六本木一丁目のビルの地階から
エスカレーターで地上に上がった時
目の前には予想外の光景が広がっていた
このビルに入った時には青空でうだるような暑さだったのに
一瞬 非現実を見ている気がして 何かの撮影かと思った。
それほどの天気の急変と激しい雨と激しい風。
さっきまでそぞろ歩いていた人たちはどこに行ったのだろうか
流行の服に身を包み高いヒールを履いた女の子たちは
最初から自然と対峙する気もないのだろう。
ビルの入り口に固まって 不安そうに空を見上げる様子は
砂漠の巣穴に隠れる小動物のようだ
時々思い出したように圧倒的な力を見せ付ける自然よ
それが本来の姿なら仕方がないけれど
私達の驕慢な生活がもたらした結果だとしたら
一番先に復讐されるのは都会に住む私達だろう
* * *
港区は一瞬 台風みたいな雨風でした。
家(23区)に帰っても雨の降った気配はなかった。
まだ あの嵐が非現実だったような気がしてならない。
エスカレーターで地上に上がった時
目の前には予想外の光景が広がっていた
このビルに入った時には青空でうだるような暑さだったのに
一瞬 非現実を見ている気がして 何かの撮影かと思った。
それほどの天気の急変と激しい雨と激しい風。
さっきまでそぞろ歩いていた人たちはどこに行ったのだろうか
流行の服に身を包み高いヒールを履いた女の子たちは
最初から自然と対峙する気もないのだろう。
ビルの入り口に固まって 不安そうに空を見上げる様子は
砂漠の巣穴に隠れる小動物のようだ
時々思い出したように圧倒的な力を見せ付ける自然よ
それが本来の姿なら仕方がないけれど
私達の驕慢な生活がもたらした結果だとしたら
一番先に復讐されるのは都会に住む私達だろう
* * *
港区は一瞬 台風みたいな雨風でした。
家(23区)に帰っても雨の降った気配はなかった。
まだ あの嵐が非現実だったような気がしてならない。