宇宙の軸に自分を合わせることって? 2014・5・9
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ブログでさまざまな観点で皆様に生命力や治癒力について
話題を投じてきているが、”アートマセラピーと他のセラピー
と比べて何か大きな特徴は何か?”
とたまに、尋ねられることがある。
今日はそのお話しをさせていただきたい。
”多即一、一即多”という言葉を聞きなれない読者も
いると思う。
表現や言い回しが多々あっても、言いたいことは一つ、
言いたいことが一つでも 状況に合わせて表現方法は
多々あると同様、多様性の中には共通したものが
みつけられる。
例えば、星は無数でも宇宙は一つ、人間は場面場面で
多様な役割とその顔を持つがその人の本質は一つ、
波は無数に海面に湧きたつが海自体は一つである~
というように。
私たちの体でいえば、ここが痛い、悪い と症状が
いろいろ顕れるのだが 症状を抑えることが、
治ったことと思う人も多いようだ。
”本当の原因”があるとすれば、それをきちんと
対処しない限り、症状を抑えても、異なる症状と
なって再び、体に出てくるだろう。
原因は一つでも顕れ方は多種多様のようだ。
風邪ひとつとっても、それぞれ、体の歪みなどに
よって、咳の出る人や発熱する人しない人など異なる。
多即一 とは、このように、
多様性の顕れ方をする表面的症状の奥にも、一つの
共通原因があったり
あるいは、
世の中多くの宗教があっても結局 真理は一つで
あるように、真実の(実存)存在 の側面が
いろいろな形で表れていることをいう。
私たちの”生命力”とは何だろう?
日本人祖先は 万物に神が宿るとし、自然に畏敬を感じ、
多神教ともいえる神道を保持してきた。
石にも木にも神は宿る~とする。
奈良の三輪大明神に参拝した。
その御本体は 祠(ほこら)の中ではなく 裏に続く
道なりにそって、登っていく聖なる山であった。
そして その頂上には聖域としてしめ縄で区別された
場所があり大小の岩が積み重なられていた。
こうして、森羅万象、大自然の中に私たちは神を
見出してきた。
しかし、本来の神とは それら多くの事物にバラバラな
様相で存在しているのもほんとうなら、そこに流れる
大生命言い換えれば、宇宙の生かす力のうねりでも
あるように思える。
話しが飛躍するが、近代物理学で面白い実験結果が
生まれている。
たとえば、
もともと結合していた原子細胞を分離させて離れた
空間においても即座にお互いの反応を感じ取れるという
最近の量子学の研究は何を意味しているのか?
それは ”もともと”ひとつの”一体化”している”全体”を
どんなに 切り離しても、それぞれがお互い、、
多大な影響を与え合って存在しているということだろう。
多様性に富んでいるこの世界の生物や事象も
実は、バラバラに作動している5本指が
根本では、掌(てのひら)にくっついているように、
その生命の大元では繋がっているということかもしれない。
病気になれば、人は病院へ行く。
薬などの物質を使って治療を施す。
これを 癒しの ”ハードな側面”とするのなら、
生命力などの、目に見えないエネルギーの存在は、
”ソフトな側面”と呼ぶことができるかもしれない。
つまり、心と体の関係を考えていくことは
”ソフトな側面” へのアプローチ。
こうしたソフト的側面を無視せず、生体として患者の
尊厳を意識しながら、病気の身体を扱う医師たちも
多いと思うが、先回ご紹介した、、Warren博士は
次のような医師の意見があることを紹介している。
”We need to recognize that patience, grace, prayer,
meditation, hope, forgiveness and fellowship are as
important in many of our health initiatives as medication,
hospitalization, incanceration, or surgery."
須田訳)
忍耐、美質、祈り、瞑想、希望、赦し、友情は
医術、入院治療、癌予防 外科手術などの健康志向型行為
と同様大切なものであることを認識する必要があります。
[須田注:原文では、medetation ~medication,
hope~hospitalizationなどのように、二つのグループ前者と
後者のそれぞれの英単語のごろ合わせで正反対な
要素を述べている。]
さらに、Warren博士は、
”Let’s look at the wholeness in the
universe and see how it is related to the definition of the
word 'healing'" と結ぶ。
宇宙の全体性を把握して、それが ヒーリングと
どう結びついているか考えてみよう というのだ。
逆に言えば、宇宙の全体像を把握することで、
メタフィジカルなヒーリングが達成できると
博士は考える。
宇宙という無限大に秘められた中に、個人も宇宙も
”多”様性の中にある全体の一部ととらえるのなら、
人間個人を生かしている”生命力と共通意思” が
見つけられるというのだ。
冒頭に述べた処の、宇宙の中の多様性の中に潜む
生かす力の原理 をさすのだろう。
それを見つける事がヒーリングの第一義の条件だと
博士はいう。
宇宙を構成している惑星同志が
それぞれぶつからないで調和を図っているように、
人間の体はなんと精巧に調和を保ちながら
生体機能が無意識に休むことなく営まれているのだろう。
私たちの体の細胞一つ一つが 均整とれた調和の中で
エネルギーを交換しながら、刺激し合い、新陳代謝を
行い、免疫性、血液の浄性が 完全に保たれている。
それこそ、宇宙の一なる方針、あるいは共通軸でない
としたらそれをほかに 何と、表現できるだろう?
私たちの体には、”宇宙の意思と生かす原理”の
表現である生命力が満ちているとしか言いようが
ないだろう。
spontaneous healing とは、そのことを
心から納得したときに、自然に、もたらされる
癒しだ。
なぜなら、宇宙の原点 と繋がるから。
宇宙を生かしている力と同様の力がこの体に
みなぎっていることがわかるのだから。
アートマセラピーの特性は ここにあるようだ。
万物すべてを生かそうとするこの本来の生命力に
連なっている波動を心身に流すことによって
アートマの波動を その人の心奥に呼び覚ますこと。
それによって、自動的に、癒しが可能になると
いうことでもある。
施術者も施術される人もこうした共通認識に
たってこそ、後戻りしない心身になることが
できるのだ。
アートマセラピーはだから、本来、他者やハード面には
頼らない。
自分自身が行うセラピーでもあるという所以はここにある。
多くのクライアントの方達が 私を頼らずに、健康体を
保つためにアートマセラピー(Atma Therapy)を個人的に
続行されているようだ。
その特徴は、一旦、あるレベルに達すると、体も心も
後戻りしないということにある。
つまり、”また、元の状態に戻ってしまいました”という
ことはよっぽどの理由がない限り、聞いたことはない。
なぜなら、自分の中にあるバッテリー(大生命)と
繋がったのだから・・・・
そこに、一度繋がれば、いつでも、どこでも、
”自分自身でできる施術”が可能になり、他の助けはほぼ
いらなくなる。
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