ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

演出違えば、芝居も変わる!

2019-07-26 10:01:49 | 菜の花座

 コント大会、近づいてきたぜぇ!あと、9日!稽古日にすりゃ残り数回だ。さぞ、仕上がってることだろな、ってことで、追い込みの様子を見に行った。

 そう、今回も、演出仕上げはメンバーにお任せ。台本渡して、後は自分たちで勝手に作ってくれ、って高みの見物だ。だったら、最後まで任せきって、本番で驚かせてもらえばいいじゃないか。うん、まぁ、そういうやり方もいい。でも、せっかくのコントだ、できるだけ笑いを掘り起こす手伝いもしたいと思ってね。

 今回舞台に上がる3本のうち、1チームは演出以外、全員お休み、って、おいおい、大丈夫なんだろうね。まっ、演出が専属で、つまり役者兼業じゃなくて付いてるし、厳しい人だから、まず、きっちりと仕上げて来ることだろう。

 残りは2本のうちの1本、免許返納もの、いやぁ、驚いた!何が?具体的にゃ書けない。ネタバレしたら申し訳ないからね。一気に突き抜けた笑いを追求している。良く言えばね。見ようによっちゃ悪乗り?これは俺が演出したら絶対!出てこないアイディアだ。お客さんの好みで、反応は分かれるかもしれないが、こんなドタバタもあっていい。笑いに基準なし!笑わせた者勝ちの死闘バトルだ。いいよぉ、その調子でもっと羽目を外してくれ。そう、出演者全員がそのハチャメチャ水準を超えることが大切だ。そこが、ちょっと足りないかな、ってなアドバイスをした。あと、見逃してるギャグシーンもね。

 防犯協会総会でも上演が予定されてる特殊詐欺もの、こっちは、バアサン役者?が演出。得意な分野で、ほぼ手落ちなし。役者も適材適所で、今から客席の笑いが聞こえて来るようだ。こちらのチームには、立ち位置関係で2点アドバイスした。劇中一人芝居シーンは端でなくセンターでたっぷり見せるってことと、電話のやり取りを、思い切って、隣り合ってやってみたら、って常道破りを提案した。

 どちらも、当人たちには気付かぬアイディアを渡せたんじゃないかな。しかも、大筋の演出に邪魔建てすることなくね。後からしゃしゃり出て好き放題口出しするのだけは避けないと、お任せした意味がない。

 それにしても、演出てのは十人十色だ。こんな風になるなんて思いもよらなかった。これが芝居ってもんなんだぜ。台本は設計図じゃない。あくまでラフスケッチ、そういうことだ。とは言っても、台本の良し悪しが、ベース、笑いが取れなけりゃ、それは作者の所為ってことだ。

 コント大会は8月4日(日)13時30分開演。プラザホールの舞台上舞台でやる。菜の花座の他には米沢中央高校の演劇部と笑いヨガのメンバーが出演する。今回も爆笑必死!これで500円は、安い!

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スイカもトウモロコシも守り切るぞぉぉぉぉ!

2019-07-25 13:32:38 | 農業

 集落の役員会。本題議論終わって。

 イノシシ、どうや?

 どうやって?ってなんだべ。出っから、電柵してんだべした。酷ぇもんだ。

 下の畑も、カボチャ、やらっちゃと。

 ああ、ジャガイモも掘っくり返さっちゃ!どこもかもだ。

 うちゃ、カモシカにやらっちゃ、里芋。

 

 ほんね、そりゃイノシシだこで。カモシカは芋なんて食ぁねえ。

 カモシカは豆の新芽だもんな。

 電柵したのにやらっちゃもんなぁ。

 えっ?電柵でもダメなんか?ほんじゃ、打つ手ねえこて。

      ヤバい!我が家の里芋、大丈夫か?

