■令和三年 元旦
一年の福を願って、賑やかに調えます。
例年ですと、合羽橋で好みの器を算段して、盛り付けを考えるものですが…。COVID 19故に馴染みの器屋さんが消えた街に、私は出向けませんでした。
そこで、好きで集めてきた、骨董道具と豆皿を動員して、新しい御膳造りを試みました。(ニッコリ)
写真の下側、主客の左手側から、寄ります。
○雲丹に和布、スモークサーモンに千枚漬け (会津塗り、十二季の野山を見立て古木に梅花)
○子持ち昆布、紅白なます、チョロギ (九谷焼、鯰)
○蛸の桜煮、八幡巻 (鼈甲八寸に、松と瓢箪)
○小箱盛り込み
○お江戸の武家雑煮
○からすみ
○かずのこ、海老の炒り煮、黄金こぼれ(胡瓜、いくら、和布)
■吹寄せとして(会津塗り、月、湖沼、丹頂の舞)
筍、海老芋、大黒しめじ、高野豆腐、手綱蒟蒻、梅人参、百合根甘炊き、
堀川牛蒡の射込み鶏、鮑
紅白蒲鉾、伊達巻、江戸の寿司屋の玉子焼き
幸せが集ってくれるよう、願いを込めます。
今回初めて、豆皿仕立てにしてみて、その難しさに唸りました(笑)。物語と味の塩梅の組み立ては、なかなかに難題でした。
ただし、手にとって、主膳に寄せられるので、食べ易いと好評でした(笑)。
さぁ、雑煮椀の蓋をとります。
鰹節一番出汁、かしわ、小松菜、なると、結び三つ葉に炙り餅、吸口は柚子、です。
最後に、小箱の中身を。
黒豆、栗きんとん、栗甘露煮にからすみ大根、をお楽しみとしました。
御酒は、獺祭の元旦届けを。
今年は、霧が晴れる年となるよう、念じる朝でした。
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今年も頑張りましたね~過労死さん
毎年毎年本当素晴らしい
圧巻のお膳にしばし見とれてしまいました
今年も変わらずよろしくお願いします
いつもありがとう 過労死さん
すっかり遅いお返事になってしまって、ごめんなさい。
毎年、楽しんで、眺めてくださる方たちの目が、私を励ましてくださるように、思います。
なかなか、思い通りにならないことも多いから、せめて、段取り通りに、仕上げていくことができる、料理で、リフレッシュしているのが、真相かもしれません(ニッコリ)。
こちらこそ。2021年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。