難治喘息患者Mさんからのメッセージ 平成25年1月26日
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ご本人の了解を得て写真を掲載しています。
Mさんはアートマセラピーを受け始める 1年前から新幹線には乗れませんでした。気圧の関係とかで、以前、
2時間の新幹線の道のりの間、強い発作に見舞われ、それから 新幹線に乗車することへの恐怖心が取れなかったそう
です。何年もの間、夜間の発作が続き、横になって眠れない状況が続いていたので 体力もなかったでしょう。
アートマセラピー施術開始後3か月後に、やっと、自動車に 喘息発作に備えての器具や、吸入装置を積みこんで、
ご主人の運転で 何年かぶりの家族旅行が実現したのでした。この夏休みは、いよいよ、新幹線で広島まで行くことを
決心したそうです。こんな、エピソードを語ってくれました:
” 今年は主人から、新幹線で行かない?って誘ってくれたんですよ。今までだったら、’私の体がつらいのに、新幹線
なんて! 思いやりが無いのね’~と言って、夫婦ケンカしていたでしょう。でも、私もすっかり、自分に、自信がで
きて、発作のほとんどなくなり、主人も、そこを理解してくれているからこそ、新幹線に~と言ってくれたことが判っ
ているので、有り難く、新幹線で、旅行に行かせてもらいます。”
昨日のMさんが当時を振り返って語る、喘息手記続き~
昨日の2度にわたる、入院時の比較図をみてくださるとわかるように、2回目はずいぶん 体に力がついていました。
その時の痰の出かたや 回復力は 驚く程 で、その時まで心の中にあった 薬への抵抗心にも変化がありました。
それは、薬の中には、治って欲しいと願う人の 心や愛情が籠っていて、その愛念が 薬として、現れているという
ことに気付いたのでした、担当の先生方へも、感謝の気持ちでいっぱいになり、湧き上がってきた感謝と愛情の念に
有り難く繋がらせてもらおうと、今までのような薬への抵抗感もなく、入院中 治療をして頂きました。
周囲と調和し、薬とも調和し、おかげで、回復力の速さは担当の先生方も信じられない様子でした。
“(はじめの症状を観ていたら、こんなに早い退院は)あり得ない事だけど…” と、感想をもらされて、予定より、
ずっと早く6日間ほどで退院できました。
退院後、須田先生の所へ セラピーを受けるため、伺いました。先生は、
”アートマセラピーは、自然治癒力を高める目的で行われるので本来は自然治癒力で回復することが望ましいのですが、
今回のような、特殊な場合は、まれに、薬と相反して効果が期待できない場合もあるので、ご了承ください。
医療行為ではないので、あくまで、自己責任のもとで判断して、納得したら、セラピーを継続してください”
といわれ、”体と心のバランスの大切さを知ること、 ”バランスを急激に壊さない処置の大切さ”について再確認しま
した。そして、”今後、自己判断で 急激な薬を減らしたりしない””平成24年2月に入院し、処置を受けたS病院で体が
安定するまでは定期的にチェックを受けること”ことの2点の合意をすることでアートマセラピーを 引き続き、受け
られることになりました。
退院後の治療は、病院に行かなければなりませんでした。自分を受け入れてくれたS病院の担当の医師とは、退院時に
一つの約束があったからです。それは 重症患者にだけ 国で認められている治療薬を病院の方針で始める事でした。
私は 今までの沢山の思いが 重なり とても悩みましたが、様々な不安も、自分の心を常に、実相完全な、アートマ
に合わせ、2度目の入院で感じた 薬の中にある愛情と繋がろうと…新たな治療を決心しました。
この治療では ステロイドを減らすため 他の薬が投与されました。テロイドの副作用の怖さは 私は身を持って体験
していたからこの薬を ステロイドに代わって受けいれることができたのかもしれません。
医師は、抗体をつくる薬だから、ステロイドとは本質的に異なるとも
話していました。
ステロイドの副作用について
私は8年前から ステロイド服用や点滴を繰り返していました。その間の多量なステロイドの服用、八年間で何百本
ものステロイド点滴による治療、その他様々な お薬で 一応、命は取り留めていたものの 大変な副作用を経験して
