トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

山を駆る

2010-01-09 | 感じるままの回り道

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 山は朝から賑やかだった。三々五々地図を片手に駆ける人たちが来たのだ。午後は閑散だったけど…。「彼等は山を駆る。小生は竹を刈る」なんてネ。今日も寒い日だった。

 年末にアケビの蔓を取りに行った時も県立大学の女子学生3人が藪の中から現れたことがあった。ぴったりのタイツをはいて空身に地図を持って目印を探していた。方位計を所持しているのに、地図の南北と現地の南北を合わせて見ていなかったから「迷う」のも致し方なかったが、今時にしては健康的でワイルドな催しと思ったものだ。上下ともぴったりのスタイルで少々刺激的だったが着ている方は意に介さないみたいで人相風体の良くない小父さんたちに道を訊いて来た。

 今日もその時と同じゲームだったようだ。昔はオリエンテーリングなんてものをやったことがあるが、それと同じものかどうかは知らない。しかしそれなりのスタイルがあるようでピッタリのスタイルでお洒落をして参加している人も多かった。

 母子の3人連れは竹藪の中で「どうしてこんな苦労をしなければいけないのー!」などと子どもの方が喚いていたが、通り過ぎたときの表情は楽しそうだった。きっと母親が連れ出したのだろうけど「母親に乾杯!」だ。


春立つや

2010-01-09 | 温故痴新

 『春立つやにほんめでたきかどの松』    徳元

 『腹立つや日本芽出なし過度の末』

 『春立つや今日着て登るしらばかま』    卜養

 『腹立つや今日来て告げる派遣切り』