自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

映画の一コマ、人生の一コマ、原理は一つ 

2014年07月07日 | 健康のための心の波動

”臨死体験のパノラマヴィー”考察 2014・7・7

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平成25年2月24日のブログに以下のような

ムーア博士が医療現場で体験した、患者の臨死体験レポートを

まとめたものが出ている。

すべての体験に”共通した要素” が いくつか、みられるという。

そこの部分をもう一度掲載させていただき、今日のお話しにすすめたい。

 

ムーア博士によると臨死体験をした患者の

共通した要素を、起きた順でたどると~

(1) 担当の医師からの 死を宣告 

(2) 長くて暗いトンネルを急速で、通過するような感覚。 

   耳鳴りの音や唸る音が、聞こえる。

 

(3) トンネルを抜けると、突然、自分の物理的肉体から、抜け出した自覚 。

(4) 傍観者のような、もう一人の自分。

    自分の物理的肉体を見下ろして、医師たちが物理的肉体を蘇生させるべく、  手を

   施しているのを観察している。 混乱する

(5) 今、自分の体の自覚ある自分は、先ほど抜け出した物理的肉体とは異質

   であることに気が付く。

 

(6) 今、ここにいる自分に会いに来てくれている人たち(亡くなった)に気がつく。

   と同時に、光のように輝く、暖かい、愛に満ちた存在が現れた。

   仮に 光の生命 と呼ぶ

 

                        

(7) 光りの生命 は 自分の一生を総括する質問を投げかける。

   その時、自分の一生に起きた事柄が一瞬のうちに 

   目の前にパノラマ写真の連写で再生。

(8) 自分 が 現世と来世の境目に来ていることを知る。 現世に戻らなければ

   とわかっているが、光の生命と出会ってから、安らぎと愛に圧倒されて、このまま、

   ここに留まっていたい誘惑

 

 

 

 

   

(9) 私の意識は再び、自分自身の物理的肉体と 同一化(蘇生)

としている。

 

ここで、(7)に述べられているパノラマ現象について、少し考えてみたい。

医学博士の 前出 ディーパック・チョープラ氏 は臨死体験における

量子学的に分子の中に見られる空間を占める波動を考えたとき、

次のように述べている。

 

”人々が臨死体験をするとき、彼らは一瞬、いつもより高い周波数で振動し

そして、通常の振動周波数に戻ってくるのです。

人はよく死ぬ最終段階において、ほんの一瞬の間に自分の一生を

眼のあたりにします。

それは、この体験が光速で移動するフォトン(光子)をとおして

生成されるからです。”

 

エレクトロン(電子)とフォトン(光子)の存在は物理学の中で

すでに証明されているのだが、それと パノラマ映画と

どう、関係あるかと、もう少し分かりやすく言い換えると

映画のフィルムのリールのコマに喩えに説明できるかもしれない。

 

映画のスクリーンではその情景が連続性をもって、自然に人が

動いたり景色が変わったりしているように見えている。

しかし、実際は映画のフイルムのコマの一コマ一コマの断続的映像が

有る速度で流れて、目の錯覚を起こさせて コマ切れの空白感を感じる

ことなく、連続的に情景が動いているように見える。

 

静止したコマと次のコマの間には 映写機をみればわかるように、

ほんのわずかな時間的オフの時間(スペース)があるのだが、

そのオフに気が付くことなく、私たちの眼はオン状態だけの部分を

つなぎ合わせて脳に一つの流れ有る事象として認識させている。

 

同様、テレビの画面で人物が動いていても、実際は

電子と光子が点滅したり、消えたりしているだけだ。

 

無色無受想行識・・・・まさに、映画やテレビの画面から受け取っている

映像は、感覚知覚器官のトリックといえそうだ。

 

私たちの知覚はオンを意識し、オフを認識しないから、こうした

トリックが成立している。

そして、覚者は、人生の出来事、悲しみや喜びも、感覚知覚器官の

トリックにすぎないと教える。

人生はマーヤ―(迷妄)だとか、リーラ(瞑想劇)だというのも

こうした考え方がそこにある。

 

連続性は意識の中だけに存在しているということにもなる。

話しを臨死体験の時に見るパノラマに戻すと、

すべての自分の軌跡の情報を持つ光子が点滅して次の光子が

また点滅しながら、一瞬のうちに 自分の犯した罪や為した善事、

人に与えた悲しみや人から受けていた恩寵、などなどが一瞬の

うちに眼前に映画のごとく展開されるというのだろう。

 

 

 

参考文献:

”かいま見た死後の世界” レイモンド・A・ムーディ・Jr. 中山 善之訳 評論社 昭和58年

レイモンド博士について: バージニア大学、大学院で哲学専攻

1969年 哲学博士号取得、 3年間 ノースキャロライナ東部の大学で教鞭をとる。

1972年 バージニア医学大学に入学。医学博士号を取得。 1965年 死後の世界の体験談を

聞き、その後、死後の世界体験者に面接。 特異な分野研究を行い今日に至る。

 

 

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