無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園育ちのタネ2025コレクション 『酷暑を乗り越えた品種育成の底力』(その1)品種に勝る技術なし

2025-02-15 18:37:04 | 自家採種

自然菜園育ちのタネ『レギュラー(年間販売)』は、

つる新種苗さんのキーワード「自然菜園」検索で、22件の自然菜園アイテム絶賛発売中~。

 

自家採種歴29年。トマトだけで47品種以上。ついに、『自然菜園育ちのタネ』始動~。

「自然菜園育ちのタネ」は、無農薬家庭菜園、自給菜園で、育てやすく、美味しい自家採種可能な固定種の品種を厳選しました。

長年、自然農・自然農法・有機農業にむいた、低投入(無肥料)型で、草や虫を敵とせず、自然共生しやすい根張りの良く、収穫後保存性が高い品種育成を数年かけて育成しました。各自の地域風土や農法に合わせて是非、自家採種してみてください。

19才で、自然農法を志し、同時に自家採種に目覚め、自然農の川口由一さんの自家採種の方法を実践してきました。

ところが、19年前に(公財)自然農法国際研究開発センター(以下自然農法センター)に1年研修させていただいた際に、

中川原敏雄さん

自然農法センターの育種チームの生みの親、当時の育種課の中川原課長(当時)との出会いにより、そのご指導のお蔭で、

自然農法の自家採種(育種)の底力を知り、技術的にも拙かった私の自家採種が比較的に改善されました。

研修終了後もご指導がつづき、自然農法の種子の生産研修第1号生(種子生産農家)として数年、最盛期200株以上のキュウリとトマト50株以上、ナスなどの自然農法の種子を生産しておりました。

 

当時のキュウリの採種果

そのお蔭で、自家採種と育種ができるようになり、研鑽を重ねること二十数年。

 

自家採種に関しては、専門書になってしまったり、種苗会社では秘匿(社外秘)になるので、家庭菜園用の自家採種の本がなかったので、現在、野菜だよりさんで「家庭菜園のための野菜のタネ採り教室」連載中です。

ここ10年間、長野市に移住してから畑の土づくりと平行して、育種を重ね、ようやく2024年『自然菜園育ちのタネ コレクション』(直売)を試験販売してみました。

2023年、2024年の近年の酷暑にもかかわらず、2024年の「自然菜園育ちのタネ」の生産量は過去最高でした。

固定種キュウリの採種果(追熟中)

キュウリの採種果(完熟)

自然菜園オリジナル品種の開発も10数年かかりましたが、

F1品種などから、無農薬・無化学肥料で育てやすく、美味しく、多収な品種も生まれてきております。

『神楽オレンジ』もその中の一つ。2025年コレクションでも数量限定で、販売予定です。

神楽オレンジ

超多収にも

一番付き合いが長い固定種ミニトマトとしては、『シュガーランプ』も20年ほど自家採種しております。

シュガーランプ

長野県の伝統品種の一つ清内路かぼちゃから、選抜して育成固定させた清内路系カボチャは絶品。

幻の「デリシャス」カボチャの系統になります。

今ではほとんどなくなった固定種の「食用種子カボチャ」

未熟果は、丸ズッキーニとしても美味しく食べらます。

外皮なく、そのままローストして種子が食べれるつるありペポカボチャ。

アロイトマトは、飛騨高山のポテンシャル農業研究所で、桃太郎(F1)品種から開発された固定種大玉トマト。

我が家では、暑さに強く、割れにくいものを選抜を重ねようやく育成できました。

選抜アロイトマト

 

岐阜在来トウガラシは、岐阜の伝統品種「あじめこしょう」から選抜を重ねてきた辛旨トウガラシ。

かなり辛いが、旨さが勝るので、もう20年近く自家採種と選抜を重ねて育てています。

加賀伝統品種、ゴロゴロなる西洋カボチャの「打木赤皮甘栗カボチャ」も金沢市打木町の篤農家・故松本佐一郎氏の育種の賜物。松本さんをリスペクトして自然菜園にあった、無農薬、低投入の栽培に合ったものを選抜育成。

 

固定種と一口で言うが、、、つづく

 

自然菜園育ちのタネ2025年コレクション

2025年2/19(水)10:00~販売開始予定。各【50袋限定】 ※期間限定2025年2/19~3月末まで

「自然菜園育ちのタネ2025年コレクション」
「自然菜園育ちのタネ」は、無農薬家庭菜園、自給菜園で、育てやすく、美味しい自家採種可能な固定種の品種を厳選しました。自然農・自然農法・有機農業にむいた、低投入(無肥料)型で、草や虫を敵とせず、自然共生しやすい根張りの良く、収穫後保存性が高い品種育成を数年かけて育成しました。各自の地域風土や農法に合わせて是非、自家採種してみてください。

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