現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
本日、。
あたり一面真っ白です。
昨日は、雪が降る前に、友人たちと餅つきが無事終わりました!!
先日、松本の老舗種苗店「つる新種苗」さんから、自然菜園コラボ商品「自然菜園緑肥mix」の完成サンプルが2種類3サイズ、6袋到着しましたのでご紹介いたします。
自然菜園緑肥mixは、菜園のバランスを調えてくれる緑肥作物をミックスしたもので、20年の研究の結果、この度2種類新発売できる運びになりました。
自然菜園で、野菜と草が共に育つために、自然草を刈り敷きながら(草マルチしながら)野菜を育てます。
その際に、菜園によっては、野菜が草に負けてしまったり、草が生えてこなかったり、市民農園のような場所では生やしていけないルールがあったり、意外と草との付き合い方は難しく、挫折しやすいものです。
そこで、研究の結果、通路の真ん中か、畝と通路の境に数種類の牧草もしくは緑肥作物を生やすことで、誰でも簡単に草マルチが可能になり、お世話がしやすくすることができました。
自然菜園緑肥mixの5大効果としては、
①草マルチ効果
野菜の株元に刈った『緑肥mix』を敷き重ねる(草マルチする)ことで、草抑え、乾燥防
止、地温上昇防止、雨の跳ね返りによる病気予防などにより、野菜が生育促進する。
②堆肥効果
草マルチが分解される過程で、土着菌やミミズなどの分解者により、腐植化され、土の
団粒化を促進してくれる。株元15㎝以上残して高刈りした『緑肥mix』は草よりも再
生が速く、堆肥の材料の確保としても使用できる。
③草抑え効果
生育が旺盛で、通路や空いた場所も根を張り、生えてくる草を抑えてしまう。また、花
を咲いた時期に、株元15㎝以上残して刈ることで、芝生のように新芽が更新され、数年
間草を抑えてくれる。休遊地における草刈り軽減に効果的。
④バンカープランツ効果
バンカープラントとは、通路や菜園の周囲に育てることで、天敵(益虫)を呼び、住処 となり、野菜の虫害が軽減する。
草マルチにすると、地蜘蛛やゴミムシ(ヨトウムシな どを補食する)補食動物である天敵の隠れ家やアジトになり相乗効果でより効果的。
⑤通路が固くならず、水たまりができにくい効果
通路の踏まないスペースで育てることで、通路に根が張り、雨の後でも水たまりがなく なり水はけが良くなる。
その効果を高めるためには、通路の『緑肥mix』の株元に、モミ ガラやバークたい肥など炭素が高い有機物を敷きつめるとさらに効果的。
種類は2種類で、緑肥作物のブレンドが違います。
『自然菜園緑肥mix レギュラー』
1年生と多年生6種類の緑肥をミックスしました。
混ぜた緑肥作物は、えん麦 赤クローバー クリムソンクローバー イタリアンライグラス ペレニアルライグラス オーチャードグラス。
無消毒種子でブレンドしたので、しっかり覆土しないと鳥などに食べられてしまうので、ご注意ください。
1年草と多年草をブレンドすることで、1年草のエンバク、クリムソンクローバー、イタリアンライグラスがまず先行して生育し、菜園の手ごわい草を抑えてくれます。
そして、株元15㎝位を残して刈り、草マルチとして利用しているうちに、じわじわと多年草のアカクローバー、ペレニアルライグラス、オーチャードグラスが生育してくれ、翌年からは多年草に自然と切り替わっていきます。
最初から多年草の種子だけを蒔いても自然草に負けてしまうのですが、ブレンドすることによって地域風土に合った緑肥作物がメイン、そうでないものがサブとして生育してくれるので、同じ種を蒔いても蒔く時期や風土によって育ち方が自然に変わるのが特徴です。
元々は、地域風土の菜園に合わせて、ブレンドしておりましたが、一応えん麦 赤クローバー クリムソンクローバー 、オーチャードグラスでの4種類の黄金比が見えてきたので、それを公表してきましたが、手に入りにくいものや高いものははずしたり、中にはアカクローバーの代わりにシロクローバーを混ぜて失敗したとの報告が多々あり、