 いや、それがよぉ、電柵張り巡らしたんはいいけど、電源入れんの忘すちっゃんだ。

 ほんじゃ、電線、ただの紐だもの、イノシシくぐって来っこて。

      一座、爆笑。

 そろそろトウモロコシ、気つけねとな。

 ああ、ハクビシンな。

 それよ。木酢、効くと。

 ダメだ、木酢なんて。

 いや、臭い嫌いなんだ。

 ダメダメ。

 灯油、ペットボトルに入れて、ぶら下げんのも効果あっぞ。

 ダメだって。全部やってみた。

 電柵も掻い潜って来っしな。

 やっぱ。ネットだ、ネット。ぐるっと囲んでやるしかねえさ。

 ほだ。それしかねえ。

     よしっ、明日はネット張りだ。

 カラスもスイカ、突くしなぁ。

 防鳥糸とかピラピラテープなんて、一向、相手してねもん。

 カラス、頭いいかんなぁ、ちゃんと時期も畑も覚えてんなよ。

 藁とか、草で隠せばいいさ。

 そんなもんで騙されねえって。

 一番確実なのはよ、コンテナ!実、着いたら、すぐにコンテナ被せる。

 日、当たらねで、おがらねべした?

 心配ねえさ。回りの葉っぱから栄養来っから。

    と、百姓たちの雑談と言やぁ、害獣どもへの対策話し、しきり。

    って、ことで、我が家のスイカ畑はコンテナだらけ。

 

  

 

 

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疲れたぁ!だったら、走ろうか!?

2019-07-24 08:31:48 | ランニング

 認めたかぁない。疲労取れないって、歳の所為なんて。働き過ぎだぜ。酷使しすぎてるんだ、身体を。連日農作業が続き、って言っても数時間だが、そこにランニング、誰だってくたびれるって、疲れ、溜まるって。歳なんて関係ない!と、突っ張ったって、いや、もう無理だよなぁ。間違いなく、疲労が停滞する。疲労物質が全身に行き渡って、そこら中で居眠りしてやがる。

 この間の「ランスマ」NHK、金さんのお悩み相談コーナー、シニアランナーの疲労回復法だった。そうか、やっぱ、あんたらも疲れるか、疲れ取れないか。俺より若いのに、って、大差ないか。で、金さんのお答え、疲れた時こそ走ろうぜ、だった。そうだろ、そうだろ、そう来ると思ったぜ。亮さん出てなかったけど、早く戻って来いよ、って声援込めて、この写真上げておく。

 それはこっちも実践中だ。疲労蓄積、全身倦怠、こんなピンチの時は、よしっ、走ろう!で、ジムへと向かう。走り始めは辛くても、しばらくすれば体が勝手に動き出す。軽くね、抑えて抑えて、ってつもりも、いつの間にか、ペースも上がり、終わってみればいつも通りのトレーニング、なんてこともしばしばだ。効果はまずまず、取りあえずだるさとはおさらばできる。頭や心のもやもやも、ほぼ放逐、すっきりリフレッシュで帰って来られる。

 ただ、金さんアドバイスで違ってたのは、だるい疲れには、ダッシュとゆるランの組み合わせが効くってことだった。あっ、筋肉疲労の場合は、ジョギングと温浴ね。で、さっそく試してみたわけよ、ダッシュ&ゆるラン。前夜のZUMBAレッスン、張り切り過ぎで、グダーっとしちまったんでね。

 7~8割の力でダッシュ、ってことなんで、まっ、5分/キロってペースか。遅っ!ダッシュって言えんだろ、これじゃ。4年前にゃこのペースでハーフ走り切ってたんたぜ。年々、力が落ちる、日々、疲労がたまる。これがお歳取りの現実!ともかく、このペースで必死に200メートル走って、あとはゆるラン800メートル、これを5回繰り返した。金さんが言うには、全力走で滞ってた血液の流れを促すってことなんだが、うーん、微妙。別にゆっくり長く走っても効果は同じ、って感じだな。ただ、短時間で、メンテナンスするには、ダッシュ込みの方がいいかも知れない。

