シニア5期生公演の台本書き、行き詰って、それどころじゃないよ。ああ、でも、ハウスのトマトはどんどん赤くなってるしなぁ。あっちこっち送ってもまだどっさり残ってる。傷口からいたみ始めてんのもある。うーん、コバエが飛び交ってるぞ。さらに、見てしまったんだよ!加工トマトが真っ赤に熟してんのを。
知ってしまった以上知らんぷりはできんでしょ。ほら、こんなにあるんだもの。
仕方ない。台本書きながら煮るか。洗ってへた取ってつぶして寸胴鍋へ。
1時間ほど煮て柔らかくなったら、フードプロセッサーを突っ込んで、ガーと粉砕。
次にタネと皮を取り除く作業。これ工場だとパルパーフィニッシャーって機械でやるんだけどね。少量ならザルに入れて、とんとんと打ち付ければ、果肉と果汁は下に落ちて、タネと皮はザルに残る。この方法、かなり効果的なので、お試しを!ってもう知ってるか。
ここで香辛料を適当に加え、あっ、そうそう、我が家の特徴は、香辛料にオレガノを入れること、そう、最初からトマトソース風にしてしまうわけだ。さらに煮詰めること1時間、最初の量の1/3程度に減ったらOK、味見しながら砂糖と塩を加え、よしっ、これで行こう!と決めたら火を止めて、酢を入れる。これまた味を見ながら適当に。そう、すべては適当、その日の気分次第ってことさ。
瓶に詰めて、殺菌。ケチャップは酢が入っているから、それほど几帳面にしなくても大丈夫。ピューレとはそこが違う。開栓した後も冷蔵庫で保存できるしね。それが、ケチャップにしてしまう理由だ。
で、出来上がり。ウィスキーの空き瓶がなぜかちょうどいい。ウィスキー入ってたわけだから雑菌は少ないし、密閉性も高いし、大きさもぴったり、雰囲気だってなかなかだ。なんか、楽しくなるじゃないか、ウィスキー瓶が赤く染まってるなんてさ。新種のお酒みたい。ちなみに、今回はティーチャーズとジムビームとベンチマークでバーボンの勝ち。
どっちにしても安酒の瓶。そんなのばっか飲んでるからだろう、って?まっ、それもあるけど、髙いシングルモルトは口がコルクでダメなんだよ、ケチャップの保存容器としちゃあ。スクリューキャップの安酒、ここでもお役立ちってことさ。