあって不自然な存在。

大地の再生の知恵を活かしながら、野菜が野菜らしく自然に育つ環境を作って育てていきます。


講座中、3時間酢を300倍に薄めた水を底面から野菜に吸わせておくことも大切な野良仕事です。




今回は、田んぼと菜園をつなぐ、クン炭造りも学びました。



草が生え始めてきた菜園を野菜に合わせて野良仕事して行きます。






3月にネギくらつきした場所に、カボチャを定植して行きます。


各々1区画ずつ野菜と草と土に向き合い支柱を挿してから、野菜を植えて行きます。

草を刈っただけでは菜園になりません。野菜を育てて初めて菜園になっていきます。

この畑は元田んぼということもあり、ネギとエダマメの力を借りて、野菜とタックを組んで、菜園にしていきます。

開催は、5~12月まで第2土日を予定しております~。




3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

次回は、「 6/14(木)草と虫の種類別の付き合い方」です。

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
4/4(水)―  春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)、「ジャガイモとネギ」
5/2(水)―  夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、「トマトとキュウリ」
6/6(水)―  マメ科で土づくり、「ナスとトウモロコシ」
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

コメント (6)
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