無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

タマネギの植え方

2014-11-04 20:29:28 | 自然菜園スクール
本日、

一昨日、軽トラがオーバーヒートして、本日廃車の手続きをしました。
中古の軽トラもずいぶん酷使したので、さぞ無理がたたったのでしょう。
交通事故もなく、最後まで安全な場所まで運んでくれた軽トラに感謝。
とりあえず、実家の軽自動車をお借りすることになりました。軽トラを購入しなきゃ。




さて、久々のブログです。

写真は先月行われたAzumino自給農スクールのタマネギ植えの様子です。

タマネギは、植え方も大切ですが、それ以前の準備が何より大切です。
夏野菜がよく育った場所や、よく育つ場所で連作するのがお奨めです。

手前のタマネギは、夏に植え直したリベンジ玉ねぎ。

今年収穫したタマネギの中で、500円玉位の小さなタマネギを8月に植え、12月に収穫予定です。


夏の間草を刈って敷いたおいた連作の区画に、草マルチをどかしながらの定植です。


のこぎり鎌で根切りを行い、


手刀で土を平らに鎮圧してから、


市販の新鮮なタマネギ苗の長すぎたので根の先端を切り、


12cm間隔に同じ太さの苗を植えていきます。

そして元々土に入っていた高さに土をかけて土をしっかり鎮圧し、


最初にどかした草マルチを戻します。


火山灰土なので、いつもよりも多めに米ぬかを草マルチの上から補い、


のこぎり鎌の背でトントン馴染ませます。

これが基本の植え方です。


稲ワラマルチを敷きながら行うやり方や


もみ殻マルチを敷くやり方、


もみ殻を敷いてから、ワラをマルチするやり方など、
身の回りで手に入る有機物でマルチしてあげると、草も抑えられ、保湿もでき、タマネギの肥大がよくなります。

安曇野では寒冷地で、火山灰土の畑とタマネギを育てるには余り良い条件とは言えないので、しっかりサポートしてあげる必要があります。

補いは、野菜の生育によって異なりますので、よく育つ元田んぼの場合やりすぎない方がよく締った保存性の高いタマネギになるので補いは最小限にとどめます。

タマネギは保存性も高く、料理の幅も広く、自給したい野菜です。
種から育てるのは難易度が高いので、まずは掘りたての新鮮な良い苗を手に入れて、苗を適期に植えるところから始め、
もし育ちが悪い場合は、夏にリベンジ玉ねぎとして植え直して、大きく育てなおしましょう!!




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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無事でなによりです。 (nasuno)
2014-11-11 19:49:29
大きな事故がなく安堵しました。
なによりです。
軽トラ廃車なんですね。
長距離勤務ののち主の身を安全な場所まで運搬。
本当にお疲れ様でした!
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2014-11-12 05:52:13
nasunoさんへ

そうですね。
軽トラも神奈川までプランター講座で往復していた時期もあり、
最近では長野⇔安曇野の往復で無理させたからでしょうか。

幸い、高速も無事で、国道から安全なコンビニまで走行できたおかげで、無事でした。

車は代えが効くのですが、身体はそうはいかないので、そろそろ無理をしないよう仕事と生活をシフトしないと思う次第です。

新しい軽トラが来るまで、なにかとご迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
返信する
リベンジ玉ねぎ (舞北)
2017-05-29 11:44:08
以前アスパラのコメント欄でお世話になった者です。
今年は4月にアスパラを植え、相棒にミニトマトを植え付けました。
まだ、アスパラは姿を見せませんので、根腐れ等をおこしていないか気になるところですが観察中です。

今回はリベンジ玉ねぎというのを記事中に見つけてコメントなのですが、今年収穫の早生玉ねぎが、ピンポン玉以下くらいにしか成長せず、葉が倒れてしまったので、収穫してしまったのですが、このような玉ねぎをリベンジ玉ねぎとして、利用できたらという思いです。

ちなみにこの玉ねぎは夏にスイカ、冬玉ねぎのリレープランを用いたものです。
夏はスイカがあまりうまく育たず、オクラはまずまず取れました。
冬畝に変わる頃、クローバーは薄く蒔いたつもりですが、結構旺盛に育ってしまったので、その辺も大きくならなかった要因のひとつでしょうか?

リベンジ玉ねぎは夏に植えるようですが、そちら長野よりこちらの夏は蒸暑いと思うのですが、気温はどのくらいの時期に植えつけるとよいのでしょうか?
また、植え付け後に気をつけることはありますか?
よろしくお願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-05-30 07:56:49
舞北さんへ

1)そうですか。私もアスパラガスがもうじき収穫ピークを過ぎてきたので、アスパラガスの株間にトマトが自然生えしてきていない場所に定植(補植】しようと思います。

アスパラガスは、①いつ植えでしょうか?そちらはどこかわかりませんが、②雨が良く振りましたか?

2)自然菜園のリレー栽培(交互連作)のコツは、①前作が良く育つと後作が補いなしでよく育つので、前作が良く育たなかった場合は、後作では、補いなどで翌年の作物のためにもお世話がいります。

②また、細かいことを言えば、上手なリレーの仕方があり、早生・中生・晩生などその地域に合った組み合わせを見つけるととても良く前後ともに育つようになります。

3)タマネギに関してですが、
①早生のタマネギは、その名の通り早く結論(玉の肥大をやめ収穫)を出す品種なので、前作のスイカが不作の場合、補いや水やりを工夫した方がよかったでしょう。

