無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール2016最終日(堆肥の切り返し、畑のお手入れ)

2016-12-06 07:46:48 | 自然菜園スクール
本日、のち




先日、自然菜園スクール2016年の最終日でした。

最終日は、1泊2日で安曇野地球宿さんに泊まっての、1年の振り返り、忘年会、新年の準備を行います。

1年間お世話になったスクールの片づけで、ハウスのビニールを回収したり、ハウス周りの草を片付けたりしました。






生徒さんと4回目の切り返しです。

4回目ともなると、全体がしっとりチョコレート色で、森の腐葉土の臭いがしてきます。

生徒さんも段々コツをつかんできたようで、手慣れてきました。

完熟堆肥造りは、勘所を押さえれば、時間はかかりますが、そんなに難しくないので、畑の(手前)味噌作りのようなものです。
年に1回秋に行うと畑の周囲の草も片付き、ネズミのねぐらがなくなるので、とても重宝します。

プラスアルファとして、




切り返しした跡地には、米ぬかとクン炭などを撒いておくと、
堆肥造りに役立つ土着菌を守ってあげることができます。


切り返しをした堆肥には、焼き立てのクン炭を撒くことで、ネズミ除けをしっかりしておきます。




いつも通り、絨毯や薄地(1000番以下)のブルーシートをかけてから




今度は厚地のブルーシートをかけて、春の大雨、寒冷地なので雪や紫外線除けをしてから、越冬バージョンにして完成です。

当地は、標高700m以上で寒冷地、堆肥小屋に屋根があるわけではないので、厚地のブルーシートで守ってあげます。

梅雨の時期にも、雨などにされされると腐敗や養分の離脱が進むので同様に守ってあげています。

堆肥造りは、ちょっとした工夫で、さらに高品質の堆肥を造ることになります。

植物性の完熟堆肥はまず手に入りませんので、自分の畑で、風土のものを活用し造っておきたいですね。




蕎麦畑も小麦畑に切り替わり、麦踏みも終了。

刈り残した雑穀、緑肥用タカキビ、ハト麦をみんなで収穫。


ある生徒さんの区画。


サツマイモを収穫後、サツマイモのツルを戻して、来年もサツマイモが育ちやすいようになっております。


ダイコンを収穫後、食べない葉っぱなどは、収穫した場所に草マルチしてあります。


キャベツやハクサイでも育っていた場所でしょうか。ハコベがびっしり生えております。

それぞれ違いますね。その後なにを育てたら良い状態になっているのかを加味して、菜園プランを修正したり、
年内に米ぬかなどを補って、微生物を誘致しておくのもいいでしょうし、場所によっては、来春は夏野菜の種類のよっては、クラツキが必要かもしれません。

年内に、今年の野菜の出来と、土と草の状態を観て、来年への引き継ぎができると最高の菜園プランになりますね。
どんどん良くなる傾向と、どんどん悪くなる傾向が出ているので、それを誘導できるのもこの時期の野良仕事になります。

カマキリの卵がついている支柱はそのまま畑に残して挿しておきます。

こうして菜園が来年も良くなっていきます。

2017年の自然菜園スクールの募集は、12月末にはホームページで行えればと思っております。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。



2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

明日は12/7(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。

・冬の土づくり/米ぬか、クン炭づくり
・無農薬野菜の種や品種の選び方など
コメント (2)
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