 筋肉痛に温浴、の方は、試さない。痛みが残るほど走っちゃいないってこともあるが、ゆっくり湯船につかる、てのが苦手、ってことが大きい。いつだって、トレーニング後はシャワーだけ。いい湯だなぁ、でのんびり脱力、って習慣はまったくない。まして、サウナなんて滅相もない!!!極力、時間は節約したいんだ。それでなくたって、ジムの行き帰りの時間がもったいなくて、もったいなくて。無駄なおしゃべりはしない、着替えの時間も最小限、常に時間に追われつつ、過ごす、それがもう、完全に習い性。このせっかちはどうにも直しようがない。

 おっと、話しが横道、小径だ。金さんアドバイスの検証結果。短時間で疲労回復を期待する人には効果的ってことだ。ただし、疲れにゃ走るのが一番!ってのは、これはもう文句の付けようない。って、ことで、結論!疲れた時には走る!滅入っている時には走る!頭が回転しないときには走る!ともかく、不調ならば、走る!これで決まりだぜ。

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ジャガイモ作った者勝ち!せいだのたまし!!

2019-07-23 08:43:57 | クッキング

 今年は大丈夫だろ。種芋余ったからって、株間狭くして植えたりしてないし、出過ぎた芽もしっかり掻き取ったし、土寄せも万全だからな。

 去年は酷かった。掘り出される芋、どれこれもピンポン玉大!ちと、大げさだろ。狭い地中空間を奪い合い、せめぎ合いして育った芋たちの惨めな有様。ああ、これじゃサラダ作るったって、コロッケにするったって、10数個も皮剥かにゃならんぞ。思っただけで、うんざり、もちろん、人に上げるわけにもいかず、結局多くがそのまま放置、いつしか芽が出て、捨てるしかなかった。まったく、身勝手な話しだぜ。ジャガイモもきっと怒ってたことだろう。

 こんな痛い体験を生かして、今年は万全、良い収穫だった。ほとんどがこぶし大の適度な大きさ、いいねぇ、でか過ぎず、ちっこ過ぎず。しかも、ビー玉大の出来損ないもいたって少ない。去年はこいつがやたら多くて、収穫するのも面倒で畑にほったらかしたら、春先、あちこちから勝手に芽が出て苦労したんだ。だから、どんなに小さいものでも芋はすべて掘り出し、ネズミがかじったものは、畑の外に出した。

 雨続きの中、我慢できずに掘り上げた芋、そのままコンテナに積むと腐り易い。小屋にシートを敷いて、その上に広げて乾かす。男爵、メークイン、キタアカリ、トウヤ、それと赤ジャガの5種類だ。まじり合わないように、お隣さんを工夫して広げた。赤ジャガ間にキタアカリとトウヤとかね。

 さあて、今夜は久しぶりのポテトサラダか?いや待て、ジャガイモ収穫となりゃ欠かせぬ名物料理があるだろう。そう、せいだのたまし!あのちっぽけな出来損ないが、またとない絶品惣菜に生まれ変わるのだ。

 拾い出した小粒どもは、水洗いしたら十分水切りして、油で揚げる。それを鍋に移して、砂糖、酒、みりん、味噌、それと水を加えて、炒り煮する。

 水分が飛んで、芋に甘辛の味が絡めば出来上がりだ。おっと、最後にごま油、忘れずに。出来立て、うむ?ちょっと柔らかく煮過ぎたか?味も塩っぱい。家の味噌、塩分大目だからなぁ。みりんと砂糖を足して再度に詰めて、よしっ、これだ!でき掛けもいいが、冷めた方が、ジャガイモがしまって美味しくなる。味も馴染む。鍋にいっぱい!日持ちもするから、1週間近くは楽しめる。酒の肴としても、よしよしだ。

 農家でなくっちゃ味わえない味覚っていろいろあるが、この、せいだのたましは、ジャガイモ作ってる者の特権だな。収穫の邪魔もの、半端ものが、食卓の主役に大変身!どうだ?スーパーじゃ売ってないだろうが。これぞ、農家暮らしの醍醐味ってやつだぜ。

