無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

育苗ハウスの新設

2014-03-19 10:03:52 | 日々の自然菜園
本日、

昨日は久々ので、雪解けした大地に大いに恵みの雨がもたらされました。
温かい日だったので、気の早いも冬眠から覚めたようです。


先月の大雪で倒壊した育苗ハウス。

いっそうビニールハウスなしで育苗しようかと、再建をあきらめようと思ったくらい凹みました。

それでもやはり、自然育苗コースなど菜園教室に必要な苗を育てる場が必要だったこと、
友人知人が手伝ってくれる手筈が整ったので、ハウスを2日がかりで解体し、同じ場所にハウスを建てようと思いました。


通常のハウスは、品不足で納品が8月以降になることもあり、あきらめて
通信販売の、ちょっと小型のビニールハウスキットを建てることにしました。

通信できるだけあった、軽トラや軽ワゴンで運べる位コンパクトでした。
通常のハウスよりは、強度がないと思いますが、背に腹は代えられず、家庭菜園で使用する場合を想定しての注文でした。

価格は、大きさによりますが今回、3.6m×16.2mでビニール込みで20万円。(高~い)
使い勝手がいまいちでしたので、今までのハウスで使いえるものを使用しての改造ハウスにしようと思いました。

鉄とビニールでどうしてこんなに高いのかわかりませんが、大切にしたいと改めて思いました。




今までのハウス跡地に、メジャーで建てる予定の枠を計りました。
こうしてから建てると建てやすいものです。

ちなみに、ハウスは建てる場所が大切でいくつか要素が重なる場所を選びます。


ハウスを建てる前に、パイプ支柱の足に埋める深さを40cm均一になるようにペイントします。

※今回は、小さなハウスになるので天井を少しでも高くしたかったので、実際は30cm埋めるために、地面から10cmのところに糸を張り、そのラインに赤ラインを持って行きました。






バールで下穴をあけ、パイプハンド(一番下写真)で支柱を水平に差し込みます。




今回のハウスは、運送しやすいように切ってあったので、ジョイントを使いながら、組み立てて、金具で止めていきます。

垂直水平を計りながら行います。


通常のハウスよりも強度を出すために、以前のハウスの部品も転用し、新旧部品で作っていきました。




隙間風は寒いので、まずは裾下や出入り口を補強してから、裾を巻き上げることができるようにビニールを張っていきます。




天井のビニールをみんなで協力しながら風のない午前中に行いました。

ビニールには上下があるので、文字が読めるように張ることも大切です。

ちなみに、ハウス新設に2日間かかっています。




裾を巻き上げることができると、ハウス内の換気ができやすく、熱くなりすぎないのようできますし、強い苗に育てることができます。

今回は、特に小さなハウスなので、これは外せないポイントになっています。




巻き上げる裾のビニールは直間パイプを連結する際に、空転しないように、ジョイント部分をネジでもみこみ、固定します。


後は、ドアの取り付けです。毎日開け閉めする場所なので、細心の注意が必要で、隙間風が入らないようにきっちり行います。




今回ドアのビニールには、遊びをしてみました。

ドアに開閉できる場所ができることにより、ハウス内の微妙な温度調節ができるはずです。

小さなハウスで信州で育てると、開けると寒いし、閉めておくと暑いという状況が生まれます。
最低温度10℃。最高温度28度に収まるように、したいところです。




育苗ビニールハウス完成!!

内掃はまだですが、御蔭さまで今年も苗を育てる場所ができました。ありがとうございます。

温暖地であれば、育苗にビニールハウスは使わず、何とかなるのですが、寒冷地ではあると余裕をもって育てることができます。

苗半作。自然菜園は苗で半分決まります。
苗を育てるのであれば、ただ育てるのでなく、野菜の力が発揮されるような鍛えられた苗を育てたいと腐心して行います。

自家採種を行い種を自給すると、その種で苗を育てたくなるものです。
育った苗が健全に育成し、大地に植えられたときに、一気に育つ力を育てたいものです。

自然菜園はと、人がかかわりながらも、自然に育つ野菜の里山のようなものです。
手をかけるが、手をかけ過ぎない。
自然に育つきっかけを育て育むことが大切です。

そこには、自然農法、自然農、有機農業の知恵と実践が生きています。

今年もいい苗が育ちますように~






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