無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自給稲作の勉強会10月(その1:稲刈り&新米の竃炊き)

2016-10-02 07:25:14 | 自然菜園スクール
本日、のち
今日も一日曇り模様です。


昨日は、自然菜園スクール【長野校】での今年度最後の「自給稲作の勉強会」コースの最終日でした。

自給のための自然稲作を学ぶをテーマに、お米の種モミ蒔き、田植え、抑草&草取りと1年を通じてみんなで頭と身体を1つにして勉強してきました。
その新米を美味しく食べて、来年の田んぼにつなぐべく、ワラの処理、秋起こしを行いました。

新米は、水分量は多く含むものの、実は吸水には時間がかかりやすいので、お米が砕けないように軽くヌカを洗い流した後、しっかり2時間吸水させるのが最大のポイントです。

今回は、無洗米モードで精米したので、湧水で古米の1割少ない水で吸水させただけで2時間吸水させました。






実は、前回の勉強会では、大雨のため稲刈りをみんなでできなかったので、今日は水口にある苗代跡地に植えたお米の稲刈りを行いました。

稲の刈るタイミング、刈った稲を束ねるコツ、実際にやってみると身につきます。


今年の様にぬかった田んぼでの稲刈りは、足が泥に取られたり、お米がドロドロになりやすいので、写真のように穂を重ねて行くように刈って置いていくと刈ってすぐにおける上に、今度は戻りながら縛っていけるので重宝します。

このやり方は、地元の友人のおじいちゃんがやっていた昔ながらの知恵そのものなので屋号をお借りして「北の屋方式」と呼んで、自給稲作で普及しております。


苗代周辺の不耕起区には、稲刈り10日前に蒔いたレンゲが見事に発芽しておりました。




稲刈りが終わると苗代ができるスペースが生まれます。

そのスペースの周辺には、マコモが植えてあります。

マコモは水質浄化能力が強く、葉はお茶などにもなり、根元は写真のように秋に野菜として収穫できるすぐれものです。


これは、去年の苗代ですが、お米の苗を育てるスペースに、ワラやモミガラで造った田んぼ用自然堆肥と米ぬか、クン炭を鋤き込みワラで養生しておきます。



浸水時間が2時間経過したので、完成した日干しレンガ愛農式竃に火を入れてご飯とみそ汁を同時に炊きました。

【竃の流れ】

去年の自給自足Lifeスクールで日干しレンガから作って、

完成させた竃を今年漆喰で白く、雨に強くなるようにお化粧し、





先日、大岡在住の画家青木ヒロさんによって、新装カマドになったばかりで、今回の新米のお釜炊きが竃開きになりました。

竃を焚口のすすを雲さんが消してくれているという可愛さです。

ヒロさん、自給自足Lifeスクール生ありがとうございます


味噌汁は、にぼし出汁のナメコに九条ネギを炊いて、3年熟成丹波黒味噌で仕上げます。




水加減、炊き加減の難しい新米も銀シャリに炊きあがり、お焦げもいい感じに仕上がりました。


みんなでご飯のおかずを一品持ち寄っての新米ランチ。

ご飯そのものでも美味しく、おかずに刺激されて、ご飯が進み過ぎてどんぶり3杯飯の方も出るほど。午後のワーク前に軽い昼寝をしました。

自分たちでお米を育てて食べるだけでも美味しく幸せなのに、
みんなで作った竃で、同じ釜の飯を仲間と囲みいただく、新米ランチは最高でした。

午後は、自然稲作の最大の課題「ワラの処理(堆肥造り、切りワラ撒き)を次回のブログでアップ致します。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

次回は、10/5(水)18:30長野市城山公民館です。

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