自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

難治喘息:無謀な試み

2013年01月20日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

バランス崩す       平成25年1月20日

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案の定、当時の 難治ぜんそく患者と何人の医師からも

レッテルを貼られたMさんの体は、 

自然治癒の力を発動させようとしても、長年の副作用の強い薬の服用で、

体が制御されていて、馬力がかからない。

 

来られた当初はこのような体であった。

冷房をガンガン効かせても まだ体が熱いと感じる。

冷え性にもかかわらず、寒い冬でも、薄着で何とも感じないという、

体の自然対応機能が、弱かった。 

これは気温と体感の話だけではない。

そういう場合、部屋の通気性や、空気の濁りや 環境の気の流れなどに無頓着になる。

健康な身心は健全な気の流れと、空調を自然と欲するものだから、それに、鈍感

になることは、体の自然対応機能が弱くなっていることを示唆する。

 

さらに 空調や気の流れの感知 だけの話でもない。 

その場のエネルギーの質が、自分が受け取るエネルギーの質が、どのようなものか、

体感・納得できるかどうかにもつながる。 

その意味で、体の自然対応機能は、セラピー効果を十分高めるためには必要だった。

 

Mさんのセラピーは、全身の気のバランスを整える事から始めた。

しかし、一筋縄ではいかなかった。 

ステロイド服薬を長年続けた副作用で 負荷を持つMさんの体に

どのような形で雪解けが訪れるのか?

雪解け、それは、気の流れが滞って、氷結していた、部分がほどけていくことを意味する。

予想していたとおり Mさんの、、強い、好転反応が セラピー後に出てきた。

本人の体が 私に映るため、その反応は、私自身の体で受ける。

普通のセラピーの方達とは 比べ物にならない強い反応が 私の体に現れた。

Mさんのセラピーが終わると、その日は ぐったりして、翌日まで寝込むことがあった。

 

その分、Mさんの体は好転していったと思う。 

Mさんの体の負荷の部分(縮んだ気流箇所が伸びるとき)を、私の体に移すことは

意図的でもあった。

私の体に その縮んだ部位を移して、昇華させる。

それでないと、Mさんが必要以上に苦しむことになるだろう。

ただでさえ、毎日薄氷を踏む思いで、闘病されていたのだから。 

 

しばらくは、このようなセラピー方法を続けるために、セラピーの間隔期間は 長くとらせてもらった

重症にもかかわらず、そんな理由から、当初、しばらくは、3週間に一度のペース、其の後は2週間に

一度のペースで、セラピーを続けた。 

Mさんは セラピー後、アートマ理論も 同時に勉強され 帰宅された。

”ヴェーダの不二一元論”、”般若心経の空” についてなど、真摯に学ばれて、

心と肉体の関係を理解された。

こうして、心の向き方が変わると、次第に、体は、変わっていった。

 

数か月後の夏休みには、吸入器を車に積んで、ご家族で奈良の三輪山に上られるほど

元気がでてきた 

病と闘う日々、”旅に出よう” という 気持ちなどになれなかったいう。

                                                             

ご主人が、ドライヴに誘い、はじめは近場の大山あたり、そして、夏休みには、とうとう、

泊りがけの旅行も試みた。 

それまでは、泊りがけの旅行など考えてもいなかった。

喘息が始まって以来、数年間、夜間の喘息発作の恐怖と苦しさで横にもなれず体を起こして寝ていたからだ。

しかし、例外の時間もあった。

セラピー中は 最初から、拙宅の布団に体を伸ばしていられた。

しかも、咳の一つも出ないで 2時間が過ぎることを本人はいつも不思議がっていた。 

 

2か月もしないうちに、2年間、毎日8錠 アレルギークリニックの医師から飲むよう言われていた、

ステロイド錠剤が 半分以下に減らされた。 

ところが、2011年秋以降、Mさんは、無謀な試みの誘惑にかられた。

自分で 密かに薬(ステロイド)を 医師との相談なしに、減らしていた。

そして2012年1月始めには、ステロイド錠を全くとらなくなっていた。

このことは医師はもちろん、私も知らなかった。 

そして、気がかりにしていたとおり、体のバランスを崩してしまったのだ。 

それ以外にも 心の要因があったことは否めない。 

精神的に、いろいろ悶々とする体質が抜け切れていなかった。

仲間外れにされた、自分は嫌われている、 理解されていない、 など、あるいは、 

ご自身の心と体のアンバランスに対する焦りや、さまざまな、マイナスの想念も、 

そこには浮上しかけていた。

無意識に 人を傷つけていた部分もあった。 

そして、それは自分を傷つけていた事でもあった。

 

それらの要素が組み合わさり、2012年1月末、救急車で 某大学病院のICU室に 

搬送されたという報告をご主人から受けた。

数日間の短い入院。

 セラピーは続けていた。 

当時のMさんは、自浄作用がどんどん起きていること、

さらに、ますます精神的に自分自身を深く掘り下げていることが印象的だった。

 

退院後も、だれにも告げず、Mさんは、ステロイドを拒みつづけ、再度の発作で倒れる。

度目の入院となった、

この時、私はお見舞いに伺った。

Mさんは、枕元に、”自分の本質が、空であり、アートマであること” について、

私の差し上げたパンフレットやご自分の愛読書を置いて、心をそこに常に焦点を合わせるように 

していると語った。 

 

そして、痰が驚くほど出て、そのたびに、浄化作用で、悪いものがどんどん体から排出されて

いる体感を持たれ、ある意味 ご自身の生命力への自信が深まったかのようだった。

  

一度目の入院4日目: 酸素チューブを入れて・・・・眼力があって、病人らしくないMさん

2度目の入院時は、入院2日目に、自己呼吸ができていたので、酸素チューブは取れていた。

生命力の発露の大きさの違いが、一度目と2度目の入院時の比較でよくわかる。 

詳細は、本人手記で・・・・

 

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