ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

農作業も秋モード

2016-08-08 12:27:10 | 農業

 田んぼも出穂が始まって、もう泣いても悔やんでも草取りには入れない。いや、入ろうと思えば入れるけど、これがけじめ、もういいよ、とイネが慰めてくれているので、後はイネの自然力にお任せだ。大豆畑は、三度も耕運機かけたしね、アオビユやらアカザの手取り除草もやったから、すくすくのびのび育っている。そう、ブルーベリーともお別れ会したし、いよいよ、農作業秋シーズンの始まりだ。

 1か月前に種まきして、大切に育ててきたキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの苗もどうにか苦境を脱することができた。今回の苗作りは大失敗!芽だし後覆いを外すのがたった1日遅れたせいで、見事に徒長、ひょろひょろ苗、ポットに移植した直後、一瞬の隙をついてゴール、違ったモンシロチョウに卵を産み付けられ、それから連日水やりのたびに青虫退治に追い回された。伸びるそばから食いちぎられて、見るも無残!思うも悲惨!な瀕死状態。こりゃ、畑に植え替えるまでに消えてしまうんじゃないか、早めに市販苗を買って来た方がいいんじゃないか、と日々心挫けるばかりだった。調子に乗って、知り合いに分けたりしたから、それも後悔のタネ。ちゃんと虫取りしてくれてるだろうか?枯れたりしたらどうしよう?くよくよと思い悩んできた。が、痛々しい姿ながらも、どうにか植え替えできるところまで成長した。植物の生命力、素晴らしい!と同時に、自然の力、一瞬たりと侮るべからず、ってことを学んだ苗作りだった。

 連日の超晴天も今日明日は一休みだって天気予報のご託宣、オリンピックサッカー見たかったけど、そっちは録画で後追いすることにして、苗の移植作業を済ませた。一昨日堆肥を播き、昨日耕運機をかけ、今日の植え付け、ってのはあまりに矢継ぎ早、苗にはあまり好ましいコンディションとは言いかねるが、諸般の事情により、勘弁ね、なんせ、明後日からまた太陽ギラギラの日が続くそうだから。

 1週間の晴れ続き、畑はからから、植穴にはしっかりたっぷり水を入れ、これまた十分に水を吸わせた苗を植えつけた。春と同じ、ブロッコリーとカリフラワーが1列ずつ25本、キャベツは早生と晩生がそれぞれ25本、白寒冷紗で覆って移植完了。蝶々の卵はすべてチェックして植え替えたから、これですくすく育ってくれるはずだ。ただ、問題はこのカラカラ天気、苗がか弱い分、乾燥に堪えて根付いてくれるかどうかだな。覆ってしまってるからできれば水やりはしたくないし、水かけだすと苗ももらい水依存症になって自然の逞しさ失ってしまうしね。

 あそこまで痛めつけられた幼少期、乗り切って収穫まで行けたらすごい。ブロッコリー、カリフラワーはともかく、キャベツは白菜と並び越冬野菜のエース、冬の単調なベジタブルライフを豊かにしてくれる。ジャガイモも取り入れたし、貯蔵用の人参もすくすく育っている。後は、白菜!そして蕪やら茎立ちやらの葉もの野菜、これら種を播けば終わり、あっち、まだあった。玉ねぎの苗を育て、ニンニクを植え付けて・・・・、農場の秋モード、やっぱり楽にはしてもらえそうもない。

コメント
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