なかなか全種類を黄金バランスで配合するのが難しいとのことでしたので、ブレンドしたものが欲しいとのご要望に応えて、今回ブレンドしたものを新発売することになりました。
その際に、寒冷地~温暖地~暖地、痩せ地~肥沃地、乾燥地~元水田でもよく育つように、イタリアンライグラスとペレニアルライグラスもさらに配合したスペシャルブレンドとして、新発売することになりました。
サイズは、1㎏、500g、250gの3袋で、
500gと250gは写真のように、袋の大きさは同じですが、厚みが2倍違います。
今回、『自然菜園緑肥mix・市民農園用』も新発売しました。
生育が早く毎年蒔いて毎年枯れる1年草のみのミックスです。
多年草を生やせない市民農園には特におすすめです。
1年草のえん麦、イタリアンライグラス、クリムソンクローバーのミックスです。
※注意:種をこぼすと、雑草化するので、絶やしたい場合は、種をつける前に刈り敷くこと。蒔いた時期や風土によっては、一部越冬する場合もございます。
イタリアンライグラスは、背丈が高く、元水田のような排水性が悪い畑でも生育が良い品種を使っております。
レギュラー同様、無消毒種子でブレンドしたので、しっかり覆土しないと鳥などに食べられてしまうので、ご注意ください。
裏技としては、耕作放棄地にこのブレンドを蒔いて、種をつけたら、乗用トラクターで鋤き込むことで、再度また生えてくるので毎年剥げてしまった所に蒔き足す程度、クリムソンクローバーの赤色が綺麗な畑として、景観よく、しかも鋤き込むごとに土が団粒化してきて土が肥沃になる点です。
耕作できない農地の維持管理にむいております。ただし、畑にもどしてから1~2年は、雑草化した緑肥作物たちが旺盛なので、作物が負けないように、草マルチかビニールマルチが必要になります。
レギュラー、市民農園用もいずれも取り扱い説明書と、『自然菜園ハンドブック』の緑肥mixのページのコピーが同封されております。
緑肥作物は、痩せ地でも肥沃地でもよく育つ強い作物なので、ヘタに畝の上や無計画に使用すると、野菜も草も育ちにくくなるので、よく読んでご利用くださいね。
次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。
2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」
◆次回以降の予定
【今月のテーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
竹内さんの「1㎡からはじめる自然菜園」「これならできる!自然菜園」を参考にしながら、今年3月から自然菜園を始めました。
ブログコメント欄にて質問をさせて頂けるとの事で質問させて頂きます。
*連作障害、靑枯れ病や根こぶ病などの農薬でも完治できない様な病気を予防するにはどうすればいいか?についてお伺いしたいです。
「1㎡からはじめる自然菜園」を参考にぐるぐるリレープランで作る畑と、輪作でうねをぐるぐる変えて行く方法で畑運営をして行こうと考えていますが、青枯れ病や根こぶ病などの農薬でも治せない病気になってしまったらどうしよう、と畑を続けるのが恐くなってしまっています。
もっと自然農法について勉強しようと竹内さんの「自然農法で自給自足①」の動画を視聴させて頂いたり、竹内さんの本をもっと読み込もうと今取り組んでいます。
動画を視聴させて頂きながら、
「土を健康にして行けば(育土)そういう病気や連作障害も出にくいのでは?」と考えましたが、この方向性で正しいのでしょうか?恐れ入りますがお教え下さると有難いです。よろしくお願い致します。
そうですね。難しいご質問ではありますが、
1)まずは、連作障害について、
連作障害という病気があるわけではなく、不自然な作付、特に同じ野菜や同じ科の野菜を連続して無暗に育てた結果、
①生育障害②病虫害③忌地化などを重ね、ついには育たなくなる、もしくは青枯れ病や根こぶ病のような10年以上感染する恐れのある野菜や草を生やすことができない状況を連作障害と呼んでいると思います。
