無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール10月(タマネギ定植&自然菜園講座)

2012-10-29 10:10:46 | 自然菜園スクール
本日、


昨日は、Azumino自給農スクール畑コース開催でした。

しかし朝からの雨。雨が止んでいる間に、外で。雨が降ってきたら、残りは安曇野地球宿さんで、室内で自然菜園講座を行いました。

まだ、初霜が降りない、温かな安曇野ですが、冬の足跡を聴く。そんな時期になりました。
自然菜園では、自然に沿った野良仕事がとても大切になってきます。
自然の足跡を聴ける、そんな講座ができたらと思っております。


この時期タマネギの定植です。

タマネギは、ある意味自然菜園で最も難しい育てるのに野菜かもしれません。
本来、ただ植えるだけなのですが、売っているようなタマネギは、タマネギ適地で品種改良された品種を、化学肥料で栽培しているためテニスボール大の大きな玉に生長します。

しかし、タマネギの原種はそもそもピンポン玉程度しかなく、安曇野の火山灰土では、極力自然に育てると原種並みかそれ以下になってしまいますし、苗作りも同じ長ネギと比べると格段に難しいものです。

自然菜園とは、里山の様に、人と自然が手を取り合って育む生命の楽園なので、
ただ自然に任せて、放任するものではありません。


むしろ、積極的に自然に育つように、野菜の側、菜園の側に寄り添って、働きかけ自然の力が持続的に働くように最小限で最大限の手をかけます。

タマネギが、自然に健やかに育つように、植える所作が伝わってくれればと思います。


次に、野沢菜の間引きも行いました。

野沢菜に代表されるツケナ(漬物用の菜っ葉)、コマツナなどは、間引き方が大切です。
間引くことで、それぞれが大きくなれますし、間引いたお菜は、美味しくことができます。
間引き菜は、鮮度が命なので、市場に出ない幻の野菜たちです。


参加者が、間引きを体験してもらい、間引いたお菜は今晩のおかず(お土産)になります。

12月の会には、この野沢菜で即席漬も行う予定です。

今回は、間引いている間、お菜を美味しく食べるポイントも解説しました。
意外とお野菜を美味しくいただく方法が知られていませんし、美味しいお野菜が少なくなってきています。

市場では、売れる野菜が並びます。売れる野菜は、形や色が重視され、味や健康度などは二の次になりがちです。
家庭菜園では、美味しい品種を選び、美味しく育てることが出来ます。

雨が降ってきたので、安曇野地球宿さんに早めに入って、後半は室内講義「自然菜園講座」になりました。

堆肥造りのポイント、堆肥の選び方、堆肥の用途の違い、堆肥のチェックの仕方などこの時期最適な土造りを中心にカルチャーセンター講座のような形式で公式テキスト『これならできる!自然菜園』(農文協)の行間を講義しました。


ランチは、そのまま安曇野地球宿さんで、畑のトマトたっぷりハヤシライスをいただきました。


畑の野菜を美味しく食べるのは幸せです。

今回は、煮物やサラダ、カボチャのサモサなど季節の自然菜園野菜たちがたっぷりでした。
写真はないですが、カボチャのタルトも美味しかったです。

残りあと2回。11月と12月です。



11月30日(火)NHKカルチャー(i-City21松本教室)
「日本みつばち自然養蜂のはじめ方(秋冬編)」

同場所で、毎月行われる自然菜園講座「無農薬・ずくなし家庭菜園教室」のご案内はこちら


【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

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