 今年の収穫の写真も。

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生徒創作2本!よくぞ!!置賜農業高校演劇部定期公演

2019-07-22 09:06:36 | 演劇

 うーん、急げ!始まっちまうぞ。で、でも、あと1列だから、ジャガイモ掘り。明日からまた天気崩れるって言うし、茎も葉もすでに枯れてるし、曇り空だが2日続いた降雨ゼロ、ここはどうしても掘り上げてしまいたい。

 ふー、やっと終わったぜ。小屋の中に広げるのなんて後、後。それ急げ!昼飯?そんなもん、運転しながらコンビニパンじゃ。おお、食いながら運転、よくやったっけ、演劇部顧問現役の頃、って、どうでもいい。事故起こさぬ程度に全速力、あっ、これ内緒。

 駆け込んだフレンドリープラザホール、ありゃりゃ始まってるよぉ。遅刻だよぉぉぉ。って、もらったパンフレット見たら、なにぃぃぃぃ?!1時から2本立てぇぇぇぇ!てっきり2時からだと思い込んでた。まさかの1時開演、驚きの2本立て!

 そっと後部座席に身を潜めて、2本目『とある愛好会の話し』。どうやら学校怪談、らしい。夜な夜な校舎内を亡霊が徘徊している。夜の校舎で同好会メンバー数人がお泊り会?肝試し?を決行。前半は、泊まるメンバー集めたり、許可とったりのやりとりあれこれ。この高校生のおしゃべりはさすが現役、無駄話しふんだんでリアルだ。こういうのは、高校生、得意のところだ。後半は深夜の校舎で幽霊との遭遇、その正体が実はメンバーの一人だった。う?一人なのか?他は?農作業に疲れた頭脳では追跡不能。なんか、殺したい、とか言ってたけど、あれはなに?うーん、なんだ?要するに仲間から孤立して死んだ、自殺?生徒がサークル仲間を引き寄せたって筋立てらしい。でも、はめち、とかってただの誤解で、仲直りする、ってこういうことかな?

 まずは、しっかり1時間、セリフで埋めたのは大したもんだと思う。1時間の芝居、セリフを繋げるって大変なことなんだ。無理や無駄があったとしても、それ責めることできない。無理、無駄、遊びも劇のうち。ただ、幽霊が生身の人間に交じって行動するって話し、結構書くの難しいんだよ。最後で種明かしがあるんだけど、前段で十分に伏線を張っておかにゃならんのよ。なんか、あの子おかしいぞ、とかなんか違和感ありだ、とか。その暗示の中には、死んだ少女の物語がくっきりと印象付けられてることも大切なんだ。仮に、その子の名は伏せるとしても。そうなれば、その子との関係性も浮き出てくる。そういった学校の階段のルーティンを十分押さえられられなかったのが、も一つ分かりにくかった原因なんだと思うな。

 作ばかりか、演出も自分たち、って以前の置賜演劇部じゃなかったことだ。生徒たちのやる気と力だね。もっとも、かつての演劇部員だって、劣ってたってことじゃない。単に顧問が、やりたがりで、何でもやっちまう、生徒の自主性なんてお構いなしの人間だったってことだ。許せ、出しゃばりだった!

 演出っ点では、教室の壁はきれいに出来ていた。きれい過ぎかな?張り紙ととか物がかけてあるとかあってもいいかも。それと、教室内はもっと机と椅子を多く置いた方がいい。それらを使ってあちこちで演技すれば、もっと動きが出てきたと思う。後半、中割幕を下ろして、その前で幽霊との遭遇場面としていたけど、中割前の演技てのは、あくまでつなぎだと思う。場転とかの。教室の装置で、照明を上手に使った方が効果的だった。あと、終わり方かな?えっ、もしかして、これで終わり?って感じだった。

 それにしても、これだけのものが2本のうちの1本だなんて、凄いことだと思う。どちらにも出演したりする部員もいたようで、稽古、大変だったろう。よぉやった!この迫力で、大会の方もどこまでも突破して欲しいもんだね。

 もう一本も『無名』高校生らしくないタイトルで面白そうだな。 

 

 

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