*1(上、シルディサイババ)
前回4月2日のサイババ師の”3つのWを求めなさい”というお話。
究極の”ヨギの道”は 現実生活でどう生かされるのだろう?
まず、はじめのW ,Wは work=働く-の頭文字、は、
”傍(はた)を楽(らく)にする”の意味。
そういう意味では、給料を得る得ないにかかわらず、多くの
人は働き続けている。
サイババ師の述べる、二つ目の、Wは、”Worship”の頭文字。
意味は、神への崇拝。
崇拝とは、具体的に、どのような行為だろうか?
日本では、ヨガというと、インド式呼吸をとりいれたストレッチ
運動をさすことが多い。
日本でのヨガは、ほとんどが’ハタヨガ’と呼ばれるジャンルの
ようだ。
それは、’アサナ’と呼ばれる体系化されたポーズをとり、身体浄化’
や、深い瞑想を可能にさせる’心身の整合調整’を目的としたヨガを
いう。
ヨガの種類としては、他には、
①カルマヨガ、②バクティヨガ ③ギャーナヨガ ④マントラ
ヨガなどの分類が、インドではされている。
①カルマヨガ
カルマの意味は、’行為’という意味。
このヨガは、日常生活の中で行われる。
worshipの真心を込めて行動する所に特色がある。
誰の中にも神は存在するから、相手を喜ばせるために、つまり、
相手の心に在中する、’神を喜ばせる’ために、第三者に対する
行為を行い、かつ、自分自身の神を喜ばすために、一人でいても
一つ一つの行為所作の中に、可能だ。
ほかには、言葉と、行為と、思いを一致させることも、このヨガの
たとえば、日本人が持つ、’おもてなしの精神’や、細部に気を抜かない
職人の’モノ造りの精神’の中にも、共通するものがあるような気が
する。
②バクティヨガ
バクティという意味は、’献身的な服従’のこと。
これは義務感の伴う服従ではなく、上にも下にも、左右にも、
次元を超えて満つる神の息を感じ、その感謝と、感謝からくる、
神への行為をさす。
言い換えれば、この瞬間の当たり前に息を吸い、普通に生活して
いる事は、実は、当たり前でない奇跡だと、受け止めることかも
しれない。
③ギャーンヨガ
ギャーンとは、智慧をさす。
真理と本物の叡智を知るためのヨガ。
サイババ師が加えた最後のWの’Wisdom’の意味は、日本語では
智慧だが、サンスクリット語では、ギャーナという。
実際の、ヨギの修行では、ギャーナヨガと呼ばれ、般若
【バンニャー=自己の本質の神を知る】を体得することで、
輪廻のサイクルから外れることを目指す。
これが、”解脱”といわれるもの。
④マントラヨガ
この行は、私たちには馴染深いもので、御唱えやお経を仏壇や
神棚にあげる習慣の中に、生きている。
マントラは’真言’の意味で、それを唱えることで、真言の波動と
調和し、自然とエゴ【小我】を滅して 大我を実現していく。
このように、日常生活の中で、日本にいても、天竺の国で、古代の
叡智を体得した覚者ヨギの修行が、日常の日々の作業に可能になる。
①②はシルディサイババ師と呼ばれている
昨日投稿した、プッタパルティのサイババ師
はこのシルディサイババ師の生まれ変わり
だと、言われている。
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