ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

各地でお呼び!コント集団菜の花座

2016-08-10 09:35:59 | コント

 ようやく次回作『生前葬につき・・・・』の台本書きにおぼつかない1歩を踏み出せたって思ったら、菜の花座稽古だよ、もう!なぁんて言ったら役者たちにごしゃかれるね。彼らも忙しいんだ。20回予約の認知症サポートコント『リスペクト!爺さん』も9月早々2か所で公演が入っている。さらに、川西町の敬老会からもお呼びがかかっていて、こちらはコント2本。『ジジババの同級会』と『閻魔大王様のお裁きじゃぁぁぁ』をのせる。しかも、敬老会と認知症サポートコント1回は同じ日の午前と午後。出演がダブル役者もいたりして、代役を立てる立てないと大混乱!さらにさらに、ケーブルテレビからもお座敷がかかった。

 「発掘!とうほく面白人」に置賜からってことで出て欲しいとのご指名だ。東北6県から予選を勝ち上がった素人芸人たちが一堂に会し、そのお笑い芸を競い合うってイベントだそうだ。初めて聞いた、3回目なんだそうで、今年は山形市で決勝大会だ。よしもとがバックアップしてるらしくて、司会は品川庄司だって。NCVの人から、2人来れるかわかりませんけど、って言われて、はぁぁぁ?品川庄司って一人じゃなかったの?ってくらいテレビのお笑いシーンには疎い僕が書いたコントだから、今どきの若い人たちのギャグや一発芸に敵うとは思えないけど、まっ、勉強と交流って軽い気持ちで引き受けることになった。出し物は『ジジババの同級会』。人数も4人と手ごろだし、メンバーは菜の花座の芸達者そろいだからね。

 昨日はそのビデオ撮り。幕間とかに流す紹介ビデオだ。久しぶりの本読みの様子や通し稽古を収録していった。もちろん、よくある決意表明ってやつもね。「菜の花座は団員25名、たくさんの持ちネタのうちから、一番暇で一番面白いメンバーが挑戦します。東北1目指して頑張ぞぉぉぉ!おうっ!」って後藤さんの考えたフレーズで気合いを入れた。

 さて、問題は、制限時間だ。持ち時間はきっかり5分!ちょっと伸びてもダメ?!ズバッと切るって。困ったねぇ、元の台本は15分近くかかるんだよ。これを5分!1/3に短縮しろって言うんだ。無理無理無理ぃぃぃ!と投げ出したい気持ちをぐっと抑えて、まずは作者がざっくざっくと切り刻んで、試しに読んでみたら、なんと7分超、2分以上も超えている。これではならじ、と今度はメンバー4人ともどもアイディアを出し合い半行、数文字にいたるまで削って行くも、5分42秒。この先どうカットすればいいの?音を上げない!ともかくカット、なんでも削除。ここなくたって、いいんでねぇ?いや、そこ切ったら通じねえべ。動きも入ればもっと伸びっしなぁ。歌か、歌を短くするしかないか。「バナナボート」を1行飛ばしで4行途中まで、「ちゃんちきおけさ」も8行分を3行で、・・・もう、これ以上は無理!あとは役者がせりふを引っ張らない、テンポを良くする、ってことで、どうにか4分50秒まで切り詰めたところで、稽古終了時間の22時を回った。

 何度も繰り返して流れを良くして下痢便さながら、一気にひり出すしかないってことだ。ってことで、盆明けから本番までに3回の稽古日を設けた。そうそう、本番は8月28日(日)山形のムービーオン。エアー消防士とか、手を使わずにズボン脱ぐ芸とか、なんでもありの世界みたい、菜の花座の笑い、どこまで通用するかねぇ。やってみないこにはね。

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