無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」前半(自家採種種洗い&発芽試験)

2018-09-20 07:54:07 | 自然菜園スクール

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、のち

梅雨時期の大干ばつがうそのように、現在2日以上晴れ間が続くことなく、ほぼの毎日。
さすがに、稲刈り前なので、田んぼが完全に乾ききれず、周囲の田んぼもコンバイン(重機)が入れられず困っている模様。
今回も工夫して、知恵出してみんなで稲刈りできるように考えて準備しております~。


先週に、自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース」前半(自家採種種洗い&発芽試験)、後半(育苗土の再発酵&温床で種まき準備)を行いました。

座学の大切さを感じております。
野菜には発芽温度、最適生育温度があり、出身地、品種改良の履歴を垣間見ることができます。
野菜は全世界から日本に平安時代~明治、現代と進化しながらやってきております。野菜の気持ちになれる講座を目指しております。




メロンの自家採種のつづきです。

かき出したメロンのタネは1~2日発酵させてから洗うようにしております。




水圧を活かして、一気にタネの周りの発酵したワタを分離させます。


また、スイカやメロンは糖度が高いので、ぬるま湯とタマネギネットで下洗いも欠かせません。


最後流水で水が澄むまで、短期間で洗いあげ、




遠心力を使って脱水、タオルを使って脱水させ、


半日、強い日差しか曇りや低温の時期は、扇風機で強制短期間乾燥を目指します。

自家採種した種が、長期間保存できるように、しっかりした洗い&乾燥はとても大切な業ですね~。








余った土や、使い終わったプランタ―の土、そしてあまり苗と草などで発酵させた「土ボカシ」もほぼ完成してきました。

完成した土が、完全発酵しているか、養分はどの程度もっているのか、pHはどれくらいか、保湿性など育苗に最適かチェックするために、

ホウレンソウ、カブ、ダイコンの種まきをして、発芽生育チェックを行います。

「苗半作」といわれる育苗技術(苗で生育の半分決まってしまう)。そして、
「品種に勝る着ずつなし」といわれる自家採種。この最強の組み合わせ、
「自然育苗」×「自家採種」で、どれだけ助かっているか。


自然菜園は、「お世話」(栽培)×「育土」(生き物も豊かな土と環境づくり)×「自然育苗」×「自家採種」ですね~。

どれも欠かせませんが、育土やお世話がままならないときは、「自然育苗」×「自家採種」の力でどれだけ助かるかわかりません。

昔は普通だった、自分の家でタネを採り、苗を起こす。
野菜の気持ちになれる「自家採種」(子孫繁栄)と「自然育苗」(子育て)の復活に貢献できればと思っております。

つづく



次回は、10/11(木)『堆肥づくり、田んぼの土づくり』
田んぼで生産される稲ワラ、米ぬか、モミガラ、畦草などを利用した自然堆肥づくり、ボカシづくりなど田んぼで草が生えず、稲が育つ土づくりを学びます。
田んぼの土の改良や田んぼの1年間の総合的な土づくりや堆肥づくりのゴールデンルールをご紹介します。

3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)


◆◇◆お知らせ◆◇◆

2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
10/3(水)秋の土づくり(堆肥や緑肥作物の導入法)、越冬野菜の定植・種まき。 比べて納得野菜講座「ネギとタマネギ」
11/7(水)冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、冬の米ぬか利用法、野菜の収穫・越冬保存のポイント・越冬野菜の越冬のコツ。比べて納得野菜講座「シュンギクとホウレンソウ」
12/5(水)2017年の菜園の反省を来年に活かす。比べて納得野菜講座「エンドウとソラマメ」
お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
コメント (8)
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