現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
本日、。
今日のコメント欄に連作障害についてご質問
『連作障害、靑枯れ病や根こぶ病などの農薬でも完治できない様な病気を予防するにはどうすればいいか?についてお伺いしたいです。
(中略)「土を健康にして行けば(育土)そういう病気や連作障害も出にくいのでは?」と考えましたが、
この方向性で正しいのでしょうか?恐れ入りますがお教え下さると有難いです。よろしくお願い致します。』があり、とてもコメント欄では書ききれなかったので、
ブログにて取り上げました。
連作障害対策を含めた土づくり&菜園プランの講座は、城山公民館講座で3回分(1~3月)で行う位ヘビーなので、ブログでは扱えないので
※興味のある方はお越しくださいね。
以下の点を気をつけて菜園プランを立てるとよいと思います。
連作障害が出てしまったり、初期症状の出ている方は、抜本的な改善策を行う必要があるので、別になります。
ステップ1.連作障害とは何かを知る
①連作障害とは何か?
②連作障害が出やすい野菜とその出やすい野菜を何年空けるか知ること
③現在連作障害が出ているかどうかを見極める
ステップ2.連作障害の症状が出ていない場合は、予防する
①連作障害が出やすい野菜は、連作障害が出ないように連作限界以上空けて作付すること
②相性の良い野菜と混植する
※混植に相性の悪い野菜を避ける
③相性の良い野菜と輪作・間作する
※輪作・間作に相性が悪い野菜を避ける
④完熟堆肥を適度に使う。
※未熟や腐敗堆肥を使用しない。
⑤3年に一度、ユリ科、イネ科野菜を育てる
⑥過剰施肥に気をつける
⑦病虫害が出ないようにする
⑧同じ科の野菜を1年以上あけて育てる
ステップ3.その上で、野菜が自然に育つように、育土する
ステップ1.2を守った上で行う
①野菜による野菜のための土づくり
(連作できない野菜は輪作と連作できる野菜は連作)
②草や緑肥作物の根と草マルチによる、
土の団粒化&病虫害が増えない生態系づくり
といった感じです。
ステップ1とステップ2が土を健康にする第一歩であり、連作障害防止になり、はずせないことで、その上で
日頃のお世話ステップ3で、連作障害防止どころか(連作障害が出ないだけでなく)、どんどん野菜がよく育つ、土づくりにもっていければ最高ですね。
ご質問に直接お答えすれば、どんなにいい堆肥、どんなに良い土づくりをしても菜園プランに無理があったり、すでに連作障害の症状が出ている場合は、連作障害が発生して拡大していきます。
次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。
2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」
◆次回以降の予定
【今月のテーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
連作障害についての事はとても深いテーマなのですね。
まわりに自然農をやっている人がいないので大変助かりました。お返事とブログ記事を読み直してしっかりやってみます。
講座にもとても興味を持ちました。
ありがとうございます。m(_ _)m
そうですね。
例えば、
①ジャガイモにテントウムシダマシ(ニジュウヤホシ)の被害が出た程度であれば、虫害ですね。
ただし、毎年被害が増えてきて、トマトやナスにも被害が拡大し、最近では、ジャガイモが暑くて枯れる前に、テントウムシダマシによって葉が食べつくされてジャガイモがほとんど採れなくなってきたとなれば、連作障害と呼んでもいいと思います。
もしくは
②キュウリが育たなくなってきたと思ったら、カブやニンジンなども掘り上げるとコブがついていて、最近では、いろいろな野菜が大きくならない、枯れ始めてきたというのも科は違うものでも共通の根こぶ病などによって連作障害が広がったケースといえます。
つまり、今年初めて病虫害や生育不良が出たというのは、連作障害ではなく、毎年出ていてどんどん悪化している、育たなくなってしまったり他の野菜でも被害が出始めている場合は連作障害といっていいでしょう。
自然菜園など無農薬栽培していて、無農薬を始めた最初の1~2年病虫害や生育不全だったが、3~4年後、野菜が良く育つようになったというのは、最初に病害虫が入ってきたが、その後天敵などが増えて、環境が良くなったという良いケースになります。
そうですか。お役に立ててよかったです。
連作障害を一度出してしまうと、家庭菜園の場合狭いエリアで少量多品目で連作が通常なので、発生後拡大すると根治がかなり難しいものです。
そのため、最低限の知識と予防をしながら、同時に天敵が棲み、野菜が自然に育つ環境づくりをしてみてください。
講座は、遠方の方にもお届けできる仕組みを今動画などで試験配信しております。来年末には、今年の城山公民館講座をはじめ多くの菜園講座を動画で発信できるシステムができればと準備しております。お楽しみに~
やはりならないようにする計画が大切ですね。
私もせっかく広い場所を借りることが出来ていますので、ぐるぐる回しながらの作付けをしていきます。
そうですね。
家庭菜園は、多種多様な外国から集いし異国の野菜が和をなすところです。
負のスパイラルは避け、どんどん良くなるスパイラルを育て行ってみてくださいね。