無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール「自然菜園見学会コース」4月 菜園プランと半不耕起栽培とは?

2018-05-01 02:33:48 | 自然菜園スクール

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、の予報。

昨日は、自然菜園スクール「自然養鶏パイプハウス講座」の第一回目が無事終わり、ハウスの基礎も無事でき、次回は仕上げに入ります。


一昨日は、当スクールの「自然菜園見学会コース」4月 菜園プランをテーマに、最新の自然菜園技術「半不耕起栽培」など見学会を行いました。

いろいろな学習法がありますが、個人的にもっともよい方法の一つに、「見学し、実際にやってみる」の繰り返しが一番手っ取り早いと思っております。

実際に、たくさんの師匠から学べたのも、見学や手伝いをさせていただき、実際に実践して、また見学やお手伝いをするを繰り返してきたからです。

その反復は、とても効果的で、師匠と自分の違いや距離、地域風土の違いなどを五感で感じ、師匠の感覚や考え方、仕事をまねることができるからです。

実践できなくても、見学だけでも実践するときに、イメージができるようになりますし、疑似体験ができますので、有効だと思います。

実際私も田んぼはなかなかマイ田んぼまで、10年かかりましたが、10年間師匠や先輩たちの田んぼを見学し、手伝ってきたので、自分の田んぼで初めて行うときも、ある程度イメージができ、自分の田んぼの特徴も見えてきましたのでとても役立つ10年の見学でした。






うちの見学会のスタイルは、講座×ランチ×見学の3点セットです。

1)講義を聴くことで、見学会が深まります。ただ見てわかるようになるにはそれなりの経験と自然観察力が必要だからです。
今回の講座では、「菜園プラン」=育土がテーマで、如何に野菜が自然に育つように土を育てるように栽培できるかについて、団粒構造~菜園プランまでお話しさせていただきました。






2)2つ目は、ランチです。

食べると理屈だけでなく、五感で直接伝わりやすいと思います。

まだこの時期野菜が採れなくても、去年の野菜を加工・冷凍保存してあるので、足りない分は、プランタ―で育てておいた旬の食材だけでなく、山菜など地域風土から季節を感じてもらい、

自然に育った野菜は、とても美味しく、調理法もシンプルだったり、ちょっとしたアイディアで食べ飽きず楽しむことができます。


大好評だったのが、嫁さんの作る自家製小麦&卵の焼き菓子だちでした。

食べた方は、2つ目を買っておりました。ありがとうございます。










このブログで、いつもお馴染のキッチンシードガーデンから見学会は始まりました!

現在アスパラが旬で、太くて立派なアスパラガスがニョキニョキ毎日食べ放題です。

ニンニクの両脇のターサイの菜の花も終わりに近づいております。


実際に見学会に参加された方の感想では、通路がフカフカということに驚く方が多いですね。

また、川のせせらぎ、キジの鳴き声、春風などと共に、菜園がきれいで、気持ちが良いという印象の感想が多かったです。

見ていただき、解説しながら歩いて回ります。




レンゲが満開の不耕起の田んぼも観ていただきました。

近所の方でも珍しい~とうちに寄ったついでに写真を撮って帰る方もおられます。

今年から、自給田んぼでの不耕起栽培の導入の仕方、ポイントなどをまとめて行こうと思っております。




トイレ型コンポストも見学しました。

尿と大便を分離し、大便をミミズに食べて分解してもらうコンポストで、悪臭がない点や、下の写真で、柿の木によって季節に合わせてミミズが喜ぶミミズ御殿について説明いたしました。


現在、自然菜園は第2弾目の試みに本格的に突入しております。

耕すやり方、耕さないやり方を行っていく中で生み出された、「半不耕起栽培」です。

たまに耕すだけでなく、如何に土が団粒構造が発達し、生き物も野菜も人も喜ぶ場になるのか研究をここ10年位してきた結果をまとめております。

ただやみくもに耕すのであれば、それは破壊行為だけですので、一時的に野菜が育ちますが、その後疲弊して行くことは明確です。

自然状況だけでは、なかなかできない大きな手助けとして2~3年に一度耕しながら、堆肥を切り返すように、大地に空気を通し、水の流れを調えます。
そんな風に耕すコツを研究しているわけです。


ハウスの外には、来週の大月校の「自然菜園入門集中コース」の苗が、順化され待機しておりました。

まだまだ寒いので、夜は、寒冷紗のトンネルをして寒さと感想に強い苗に徐々に鍛えて行きます。




育苗ハウスの中では、野菜苗の水のやり方や、ハウスでどのように土が循環させ、育苗土が生まれて行き、その過程でホウレンソウやネギ、タマネギを育て、ブドウも育っているのか見てもらいました。




鶏小屋の見学も行い、「臭くない」と驚かれました。

小屋には、ホップを生やし、自動遮光カーテンになっております。


ハウスがない方でも、ガーデンバックを使った育苗方法もご紹介。

ハウスの屋根に降った雨水の利用方法も見学していただきました。






川向うのわりと新しい3年目の自然菜園も去年初めて植えた場所写真左が、カボチャ跡地。右がナス跡地で生えてくる草の違いを観ていただきました。

この畑では、南に山をしょっているので、夏が短く半日日陰だったりするので、涼しいところが好きな野菜エンドウ、キュウリが交互連作されています。


最後に、シェアリングの時間です。1日見学会をした感想を交換し合うことで、各自の学びを共有し、理解を深めていきます。

このコースは、1度は受講していただきたい内容です。実際の自然に野菜が育つところで観て聴いて触れて食べて感じて考えていただきたいと思うからです。

なにぶん忙しいので、年に4回しか開催できないのが残念ですが、四季折々の最新の自然菜園が体験でき、自分の地域で、自分が育てたい自然菜園が見つかるお手伝いができると思います。

次回は、6/24(日)
AM:自然菜園講座②(テーマ「梅雨の草マルチ」)
PM:初夏の自然菜園見学会(田んぼの除草春野菜の収穫、夏野菜の誘引)をご紹介予定しております。

私も原点に立てるこの講座はなるべく残していきたいと思っております。





3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
4/4(水)―  春の土づくり(畝立て、クラツキ、緑肥mix)、「ジャガイモとネギ」
5/2(水)―  夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、「トマトとキュウリ」
6/6(水)―  マメ科で土づくり、「ナスとトウモロコシ」
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
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