2)家庭菜園では少量多品種で、狭い菜園で作りまわすため連作障害になりやすいので、農家さん(単一作物を畑ごとに輪作)と異なり注意する必要があります。
①まずは敵地でない場所で、無暗やたらと栽培せず、栽培計画を5年以上継続できるように計画します。連作障害が出やすい野菜は5年以上空けるのが上等手段だからです。
②また、よくあるパターンで、初期の病虫害や生育不全がもう起こっているか(連作障害の初期症状か)どうかを見極めることも大切です。
まだ大丈夫と、初期症状を無視すると3年後、誰でもわかる連作障害が起こり、決定的になります。そのケースをよく見ます。
その場合は、連作障害を助長させる野菜の栽培をやめた上で、すぐに根本的な改善策に入り、数年もしくは10年ほど改善させ続けないと、行けなくなります。
根本的な改善策は、連作障害の症状によって異なります。
このご質問は、かなり深く(ただし講座級なので、全部はとてもお答えできませんが、)大筋をお答えする必要があるので、コメント欄ではなく、新しいブログ投稿にてご返信できればと思います。
それにあたって、土作りに緑肥ミックスを購入しようと思いますが撒きどきやどのくらいの期間を土作りに当てるべきか教えて頂けたらと思います。農業の知識がないのと、面積が狭いので無謀かと思いますが教えて頂けたらと思います。
そうですね。
1)蒔き時などはつる新さんのホームページにもご紹介してあるので、お住まいの場所に合わせてくださいね。
http://tane.jp/haruyasai/bokusou/hinshu/ryukuhimix.html
2)土づくりに当てる時間は、何とも言えません。
少なくても、完熟堆肥などを投入すれば、冬期で1カ月以上、夏期2週間はあけないと種まき植え付けできません。
個人的には、3年間は、土づくり強化期間で、3~4年目からは、草マルチと最低限の補いで育つように流れを作るのが大切だと思います。
もしくは、栽培そのものが土づくりなので、始めてからずっとになりますね(笑)
3)面積は狭いほど面白いですよ。育てながら、少しずつ学ぶのが一番近道かと思います。
自分なりに試行錯誤しながらやってみようと思います。
もし、また何かありましたらその時は質問させて下さい。
そうですね。いろいろやって楽しんでみてください。
ご質問お待ちしてますよ~。(笑)
何年か借りるつもりで自然菜園緑肥mixレギュラーを蒔きました。
同じ農園を使っている人から”クローバーは横に広がるので隣の区画に迷惑をかける”といった意味合いのことを言われました。
ネットで調べると「地下茎でも繁殖する」と書かれたりしています。
緑肥mixで使われる
赤クローバー
クリムソンクローバー
は地下茎で隣の区画にまで広がる心配はありますか?
ネットでこれらのクローバーの地下茎のことを調べているのですがよくわかりません。
よろしくお願いいたします。
執筆や来年度のスクール準備(ホームページ更新)などでご返信遅くなり申し訳ありませんでした。
クローバー類で、地下茎で増えるシロクローバーや、ツル性で野菜をも飲み込むヘアリーベッチ類は、市民農園など貸農園ではタブーですね。
今回のお尋ねの赤クローバーとクリムソンクローバーは、タネをこぼさない限り、蒔いたところにしか生えないタイプなので、横に広がって迷惑をかけないものなのでご安心ください。
ただし、自然菜園緑肥mixレギュラーの説明書にも書いてあるように、クリムソンクローバー、エン麦などは1年草なので、1年で消えますが、赤クローバーなど多年草の緑肥は毎年は踏んだり、刈りこみしすぎなければ、毎年生えてくるので、畑を返す際は、スコップ(大)などでしっかり耕して土に鋤き込んでくださいね。
ひとまず安心して農園を続けることができます
どういたしまして。ホットな質問でした。
ちょうど、ご質問いただいたちょっと前に、撮影したクリムソンクローバーのYouTubeの編集が終わり、今日から公開されているので、こちらも参考にしてみてください。
https://youtu.be/A0KwQtL8ceY