自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

意識界の話:第4・第五とは?

2014年07月25日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

宇宙意識と超越意識~生かしあう生活     2014・7・25

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心理学者は次のように述べる。

私たちの3つの意識状態が、今の生活を支えているというのだ。

その3つの意識とは

起きている状態~目覚めて活動しているときの意識

夢を見ている状態~寝ているときに夢を見ているときの意識

眠っている状態~熟睡して 心身ともに安らいでいる状態

そして、4番目の意識状態というのがあり、この状態に意図的に

持っていくことは可能だという。

 

いわゆる瞑想しているとき、心の雑事に右往左往する

状態をいったん止めて、静寂の中に意識をもっていくとき、

4番目の意識状態に入るドアの前にたっている。

この意識状態に入ると、どのような変化が起こるのだろう?

私たちの現在意識の次元を超えて、現実生活からも超越した

心持を体験できるということでもある。

覚者は言う。

私たちは本来4番目の意識で 垣間見ることのできる純粋

な中道をいく魂の考えを 自我という色眼鏡を通して

外を観るから、さまざまな曲折した現実がそこに現れてくる

と。

この4番目の超越意識には、

時空もなく、因果関係という物質世界やこの地球の生活に見られる

束縛を この身は地上にいても感じることは無いという。

束縛が無いのだから、超越意識(超純粋意識、アートマ意識)が

そのまま反映された世界に住むことになる。

だから、”真の自由”を味わえるのだが、実際はエゴ意識が

立ちはだかってなかなか、第四意識に入り、超越意識が 現実に

そのまま投影されることがないので 中途半端な瞑想では、

人は悲しみ、苦しみ、矛盾にとまどいながら 感情に翻弄されて

生きざるを得ない。

このブログでも時々扱う言葉に宇宙意識というものがある。

他の言葉では、宇宙に満ちている生命とか、宇宙の大調和生とか、

統合性か、そう生かそうとする宇宙意思とか、 いろいろな

表現をしてきたと思う。

 

この宇宙意識は言葉を言い換えれば、第四の意識の延長線上

にある。

アートマ[魂)を垣間見るだけではなくその意識状態を

維持できる時間が長くなると、宇宙意識を体験することも

可能だ。


そんな意識に到達した人達がいるのだろうか?

はい、筆者が知る限り、ヒマラヤの大師たちや、ヨギ達は、

この意識に入って至福を味わっていると、思うのだ。


あるいは、聖人と言われる人達、キリストや 釈迦などは、

この宇宙意識に達し、人々とそれを共有するために、

いそしまれていたのだろう。

 

聖書には、キリストの言葉として、”我が国はこの世の国に

あらず”という言葉が残されているが、宇宙意識に満ちた

キリストの観る世界は、現象に捕らわれている人達が

創りあげる(た)権力的社会とは、まったく異なる世界を

さしていたのだろう。

 

瞑想はいつが一番効果的だろう?

朝起きたとき、夜寝る前のタイミングが 適した時間帯

と言えるだろう。

朝、まだ、第2、第3の意識の中を彷徨しているとき、

静かに坐して自分の魂の扉を開けて観る。

そうすることで、色眼鏡をかける以前の 至福の自分を

垣間見て、そこに波動をあわせることができるだろう。


こうした波動で一日をスタートすることが、そのまま、

制約ある世界に生きながら、意識は”中道”を保って日常生活

を送る手助けになるだろう。

 

寝る前に瞑想するのは、煩雑な事象で疲れた心に再び、

中道の心のバランスをとることによって、安眠と心身への

癒しにつながるに違いない。

 

自分の意識をコントロールするということ。

誰にでもできるのだが、たとえれば、打ちのめされそうな

悲しみや苦しみに直面したとき、難球としてグローブに

受け止めるキャッチャーのように、受け入れるという

ことだろう。


それをもっと、つき進めていけば、自分の生理機能や

健康状態を元気に維持するために 自己意識のコントロール

こそ、大切であるということになる。

心身一如だからだ。

 

第5意識は宇宙意識そのものだから、他者も自己も同じように、

生かそうとする愛以外の何物でもない。


心身は自分の意識が第5意識につながったとき、きっと、

”生かされている”という認識で静かな喜びに満たされる

だろう。

生かされるという意識は、そのまま自分自身が 

”生かす”という主体性意識に替わるから、生かせば生かせられる

という法則にのって、ますます順気がめぐり、新陳代謝も

活性化して、体の健康につながるだろう

一人でいるのが楽しいという人がいる。

孤独でも何とも感じない、かえって、人間関係の煩わしさ

がなくて良いという人もいる。


ところが 第四意識、第五意識にはいると、そういって

いられなくなる。

自分は一人では生きていけない。

生かされている存在だからこそ他者との共有する大きな力を

感じられる。


すべての事象は人間関係がからんで成り立つと実感する。

男性なら女性エネルギーが必要だし、女性なら男性エネルギー

が陰陽調和で必要であるだろう。

陰陽の力は自分の内にもあるが 善き人々とのつながり

の中でバランスをとることができる。

攻撃的だけではだめだし、守備の力が必要だ。

外に向かう勇気とともに、内に進む優しさが欲しい。

 

太陽が昼間活力を与えるが、月の満ち欠けによって、

生物のリズムが生まれる。

こうしてみると、他者との関係の大切さが身に染みる。

 

人を生かすこと~その人本来の魂が喜ぶように、

配慮しあ得る人間関係を広げたい。

生かしあう生活を送るためにも ときどき、第四の意識

に入って、”本当の自分”、”本当の相手” を認識すること

が大切なのだと思う。  

本来のその人が喜ぶことは何か? を知るために・・・・

 

 

 

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