②つまり、スイカ(不作)⇒タマネギ(不作)となっているので、スイカの補いが必要なので、スイカを定植後、草マルチたっぷり+米ぬかなどのお世話が必要です。

タマネギが植わっていなかった場所(欠株)の場合、1ヶ月前にクラツキをしておくとさらに良いでしょう。

③500円玉~ピンポン玉大のタマネギは、リベンジタマネギできますが、特に早生の品種の場合、結球が緩いと傷みやすいので雨の当たらない風通しの良い場所で、保存が必要です。

④タマネギと一緒に植えて良いクローバーは、私の知る限りクリムソンクローバーだけで、タマネギの栽培に邪魔にならない程度に蒔くのがコツです。

⑤ご質問からは、そちらの気候はわからないので何とも言えませんが、8月中下旬が一般地(温暖地)のリベンジタマネギ定植期です
返信する
回答ありがとうございます。 (舞北)
2017-05-30 12:31:58
アスパラガスは4月上旬に植えました。
私は京都府北部です。
雨は土砂降りが数回ありましたが、それほど降ったイメージはありません。

前作の育ちが悪かった後にはしっかり補いをしておかなければいけないのですね。

早生・中生・晩生どの組み合わせが良いのかわかりませんが、今年も早生で挑戦しようと思っています。
家庭菜園を始めて4年目に突入ですが、育て方が良くないのだと思いますが、まだ早生も晩生も良いサイズの玉ねぎは出来たことがありませんので、まずは納得いくサイズの玉ねぎが出来るようになるのが目標です。
今まで早生の玉ねぎは毎年消滅していましたが、今年は大きくならなかったけど消滅しなかっただけ、進歩だと思っています。
晩生もはじめて家庭菜園を始めた頃は、小ぶりだけどそこそこ出来ていましたが、一昨年と去年と次第に小さくなっていましたが、今年は少し大きくなっているので進歩ですが、とう立ちする玉ねぎが多いです。
周りにも玉ねぎを作っている方はいますが、大きく、とう立ちしているのはほとんど見ません。
栄養不足でしょうか?最初に米ぬか、油粕を補って以降は、基本的には追肥はしないのですよね?
もし追肥をするとしたらどのような状況だとしたほうが良いなどはありますか?

去年はスイカに草マルチ+米ぬかがあまりできていなかったのが原因だと思います。
草マルチの材料が無いときは、モミガラ+米ぬかで替わりとして使うのは問題ないでしょうか?

玉ねぎと一緒に植えたクローバーはクリムソンクローバーだったので、私の蒔き方が多かったのでしょう。
今年はもっと薄く蒔いてみます。

当地域は種袋の裏の地図上では、一般地(温暖地)になると思います。
8月中下旬にチャレンジしてみます。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-05-31 04:19:58
舞北さんへ

そうでしたか。いろいろ教えていただき勉強になり助かります

1)ご質問ではなかったのですが、タマネギが元々育ちやすい畑は、元田んぼや粘土が強かったり、春雨が良く降る地域です。

砂地や火山灰土では、肥培管理やリン酸供給など、土地の致命傷を改善しないとなかなか育ちにくい土を選ぶ作物です。

最もよく育てやすいのが、化学肥料と黒マルチをしようするもので、このセットですと、土地の有利不利を無視できることが多いので、舞北さんの菜園では、土壌分析をして根本解決と、スイカがしっかり育つ土を育てる日頃のお世話が大切だと思いました。

2)とう立ちが多いのは、苗と植え方に問題があり、小さい割に養分が余ってしまっているのも原因かと思います。

情報不足ですが、リン酸も欠ぼうしている可能性が高く、玉の肥大に限界があるのかもしれません。

リン酸は玉の肥大に直球なのですが、水に溶けにくく、火山灰土などでは、欠乏必死なので、バッドグアノなど有機のリン酸を土の深さ10㎝以下に補う必要もありかもしれません。

3)モミガラは、草の代用には保湿という点では多少役に立ちますが、草のように、複雑な生き物の食べ物、住処、腐植・団粒構造化の材料など幅広い効果は期待できません。

私なら、スイカなどの畝の邪魔にならない場所に、エンバクなどを育てて、草マルチを自給します。

4)アスパラガスは、水につかったままだと根ぐされしやすいものですが、基本的に水は大好きで、水がないと生育が極端に悪くなる作物です。

草マルチなどたっぷり敷いて乾燥を防いだ上で、雨がなければ毎週1回は、1株バケツ半分位はほしいところですね。

栽培して2~3年、これから出てくる細い芽は食べずに支柱で倒れないように光合成させ、根に充電させると、春先にとても美味しいアスパラガスが3年目から10年間いただくことができますよ。
返信する
再びご回答いただきありがとうございます。 (舞北)
2017-05-31 09:55:55
当畑は元田んぼで粘土が強いと思いますが、周りの方は黒マルチもなしにしっかり作られてますので、私の管理がまだまだなのでしょう。
まずは今年のスイカがしっかり育つように管理してみて、あまり良くなければ補いを考えます。
今年の苗は少し自分で種から苗を作って、新鮮な内に植えれる様にしてみます。
モミガラは草の代用にはあまり期待が出来ないとのことなので、畝間緑肥もしているのですがあまり育ちが良くないので、邪魔にならないところにもエンバクをそだて、しっかり草マルチできる様にしていきたいと思います。
アスパラガスは水につかったままのような状況にはなっていないと思いますので、教えていただいた様に管理し、芽が出てくるのを気長に待ってみます。
ありがとうございました。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-05-31 18:31:29
舞北さんへ

そうでしたか。
元田んぼは、タマネギにとって有利ですが、スイカにとっては不利ですね。

高畝、不耕起、草マルチなどで土の団粒化を促進しながら土を育てていってくださいね。

年内のどこかで雑誌「田舎暮らしの本」(宝島社)で自然菜園アスパラガスの栽培方法を初公開する予定です。
お楽しみに~。
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