きました。ステロイドでは、ホルモンのバランスが崩れ、半年前後も止まらない出血、それによる酷い貧血で何日も、
鉄剤や ホルモン剤の注射に通ったり、激しい咳で 弱くなった肋骨骨折(今までに7本くらい)して、毎日血圧が
とても高く、浮腫も酷い状態で、頭痛も酷く一時的に半身が痺れ、倒れる時もありました。
また免疫抑制剤 では飲んだ翌日から耐えられないほどの胸の痛み、動悸や吐き気、全身焼けただれるうな激痛で
それに襲われると10日間は全く動けない日を過ごし 恐怖感にも襲われました。
そして 一般的に必ず使われる、吸入ステロイドを使えば、喉がただれ、どんなにうがいをしても喉や口の中全体に
カンジタが出来、喘息の悪化や何年も声があまりでない状況になってしまいました。
こうして、 S病院の治療も始めましたが、回復力は 退院後も目覚ましくて、血液検査や肺の中の窒素量、
ステロイドの量にも表れました。血液検査では、アレルギーと関係のある、IgEと呼ばれている値に凄く変化が現れ、
元々は 700程の値が 入院当初3000以上まで急激に上がりその後、退院後位から急激に下がり始め、現在一年程で
300前後まで下がりました。
アートマセラピー受け始めて3か月後 何年ぶりかの 泊りがけ旅行
1度目と2度目の入院時のステロイド点滴量、錠剤、酸素マスク、歩行可能日、痰の出方の比較が以下です。
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①一度目入院の時のステロイド点滴量~10本、錠剤~毎日6錠、酸素マスクつけた日~4日間、
歩行開始日~5日目、痰の出方~ほとんどなし
②二度目入院(同上)~4本、(同上)~毎日4錠、(同上)1.5日間、(同上)3日目、(同上)
ティッシュボックス2箱/1晩
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須田感想)一度目の入院時は 喘息発作は、あくまで薬で抑えられていた。なので、自然治癒力発動結果である、
痰もほとんで出ることがなく、常に、肺に圧迫感があった。そのために、酸素が思うように肺に入ってこなかったと
いう。酸素マスクは4日間つけ、ブログの写真に見られた、酸素チューブと替えられたのは退院直前の日たった。
一方、2度目の入院時は、かなり、一度目の時と異なっていた。まず、痰 が自浄作用でどんどん出た。ティッシュ
ボックスを一晩で2箱使うほど、大量の痰が排出された。さらに、酸素が 正常に、肺に入ってくるのも早かった。
2日目には マスクもチューブも、取り外せていた。其の後は自力で 十分呼吸ができるようになっていた。
こうした 違いは、1回目の入院時と比べ 顕著だった。車いすを使用しない、自力歩行 に関しては一度目の入院時
は 足が重く、退院前日まで、車いすだった。しかし、二度目の入院時は、3日めから、歩くことも難なくできたそう
だ。 そのため、退院後も ついつい動き回ってしまい、体が疲れを感じるほどだった。まるで、”駆け出すことができ
そうな気分”になるほど、軽やかな足取りに感じたという。
こうして、2度目の退院後は、肺の酸素吸入が満たされて、ステロイドは術後4錠から、1月に1錠ずつ減らすことが
できて、退院後、4か月目には、1錠になった。セラピーに来られた、約半年前(入院前の)には、一日8錠の量を
とっていたことを考えると、体への負担はずいぶん減ったと思う。
体験筆記者 Mさんの写した 滝の写真(神奈川・塩川滝)です。 セラピー中、Mさんは、この滝壺に立たれた
ときと同様の、涼しい、清らかな冷たい空気を何度も体感しています。また、 救急病院に運ばれた 昨年1月にも、
同じ空気を体感したそうです。
必死に心で祈った、すると、空気が入らない、苦しかった気管支から肺臓へと、霊妙な空気道が一筋通ったことは、
手記に述べられていました。
それは、まるで、小説、”クモの糸” の中で、 地獄に投げかけられた、蜘蛛の一本の細い糸のようです。
それを渡れば地獄から、天国にいける、そんな話しを 現実にしたような、一筋の、細い、息の通り道。Mさんは、
その時、ひたすら、そこに思念を集中して、 ”どうにか命を保つことができた”と話しています。
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