2022年10月29日(土)
宇城市不知火町松合地区は、宇土半島の南側にあり不知火海に面した、醸造と漁業の白壁土蔵群がある。「リング」の貞子の母のモデルとなった女性の出身地でもある。
松合の白壁土蔵の街並み。ここを訪れるためJR三角駅前から路線バスで約50分乗車。バスは国道を逸れ、途中いろいろな集落内の狭い道を通ってバスは来た。みかん畑、山道からの不知火海など景色は良かった。バスはほぼ私一人の貸切状態で、運転手もとても親切だった。
喜多方、松崎、倉敷などたいていが四角形のナマコ壁だが、松合は八角形であり、多分、初めて見た。
松合の集落内から見た港。写真左の橋は国道。橋の向こうの水門のようなところは不知火海。
路地で下の方を向いたラッパのような花をよく見かけた。多分、チョウセンアサガオという花。
長い白壁の路地。
リングの貞子の母のモデル「御船千鶴子」の生家跡。寿司屋で昼食中、貞子の母がこの街出身ということを聞いた。全てフクションだと思いモデルが存在することも知らなかった。生家跡は集落内なので歩いて訪れたが、墓はみかん畑や不知火海の眺望が広がる山を登ったところにあるので寿司屋の大将の車に乗せてもらい行った。
松合郷土資料館内の「御船千鶴子」の資料。バス停でバス待ちしてたら郷土資料館を管理している人から誘われ入館(無料)。彼女は明治時代、透視により炭鉱を発見、遭難船の乗船した人の状況をあて、全国的に有名になった。その後、学者が彼女の透視を公開実験した際、マスコミ等から真偽の疑惑をもたれ、最終的に彼女は服毒自殺した。
永尾剱神社(えいのおつるぎじんじゃ)。こちらも存在自体知らなかったが、松合の寿司屋で昼食中に、せっかくなのでと奨められた。集落から徒歩で15分程度、不知火海のすぐ側の山(丘?)の上にある。創建716年の歴史ある神社。この神社から旧暦の8月1日、蜃気楼現象である不知火が見えるとのこと。
永尾剱神社の階段の下にある海中鳥居。上の写真下部の参拝記念板イラストのように旧暦8月1日の未明の干潮時に、蜃気楼現象である不知火が見られる。